フルーティーで飲みやすい日本酒7選!少量ずつ飲み比べられるセットを紹介します
ひと口に日本酒といっても、実に色々な味わいのお酒があります。
その中でも、「フルーティーで飲みやすい日本酒なら好きだけど、お酒感のキツい日本酒は飲めない」という方も少なくないでしょう。
そんな方に向けてこの記事では、
- フルーティーで飲みやすい日本酒の選び方
- フルーティーで飲みやすい銘柄7選
について紹介。ミスマッチなく好みのお酒にたどり着けるようにしっかりガイドいたします。
フルーティーで飲みやすい日本酒の選び方
結論からいうと「飲まないとわからない」「だから信頼できる人に聞くのが1番いい」というのが正直なところです。
それ以外で考えつくのは「ラベルから判断する」という方法ですが、これは意外と難しいです。
日本酒のラベルには「日本酒度」「酸度」などの数値が記載されていることがありますが、フルーティーさを表す尺度はありません。
よって、ラベルの説明書きから「フルーティーな」「バナナのような」のような表現を探し出し、それを信じて買う、くらいしか消費者にできることはありません。
フルーティーな日本酒は、ラベルも華やかで鮮やかなことが多いので、それも1つの判断基準にはなります。
もう1つの条件、「飲みやすい」というのもまた難しいです。
「香りがフルーティーでさえあれば飲みやすく感じる人」もいれば、「フルーティーでかつ甘みを強く感じるものがいい人」「香りはフルーティーで飲み口はすっきりしている方がいい人」など、「飲みやすい」の基準は人それぞれです。
よって、飲んで味を知っていて、日本酒のテイスティングにおいて信頼できる人に聞くのが1番ということになります。
フルーティーで飲みやすい銘柄7選
この記事が皆さんに信頼されているかは推しはかることはできませんが、誠心誠意をもって「フルーティーで飲みやすい日本酒」の銘柄を紹介いたします。
前述のとおり「飲みやすい」の基準も人ぞれということで、フルーティーな香りを持ちながらも特徴の違う日本酒を7つ厳選しました。
これを読んでぜひ好みの日本酒を見つけてみてください。
寿月 彩 特別純米
福島県の天栄村にある「寿々乃井酒造店」の日本酒。全国新酒鑑評会で金賞を受賞する、県内外で高い注目を集める酒蔵です。
まず感じるのが、ほんのりとラムネのような爽やかで甘い香り。
口当たりは優しく、後味もすっきり。
口に含んでからは終始角がなく、フルーティーな香りが穏やかに広がります。
日本酒初心者やまだ日本酒に慣れていない女性にもおすすめできる、すっきりと飲みやすい日本酒です。
寿月 亀の尾 純米吟醸
同じく、寿々乃井酒造店のお酒。
梨のようなフルーティーさに、ライムのような爽やかさも感じられる香り。
フルーティーさや甘さだけでなく、全体を引き締め、上質感を感じさせるほろ苦くドライな味わいも同居しています。
それでいて、すっきりと飲みやすく仕上がっているからお見事です。
名前の「亀の尾」とは酒米の品種名のこと。
杜氏が育てた全量自家栽培米と、酒蔵の裏山から湧き出るお水を使用して造られた、風土や歴史を味わえる一本です。
寿月 自然流 特別純米
寿々乃井酒造店からさらにもう1本。
穏やかに感じられる、リンゴのような爽やかな香り。
口当たりはとても柔らか。その後、ほのかな甘さと雑味のない澄んだ旨みが感じられ、優しい余韻となってじんわりと染み渡っていきます。
一見、少し華奢に思える旨味も、意外なほど食材をしっかりと下支えしてくれるため、和洋中様々な料理と合わせて楽しむ事ができます。
冷やして飲むだけでなく、常温やお酒を温めるのもおすすめです。
▼ ここまで紹介した寿月の3本は飲み比べセットがリリースされています。
どれも飲みやすいフルーティーなお酒なのはもちろん、少量ずつ飲み比べて楽しめるようにデザインしました。
飲みきりやすいサイズ感も、飲みやすい日本酒をお求めの方にピッタリです。
日乃出鶴 純米吟醸(茨城・井坂酒造店)
茨城県は井坂酒造店の純米大吟醸。
フルーティーで、なめらかな甘みを思わせる香りが感じられます。そして見事なのはその後味。
薄く残るキリリとした爽やかな余韻と、あとを残さずスッと消える甘味。そのコントラストが、素晴らしいキレのよさ、後味のすっきりとした感覚を生み出しています。
甘さが後をひかず飲みやすい、フルーティーな日本酒です。
日乃出鶴 純米(茨城・井坂酒造店)
井坂酒造店のお酒をもう1本。
こちらの純米酒は、フルーティーでありながら旨味と甘味のバランスが見事。
甘すぎず、辛すぎず、後味のドライ感もすべてが絶妙で、水のような爽やかさも感じられます。
食中酒としても、お酒単独でも美味しく飲める、日本酒界きっての優等生。男女問わずおすすめできる、本当に飲みやすくてフルーティーな日本酒です。
▼ ここまで紹介した日乃出鶴の日本酒は飲み比べセットがリリースされています。
フルーティーながらそれぞれ違った個性をもつ日本酒たちを飲み比べてお楽しみいただけます。
正雪 純米大吟醸(静岡・神沢川酒造場)
メロンやマスカットのようなテイストの、淡く品の良い吟醸香。
ほどよい甘みを表面に感じながらも、その奥に感じるきれいな旨味、そしてほのかにほろ苦い余韻。
それらがバランスよく重なり、上質な味わいとして感じることができます。
特別な日に用意したい、フルーティーで飲みやすい日本酒です。
正雪 純米吟醸(静岡・神沢川酒造場)
穏やかでいて、フルーティーさと旨みも感じさせる芳しい香り。
甘みと旨みのほどよい厚みがありながらも、澄んだ味わいと程よくビターなテイストが全体を引き締め、心地よいシャープなキレも堪能できます。
多くの料理となめらかに調和し、飲み飽きしない、1本あればまず間違いのない食中酒。
ぜひ食事といっしょに楽しんでほしい、フルーティーで飲みやすい日本酒です。
▼ ここまで紹介した正雪の日本酒は飲み比べセットがリリースされています。
フルーティーながらそれぞれ違った個性をもつ日本酒たちを飲み比べてお楽しみいただけます。
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SYULIP編集部
日本酒ECサイトを運営しているSYULIP(シュリップ)です。 サケディプロマ、唎酒師、ソムリエ、栄養士などのライターが日本酒の楽しみ方、豆知識、おつまみ記事などを発信しています。