【おやまゆの日本酒おつまみVol.16】 おせちをアレンジ!数の子のゆず味噌クリームチーズ和え
こんにちは!おやまゆです。
日本酒をもっと気軽に美味しく飲んで欲しい!そんな思いから、日本酒ペアリングおつまみを紹介するこちらの連載。
前回はこの時期美味しいブリを使って、絶品ブリしゃぶをご紹介しました。菊正宗の樽酒との相性が素晴らしく、ほっと心が落ち着く味わいです。寒さが本格化するこれからの時期に身も心も温まるブリしゃぶで晩酌を楽しむのもいいですね。詳しいレシピは前回の記事をご覧ください。
>>関連記事:【おやまゆの日本酒おつまみVol.15】ほっと安らぐ樽酒で楽しむ冬のブリしゃぶ
さて、2021年が足早に過ぎ、2022年がやってきましたね!改めて、新年あけましておめでとうございます。 みなさんは2021年を振り返ってどんな一年でしたか?また、2022年どんな年にしたいですか?
私は、昨年春よりSYULIPの連載に携わり、様々な日本酒とおつまみをご紹介させていただき、私自身もいろいろと気づきや発見があり、充実した一年でした。これからも日本酒の知識を広げつつ、新たな日本酒ペアリングの可能性を追究して、みなさんにご紹介できればと思いますので、どうぞよろしくお願いします!
さて、お正月に食べるものと言ったら「おせち」。一つ一つのおかずにおめでたい意味が込めれたおせちは新年を迎えるために欠かせない存在ですね。 そんなおせちのおかずですが、2日経ったら飽きてしまって、余っちゃう・・・なんてことはありませんか?今回はそんなおせちのリメイクレシピをご紹介したいと思います。
もちろん、この記事でご紹介するからには日本酒とのペアリングレシピです。今回はおせちの定番おかず、「数の子」を使って日本酒に合う一風変わったおつまみを作りました。作り方もとっても簡単なので、ぜひ最後まで見ていってくださいね!
誰でも簡単に作れるおせちアレンジレシピ
数の子と春菊のゆず味噌クリームチーズ和えを作ってみよう!
数の子と春菊のゆず味噌クリームチーズ和えの材料(作りやすい分量)
春菊・・・2本
西京味噌・・・大さじ2
クリームチーズ・・・15g
ゆず・・・適量
数の子と春菊のゆず味噌クリームチーズ和えの作り方
①数の子はなるべく塩気を取り除きたいので、食べやすい大きさにほぐして10分ほど水につけておく。
②鍋にお湯を沸かし、春菊をさっと30秒程茹でる。
③茹で上がったら冷水でしめ、しっかり絞って5cmの長さに切っておく。
④ボウルに西京味噌とレンジで30秒ほど温めたクリームチーズを合わせる。そこへ削ったゆずの皮とゆずの汁(小さじ1程度)を加えて、よく混ぜる。
味見をしてゆずの風味が足りないと感じたら、ゆず皮を足してください。
⑤春菊としっかり水分を拭き取った数の子を加えて、全体を軽く和えたら完成!
トッピングに細く刻んだゆずの皮を散らすと見た目もよくなり、風味も増します。
このおつまみ、なんとなく味の想像はついていまいたが、想像を超えて美味しくて、正直びっくりしました笑! もったりとした濃厚で優しい甘さの味噌クリームチーズに、爽やかなゆずの香りでとてもバランスの取れた味わいになりました。さらに数の子のプチプチとした食感と春菊の苦味がちょうど良いアクセントになって、箸が止まりません。
これだけでもとても美味しいのですが、さらにこのおつまみを一段と美味しくする日本酒があります。
数の子と春菊のゆず味噌クリームチーズ和えとあわせる日本酒はコレ!
光栄菊 SNOW CRESCENT(光栄菊酒造)
数の子のゆず味噌クリームチーズ和えに合わせる日本酒として選んだのは、今や大人気銘柄の「光栄菊」です。雑誌やSNSなどでよく見かけるようになり、一躍有名になりましたよね。私も大好きなお酒の一つです。今回は11月製造のスノウクレッセントを合わせてみました。
一口飲むと、生酒らしい清涼感、ほどよい甘味と柑橘のような酸味があり、サッパリとした印象のお酒です。アルコール度数も13度と低めなので、女性や日本酒があまり飲み慣れていない方にもオススメできる一本です。
光栄菊 SNOW CRESCENTとのペアリングポイント
数の子のゆず味噌クリームチーズ和えとのペアリング、これは過去イチかもしれない!手前味噌ですが、口に入れた瞬間、美味しくて感動しました・・・。光栄菊のシャープで清涼感のある味に、春菊やゆずの苦味や爽やかな味が同調して、まとまります。 また、光栄菊は甘酸っぱくサッパリとしている一方、旨味の要素が少ないです。そこに味噌クリームチーズの旨味が加わることで、足りない要素を補ってくれてペアリングの完成度が上がります。
何日かに分けて少しずつ食べとうようと思っていたのですが、光栄菊との相性が良すぎて、美味しすぎて1日で食べ切ってしまいました、、それくらい私の中でしっくり来たものがありました。
作り方も火を使わず簡単にできるので、とてもオススメの一品です。光栄菊が手に入らない場合は、低アルコール(13〜14度)の生酒で、甘酸っぱい味わいの日本酒を合わせると、とても相性が良さそうです。
いかがでしたか?今回は、おせちのリメイクで数の子を使った簡単おつまみをご紹介しました。火を使わず、手軽にできる上に、とても上品な味のおつまみです。そこに光栄菊が見事にマッチして最高のペアリングが楽しめます。余ってしまったお正月のおせちの活用にぜひ試して見てくださいね!