日本酒と世界の料理を楽しもう!!サンタクロース村のあるフィンランド料理を日本酒で♪
日本酒と世界の料理を楽しもう!今回のテーマは「フィンランド料理✕日本酒」。
フィンランドといえば、最近話題のサウナやオーロラが有名ですが、この時期には欠かせない「サンタクロース」の村があるんです!
今回はクリスマスにちなんで、フィンランド料理とスパークリング日本酒で乾杯したいと思います。
『フィンランド』について少しお勉強しましょう
正式名称「フィンランド共和国」は北欧と呼ばれる国の一つで、日本から一番近いヨーロッパの国です。国土の約70%が森林、約10%が湖や沼や河川に覆われている「森と湖の国」。 フィンランドには日本と同じように、はっきりとした四季があります。4~5月は短いですが春。春と言ってもまだまだ肌寒い気候の様です。6~8月は夏で白夜のシーズン。明るい時間が長く、日本の初夏くらいの気候です。
9~10月は短い秋。冬に向けて急激に温度が下がっていきます。そして、11月から長い冬!冬の平均気温は氷点下!12月~1月にかけては夏とは逆の極夜のシーズンが訪れます。
白夜と極夜とは??
白夜(びゃくや)とは夏期に起こる一日を通して太陽が沈まない現象のこと。太陽が地平線の上をただ移動するだけで地平線の下へと沈むことがないため、真夜中含め一日中明るさが続きます。
逆に極夜(きょくや)とは、冬季に起こる一日を通して太陽が昇らない現象のこと。太陽が地平線の上に昇ってこないため、昼間でもまるで夜のように暗い状態が続きます。フィンランドではこの珍しい気候が両方とも体験できます。
フィンランドのおすすめ観光スポット
本物のサンタさんに会える「サンタクロース村」
フィンランド北部にある「ロヴァニエミ」には、サンタクロースやトナカイが暮らしています。
村にあるサンタクロース郵便局では、世界中の子供達から届く手紙に返事を書いてくれ、まさに夢がかなう素敵な場所です。
一生に一度は見てみたいオーロラ鑑賞
9月~3月頃にフィンランド各都市で見ることができるオーロラ。ただ、各都市で見えるとはいえ、毎日見えるわけではなく2~3日に1回見える程度。
日数に少し余裕を持ってツアーに申し込めば、見える確率もUPするかもしれません!大自然を満喫しつつ犬ぞりなどを体験しながら、気長にオーロラを待ちましょう。
首都ヘルシンキのシンボル「ヘルシンキ大聖堂」
1812年ドイツの建築家によって設計され、40年の歳月をかけて建設されたヘルシンキ大聖堂。現在では教会や結婚式・コンサートなどのイベント会場として利用されています。
入場料は無料で、中に入ると入口の上に歴史あるパイプオルガンが迎えてくれます。ぜひチェックしてみてください。
フィンランドの食文化について
フィンランド料理は、素材を活かしたシンプルなものが特徴で、寒い国のため鍋料理やオーブン料理など温まる料理が豊富です。味付けには塩やハーブ、乳製品を多く利用しています。
主食にはじゃがいも、ライ麦や全粒粉を使ったパンなどを多く食べます。また、日本で流行っているオートミールは朝食に良く食べられていいます。ちなみに、フィンランドは物価が高いため、普段は外食せず自炊する人が多いようです。
体も心も温まる「ロヒケイット」と日本酒を合わせよう!
フィンランド料理ロヒケイットってなに??
