甘酒の効果は?美容や栄養に良いって本当?効果的な飲み方も解説

「飲む点滴」と呼ばれる甘酒。日本は平安時代以前からこの甘酒を作り、夏の飲み物として楽しんでいました。甘酒の魅力と健康的な栄養効果、種類についてご紹介します。

女性必見!甘酒の美容と栄養効果とは?年配者の健康食品という位置付けであった甘酒ですが、現在ではその豊富な成分から、若者にも大人気の飲み物に。5つの嬉しい成分を解説します。

甘酒の5つの美容効果

ダイエット効果

甘酒の効果「ダイエット」

甘酒のダイエット効果は必見。飲むことでブドウ糖が脳のエネルギーとして吸収され、血糖値が上がることで満腹感が得られます。そのため食欲を抑えてくれる働きがあり、食べ過ぎを防止してくれるのです。甘味は太るからと嫌う風潮もありますが、ブドウ糖を有効に使い、より痩せやすくなることができます。

また、たんぱく質の代謝を高めてくれるビタミンBが豊富に含まれており、全身の代謝が上がるうえに、リパーゼが脂肪分解を促進します。また、難消化性蛋白質、難消化性食物繊維が多く含まれ、脂肪やコレステロールを排出する作用も期待できます。

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美容効果

甘酒の効果「美肌」

甘酒はビタミンがとにかく豊富。特にB2やB6、ナイアシン、葉酸などのビタミンB群が大量に含まれています。このため健康的な肌を作り、クマやくすみを解消、新陳代謝を良くし老廃物を流す作用があります。この作用で吹き出物や肌荒れを解消でき、美肌を目指せるのです。

また、エルゴチオネインという麹菌が作るアミノ酸の一種が体内に吸収されることで、光によるコラーゲン分解を抑制し、炎症を抑えてくれます。日焼けによる老化を予防でき、アンチエイジング効果が期待できるのです。

そして、フェルラ酸・パラクマル酸の作用により、紫外線によるメラニン生成を抑止することができます。これらは日焼け止めや美白美容液にも含まれている「飲む美容液」ともいえる作用です。

整腸作用

豊富に含まれる食物繊維とオリゴ糖が、ビフィズス菌などの善玉菌を増やしてくれます。そのため不溶性食物繊維が排便を促し、便秘解消の作用が期待できます。消化を促進し、お腹の調子を整えてくれるのです。

疲労回復

フェルラ酸エチルによってストレスを和らげる効果が期待できます。多くの化粧品に配合されている成分ですが、これはキノコや麹菌などの一部の微生物だけが生成できるアミノ酸の一つで、抗ストレス作用があることが分かっています。

加えて、ブドウ糖がエネルギーに素早く変わることで、疲労でエネルギー不足となった体内に隅々までチャージされます。特にスポーツの後の回復にも役立つ作用です。

リラックス作用

甘酒の効果「リラックス」

GABAというアミノ酸が、脳の感じるストレスを和らげ血圧を下げてくれます。この作用で深く眠れるようになり、代謝がスムーズになることで美肌になる効果も期待できるでしょう。

代謝が上がれば、肌の調子も良くなり、ダイエットにもなります。そして便秘が解消すれば、ポッコリお腹が解消され、毒素を排出することで肌荒れもなくなります。リラックスすればストレスが減り、よく眠れることで美しくなる・・・というふうに、すべて作用がつながっていますので、甘酒を飲むことで得られる効果は、健康と美容がイコールになるといえるでしょう。

甘酒は栄養満点の飲み物

甘酒には、普段の食事ではなかなか摂れないような栄養素の量や幅の広さ、質の高さのおかげで、大変に健康的な作用があります。身体のエネルギー源となるブドウ糖、麹菌が生成する酵素、腸内環境を改善する食物繊維やオリゴ糖、美容作用のあるたくさんのビタミン類、これらを一度に効率的に摂取できる食品はとても少ないでしょう。これらが含まれる甘酒は優秀な食品です。これが「飲む点滴」「飲む美容液」といわれるゆえんなのです。

甘酒を効果的に飲むタイミングや量はある?

