二日酔いを予防する方法知ってますか?4つの対策方法を守ってお酒を楽しもう!

お酒は美味しく楽しく飲みたいもの。しかしうっかり飲みすぎると二日酔いになって後悔することに。二日酔いを予防する方法を知っておけば、翌日に持ち越さずに快適にお酒を楽しむことができます。押さえておきたい対策方法を解説します。

なぜ二日酔いになるのか?

二日酔い 予防

アルコールは、お酒を飲むと血液に乗って体内を流れていきます。そして代謝をおこなう肝臓に送られ、体外へ排出するよう分解されます。分解される際に発生するのが、有毒物質のアセトアルデヒド。

このアセトアルデヒドが体内に蓄積すると、頭痛や吐き気、気持ち悪さといった体調不良が起こるといわれています。これが二日酔いの症状です。

しかし、血中にアセトアルデヒドが検出されなくても、二日酔い症状が起こることがあります。これはアルコール飲料に含まれる不純物が原因ともいわれており、つまり“チャンポン”することで起こりやすくなると考えられています。

そして、アセトアルデヒドを分解できる量は、人によって異なります。分解されるスピードも異なることから、症状の有無などに個人差が生まれるというわけです。

二日酔いを予防する【飲む前】

寝不足や体調不良時は避ける

自分自身の、お酒を避けるべきタイミングを覚えておきましょう。体調を考え、翌日以降に引きずらないよう飲まない決断も必要です。

飲んでも問題ないか、まずは体と相談して、飲み会などの避けられない会食では、当日まで体調を万全に整えておきましょう。前日にしっかり寝ておくのもよいでしょう。

チーズなどの乳製品、油物を先に食べる

二日酔い 予防

チーズや牛乳などの乳製品、揚げ物のような油の多い物は、胃にクッションを作る働きがあります。これは食品に含まれる脂肪分が、胃粘膜を保護するからです。

アルコールを胃にダイレクトに入れないよう、空腹時には避けるのが基本です。もし飲むタイミングが食前なら、胃を保護するような乳製品や脂質のある料理を食べてから飲むようにしましょう。

栄養ドリンクを飲んでおく

しじみに含まれるオルニチンや、ウコンに含まれるクルクミンは、二日酔い対策に有効だとされています。

オルニチンは肝機能を向上させてくれる成分で、アセトアルデヒドの分解をサポートしてくれます。また、クルクミンはアルコールの分解を早めるとして、唾液や胃液、胆汁の分泌促進が期待されている成分です。

これらの作用を上手く利用して、お酒の分解を早めるようコントロールするのです。市販のドリンク剤によっては食前や飲酒前に飲むもの、食後に飲むもの、胃を保護するものなど、狙いはさまざま。目的別に利用するのもよい方法でしょう。

二日酔いを予防する【飲み方】

食事と一緒にお酒を飲む

二日酔い 予防

空腹状態でアルコールを飲むと、急激に吸収され酔いが回りやすくなります。食事をとりながらゆっくり飲むことで、アルコールの吸収がゆるやかになり、体への刺激も弱めることができます。

喉が渇いているからといって、潤そうと一気に飲まないで!まずは胃に何かを入れましょう。

お酒と一緒に食べるなら、野菜がおすすめです。アルコールで失われやすいビタミンやミネラルの補給にもなるため、お酒による翌日の不調を避けることができます。

そして、場が盛り上がっても基本的には一気飲みや“チャンポン”は避けて。なるべく吸収スピードを遅くし、吸収率を上げないよう、ゆっくり飲みましょう。

▼お家飲みを極める!おすすめおつまみ
【日本酒おつまみレシピ35選】栄養士や料理研究家監修のオリジナルレシピを公開!

チェイサーで水分補給

二日酔い 予防

洋酒では“チェイサー”、日本のお酒では“やわらぎ水”といわれるもの。お酒のお供にお水を飲みましょう。一緒に飲むことで全体の飲酒量を減らすことができます。

そのため体内のアルコール濃度を下げることができ、二日酔い防止に役立つのです。飲んだお酒の量と同じ量の水を飲めば二日酔いにはならない、という話もあり、実際には有効です。こまめに飲んでお酒を薄めるようにしましょう。

アルコールの摂取量に気をつけて

アルコールの適量はみんな違うのが当たり前。これはアルコールを分解できる量が人によって違うからです。

自分の適量を知って、その量を守ることで、なるべく症状を起こさないように楽しむことができます。飲み過ぎないよう、今日飲むお酒の量を決めておき、だらだらと大量に飲まないことが大切です。

▼やわらぎ水(チェイサー)を上手にとりましょう!
和らぎ(やわらぎ)水とは?日本酒と上手に付き合う3つの効果を解説!