ロヒケイットはフィンランド語でサーモンスープのこと。フィンランドの郷土料理で、生のサーモン・ディルとジャガイモなどの豊富な野菜を、牛乳や生クリームで煮込んで作る具沢山の家庭料理。
基本的にはシンプルな味わいですが、家庭によって味わいも異なるようです。
いろいろな野菜とサーモンをミルクでコトコト「ロヒケイット」
サーモン 300g
玉ねぎ 1個
人参 1本
じゃがいも 2個
牛乳 300ml
水 300ml
ディル 適量
ブイヨン 1個
生クリーム 100ml
バター 10g
ロヒケイットの作り方
①人参は皮をむいて3~4mm、玉ねぎはは5mm程度の薄切りにする。 ②じゃがいもは皮をむき、一口大に切って水にさらす。 ③サーモンも一口大に切る。 ④鍋にバターを入れて、玉ねぎを軽く炒める。
⑤人参、水を切ったじゃがいもを入れてさらに炒める。 ⑥水とブイヨンを入れて野菜が柔らかくなるまで煮込みます。弱火で10分程度。
途中アクを取りましょう。
⑦一旦火を止めて牛乳を入れ軽く沸騰したら、そこへサーモンを入れます。
⑧ある程度火が通ったら、最後に生クリームを入れて塩コショウで味を整えます。
サーモンは煮込み過ぎないよう注意してください。
⑨器に盛り、ディルを飾り付けたら完成。
シンプルな味わいですが、ハーブが良い感じに香っています!ミルクにサーモンの旨味が溶け込み、体に染みる味わいです。
フィンランドの家庭料理「リハプッラ」で乾杯
フィンランド料理リハプッラってなに??
こちらもフィンランドの家庭料理であり、いわゆるフィンランド風ミートボール。家庭によって作り方も様々なようですが、食べ方の特徴としてはクリーム系のソースをかけること。日本のミートボールとは少し異なりますね!
クリームソースを絡めて召し上がれ「リハプッラ」
合いびき肉 250g
じゃがいも 1~2個
玉ねぎ 1/2個
パン粉 20g
生クリーム 75~100ml
卵 1個
塩コショウ 少々
カルダモン 少々
バター 適量
【クリームソース
小麦粉 大さじ2
バター 30g
☆ブイヨン 1個
☆お湯 300ml
生クリーム 75~100ml
塩コショウ 少々
リハプッラの作り方
①パン粉を生クリームに浸しておく。
②玉ねぎ、じゃがいもをすりおろす。
③ボールにひき肉、塩コショウ・カルダモンを入れて粘りが出るまで混ぜる。 ④③に①と②と卵を入れてさらに良く混ぜて、一口大に丸める。 ⑤フライパンにバターを溶かして、転がしながら焼く。
余分な脂は後でソースを入れるので拭いておきましょう。
⑥☆を混ぜ合わせて溶かしておく。
⑦ミートボールとは別のフライパンに小麦粉を入れてきつね色になるまで煎る。
色がついてきたら焦げやすいので要注意
⑧色が付いたら、バターを入れて全体的になじませる。
⑨⑥を少しずつ加えて溶かしていき、とろみがつくまで混ぜる。 ⑩生クリーム、塩コショウを入れて味を整えたら、⑤に入れてミートボールに良く絡めて完成。
ミートボールにすりおろしたジャガイモや玉ねぎを入れているので、歯がいらないくらいフワフワ(笑)トロっとしたクリームソースが絡まってとても美味しいです。本場ではマッシュポテトと一緒に頂くようなので、簡単に作れるマッシュポテトの素を使って添えてみました。
フィンランド料理と一緒に飲んだ日本酒
Abysseスパークリング
■アルコール度数:12度
■精米歩合 :60%
シュワシュワという音と共に甘く香ばしい香りがします。口に含んでも、シュワシュワを感じそれと同時にグレープフルーツのような酸味と苦みを感じました。色味も特徴的で、最初のうちは透明でしたが、飲んでいくうちにうすにごりで白っぽくなりました♪グラスの中で雪が降り注いでいるみたい♡
Abysseスパークリングでクリスマスパーティ
Abysseスパークリングは、ブルゴーニュの白ワイン酵母とお米だけでできたスパークリング日本酒。
スパークリングワインと同じくらいのシュワシュワ感と、爽やかさ!日本酒を飲みなれていない方でもとても飲みやすいです。ワイングラスに似合う泡のある日本酒なので、クリスマスにも最適です♪