酒盗とは?塩辛との違いを解説!おつまみレシピ3品の紹介!
「酒盗」とは何か皆さんご存知ですか?居酒屋でよく目にするメニューですが、実際何からできているのか?良くわからないまま食べている方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は酒盗について簡単に解説し、お家でも手軽に作れる酒盗を使ったアレンジレシピをご紹介していきます!
酒盗とは?
酒盗の読み方や名前の由来は?
酒盗は、「しゅとう」と読みます。おもにカツオやマグロの内臓を長期にわたり塩蔵熟成させて生まれた塩辛のこと。最近ではタイやサンマなど、さまざまな魚の内臓で製造されています。
酒盗という名前の由来は諸説ありますが、有力とされている説はこちらの2つ。
・酒盗をつまみながらお酒を飲むと、盗まれたかのようにお酒がどんどん減っていく
どちらもまさに「酒」を「盗む」という名前にぴったりな由来ですね。
塩辛?酒盗?それぞれの違いを解説
塩辛
イカの塩辛
塩辛は、魚の内臓以外にも身や卵巣などを使用して作られています。熟成期間は、半年程度です。
酒盗
カツオ酒盗
酒盗は塩辛と違い魚の内臓のみを使用して作られています。また、熟成期間も塩辛より長く、半年から1年以上かけて発酵させます。長期間発酵させているため、塩辛よりも独特なコクや深みが生まれます。
製造方法に大差はあまりありません。塩辛という分類の中に「酒盗」があると考えると分かりやすいかもしれません。
>>関連記事:ご当地おつまみと日本酒を楽しもう!~北海道・東北編~
酒盗の賞味期限や保存方法
酒盗の賞味期限
賞味期限は基本的に、商品ラベルに記載ある情報を参考にして下さい。ものによっては長期保存できるものもありますが、短いものだと2~3ヶ月程しかもたないものもあります。
またほとんどの商品が「開封後はお早めにお召し上がりください」となっています。開封すると、異物や雑菌が入り込んでカビなどが生えてしまうこともあります。開封したら、早めに食べきりましょう!
いくら小さい瓶でも食べきれない。。。そんな方はこの後紹介するレシピを参考にアレンジてみてください
酒盗の保存方法
保存方法も商品によってまちまちです。開封前は「直射日光を避け、常温で保存 」や「高温多湿を避け保存」などラベルに書いてある情報を参考にして下さい。
開封後は冷蔵保存が基本です。冷凍保存すれば、冷蔵保存より少し長持ちするので、食べきれない場合は開封後すぐに食べれる分を小分けにして冷凍保存するといいかもしれません。
酒盗を使ったおつまみレシピ3品
酒盗はそのままでもお酒が進みますが、ちょっとアレンジするだけでよりお酒が美味しく飲めますよ。
キャベツの酒盗炒め【簡単おつまみ】
キャベツ 200g
酒盗 大さじ1
有塩バター20g
すりおろしニンニク 小さじ1
糸唐辛子 適量
キャベツの酒盗炒めのつくり方
①キャベツはざく切りにします。
②フライパンにバターを溶かしてキャベツをいれ、しんなりするまで炒めます。
③酒盗とにんにくを加え、和える程度にさっと炒めたら火を止めます。
④お皿に盛り付け、糸唐辛子を添えたら完成です。
ニンニクとバターの香りが食欲をそそり、酒盗の塩味がさらにお酒を進めます!ずっーと飲んでられますね~
酒盗イカ和え【簡単おつまみ】
酒盗 10g
イカ(刺身用細切り) 100g
わさび(お好みで) 適量
大葉 1枚
酒盗イカ和えのつくり方
①ボールにイカと酒盗を入れ和える。
②お皿に大葉と①を盛り、わさびを添えて完成。
お好みでレモンをかけるとさっぱりに仕上がります。
まさに手作りのイカの塩辛!新鮮なイカを酒盗で和えているので、イカの甘味がひきたって販売されているイカの塩辛とは一味違った味わいに!!
塩辛クリームチーズ【アレンジレシピ】
クリームチーズ:適量 塩辛:適量
青ネギ:適量
塩辛クリームチーズのつくり方
①クリームチーズを食べやすい大きさに切る。
②塩辛をのせる。 ③お好みで青ネギをのせて完成。
もちろん塩辛を酒盗に変更して作ってもOKです。
クリームチーズと塩辛?とちょっと驚きの組み合わせでしたが、これが意外と美味しい!!発酵食品×発酵食品なので、相性がいいのかもしれません。
>>関連記事:【簡単レシピ3品】キムチ×もやしのおつまみをご紹介。日本酒にあわせたら絶品だった!
酒盗のまとめ
- 酒盗(しゅとう)は魚の内臓を塩蔵熟成させたもの
- 酒盗の名前の由来は、「お酒が盗まれたように減る」または「盗んででも飲みたくなる」など諸説あり
- 酒盗と塩辛の違いは熟成期間や材料の違い
- 酒盗は調味料としても使える
いかがでしたか!?酒盗は調味料にもなる万能な食材です!スーパーや海鮮が有名な地域では、お土産としても良く販売されています。
まずはそのまま食べて、残ったものでちょっぴりアレンジしたおつまみを楽しむのもおすすめです。ぜひお試しください!
Profile
大内
SYULIPスタッフの大内です。栄養士の知識を生かした「おつまみ記事」を中心に執筆しています。日本酒はとても奥が深く、まだまだ勉強中です!美味しいお酒を教えて下さい!