栄養の豊富さから優秀な飲み物である甘酒ですが、たくさん飲めばよいということではありません。適量や健康的な飲み方を押さえておきましょう。

効果的に飲むには?

飲む量は、毎日コップ一杯が基準です。時間帯はいつでもよいですが、体内に入ったブドウ糖が即エネルギーとなるため、疲労回復したいタイミングなら抜群の効果を発揮します。スポーツのあとや、朝起きた時などが特に役立つでしょう。仕事中や勉強中など頭を使う場面なら集中力が高まります。また、間食代わりにすれば、食欲を抑えダイエットにも一役買います。

このように最大限の効果を狙うなら、甘酒を温め過ぎないことも重要です。これは甘酒に含まれるビタミン類が熱で破壊されるため。成分を最大限に活かすために、60度以上にしないよう注意しましょう。

飲みすぎても大丈夫?太る?

栄養価が高く、糖質が含まれるため、たくさん飲むと太ることも。エネルギーになるということは、血糖値を上げるということでもあります。現在、血糖値が高めなら1杯までにしておきましょう。健康な人でも1日1杯が基準です。甘酒は体によいといわれる食品ですが、自分にとってリスクが少なく、かつメリットの多い量とタイミングで飲み、健康習慣として継続していくのがおすすめです。

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2種類ある甘酒

甘酒には「酒粕から作られた甘酒」と「米麹から作られた甘酒」の2種類があります。材料が違うことで成分にも違いがありますので、健康の目的に応じて利用するとよいでしょう。

アルコール入りの甘酒

アルコール入りの甘酒

酒粕の甘酒はアルコールが含まれています。酒粕を水に溶かし砂糖を入れて作るため、高カロリーになりやすい甘酒です。アンチエイジングに効果的なエルゴチオネインがほとんど含まれていないことが分かっていますが、抗ストレス作用には効果的です。ノンアルコールと表記されていても含まれている場合がありますので、飲むタイミングには注意しましょう。

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ノンアルコールの甘酒

ノンアルコールの甘酒

米麹の甘酒はノンアルコールです。米を麹で発酵させて作っているものですが、砂糖を入れなくても甘いのは、発酵時にでんぷんが分解されて生じるブドウ糖が含まれているから。ノンアルコールなので妊婦や子供でも安全に飲めて、幅広い層に人気があります。運転する人も飲めるので、毎日の習慣にしやすいでしょう。疲労回復に有効なフェルラ酸エチルがほとんど入っていないという一面もありますが、低カロリーでダイエット中でもおやつの代替食として利用しやすく、米麹の美肌効果も得られます。

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甘酒のおすすめの飲み方

朝に飲むなら、冷えたものよりも少し温めたものがおすすめ。胃腸がびっくりしないよう冷えを避けて、ビタミンの破壊をしない温度で飲むと効果的でしょう。

飲み方では、ソーダ割りがおすすめ。意外かもしれませんが、美味しい飲み方のひとつです。独特な香りや甘みが炭酸のさっぱり感で飲みやすくなります。さらにアサイーやブルーベリーなどをシェイクして飲む方法も人気です。スムージーのようにトロリとした飲み口になります。美容効果を狙って抗酸化作用のあるフルーツと合わせて楽しむとよいでしょう。

まとめ

飲む点滴といわれるゆえんは、甘酒に含まれるたくさんの優秀な栄養素。期待できる効果・効能は、

  1. ダイエット効果
  2. 抗酸化作用
  3. 抗ストレス作用
  4. アンチエイジング効果
  5. 美肌効果
  6. 整腸作用
  7. リラックス作用

と実にさまざま。

安価で、比較的どこでも手に入り、ヘルシーなおやつとしても摂ることができる飲み物です。カロリーとも上手に付き合って、健康と美容の役に立てていきましょう。

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