二日酔いを予防する【飲んだあと】

酔いをさます

まずは落ち着いて、酔いを醒ますために体を休めましょう。といっても、寝てしまうと肝機能が落ちてしまいますので、体を起こして、目覚めた状態でいることが大事です。

つい酔いが残ったまま寝てしまいがちですが、そのまま横になると逆流性食道炎を引き起こすこともあるといわれます。なるべく座った状態か、上半身を少し高く保った姿勢で、飲み終わってから3時間程度は起きているようにしましょう。

お水をたくさん飲もう

二日酔い 予防

アルコールは体内で分解されるときに水分を大量に使うため、脱水になりやすい状態です。飲んだあとはまず水分補給をし、体内のアルコール濃度を下げるためにも、時間をかけてしっかりと水分をとりましょう。

この場合の水分とは、コーヒーのようなカフェインの入ったものや、甘いジュースのような飲み物ではありません。お茶や水など水分としてカウントされるものをいいます。〆のラーメンなどは塩分が多く、水分排出が滞りますので、なるべくなら食べないように。

糖分やビタミンCを摂ろう

体内に残るアセトアルデヒドの分解を促進するため、ビタミンCと糖分をとりましょう。中でも、果物に含まれる果糖が二日酔い対策としてよいとされています。

飲んでいるお店のメニューにオレンジジュースやグレープフルーツジュースがあれば、最後に頼むのもよい方法です。もし普段の生活でビタミンサプリメントを摂っているなら、酔いを醒ましているあいだにサポートとして飲むのが効果的だといわれています。

二日酔いになってしまったら【回復】

水分補給をしてしっかり休もう

二日酔い 予防

水分をたくさんとりましょう。これはお酒を飲む場面では、飲む前から共通しています。お茶や水、ビタミンの含まれたドリンクなどが特に効果的で、カフェインの入っていないものを選んでください。

スポーツドリンクも有効です。体に入った水分は利尿作用を促し、分解されていないアセトアルデヒドを体外に排出するように作用します。これだけでも、二日酔い症状の改善が期待できます。

効果的な食べ物や飲み物

回復期は、胃にやさしいものを食べることも大事です。お粥やぶどう糖のタブレットなどは胃に負担をかけず、エネルギー不足の体へ素早く糖を届けることができます。特にだるさがある場合は、消化する体力が弱まっているので、このようなメニューが効果的です。

頭痛がある時は、血管が拡張し神経を圧迫している状態です。血管を収縮させるために、カフェインをとるのもよいでしょう。痛みが軽減され頭痛の緩和が期待できます。

このような二日酔い症状がある時は、無理は禁物ですが、水分不足は共通して起こりますので、まずは水分摂取が基本中の基本です。飲んだ水分を尿や汗で排出させるよう、まずは体温を上げるような行動をしてみましょう。脱水にならないよう十分に気を付け、お風呂に入るのもよい手です。

まとめ

二日酔い症状を避けたいなら、まずは飲む前から準備をしておくことが大切です。

二日酔いの防止には、
・食前には「胃に膜をはるような食べ物を食べておくこと」
・飲んでいる最中には「吸収率を下げるよう、食べながら飲むこと」
・そして飲む前から、飲んでいる最中も、また飲んだ後も共通しているのは、しっかり水分をとること。

これらのポイントを抑えて、たしなむ程度に飲むように心がけましょう。

そして二日酔いになってしまったら、早く体の外へ排出させるようにしていきましょう。

Profile

SYULIP編集部

日本酒ECサイトを運営しているSYULIP(シュリップ)です。 サケディプロマ、唎酒師、ソムリエ、栄養士などのライターが日本酒の楽しみ方、豆知識、おつまみ記事などを発信しています。

SYULIP

ABOUT

SYULIPは、お酒の資格を有したバイヤーが全国の酒蔵を実際に訪れ、美味しいお酒を皆様にお届けしています。

SYULIPについて
配送トラック

最短当日出荷

当日午前12時までのご注文で、当日発送いたします。最短で翌日午前中にお荷物をお届けいたします。

配送の詳細ページへ
ボックス

無料配送について

一部地域(沖縄や離島)を除き、商品価格に送料が含まれております。

配送料の詳細ページへ
クレジットカード

お支払い方法

各種クレジットカード、Amazon Pay、Google Pay、Apple Pay、Shop Pay、 コンビニ決済(後払い)