結婚の顔合わせでお酒の手土産はあり?おすすめの手土産は?

結婚が決まって最初におこなわれるのが、両家の顔合わせ。その際に手土産を送り合うのが定番となっています。しかし、どのタイミングで、何を選べばいいの?のしや袋は?と悩んでしまう人がほとんど。そうした大切な場面で押さえておきたいマナーや手土産の選び方を解説します。

 顔合わせで手土産は必要?

結婚式手土産

両家顔合わせの場での手土産は、現代ではほぼ必須でしょう。もちろん必ずではありませんが、親近感をおぼえてもらえる、話題のひとつにできるなど、初めて会う親同士の話のきっかけにもなりやすいので、メリットはたくさんあります。

手土産の持参は、状況や場所によって多少変わってきます。たとえば、もしどちらかの家に招待されたのなら、出掛けていく側が手土産を持っていきます。

招待する側はその場をもてなす側なので、たとえ渡すとしても、受け取ったものよりも控え目でよいとされています。もし家ではなくレストランなどのお店なら、双方で持ち寄り、挨拶後に交換をするのがスムーズです。

手土産にお酒を選んでも大丈夫?

手土産には、食べてしまって後に残らない「消えもの」を選ぶのが適切とされています。お菓子やお酒は定番品として「消えもの」に含まれます。

特にお酒は縁起の良い場面で飲まれることが多いもの。美しいボトルのもの、縁起のよい名前のもの、ラベルが豪華なものなど、華やかなお酒を選ぶとお祝いらしくなり、お相手の印象もよいでしょう。

【購入】手土産のお酒の選び方

ではどのようなお酒が喜ばれるのでしょうか。この2つは定番のポイントですので、押さえておきましょう。

地元の特産品

結婚式手土産

お酒は全国にご当地ものがあり、酒蔵がない都道府県はありません。隣県であっても地元のものを持っていくことができるお祝い品です。

また特産品であれば、相手方も質問がしやすく、あげる側も紹介しながら話題を作れます。飲まない人もいるため好みも左右しますが、相手方の両親がお酒を嗜むなら、地元のものがベターです。

好みを事前にリサーチ

結婚式手土産

お酒は同じ酒蔵でも数種類あり、バリエーションに大変富んだものです。選択肢が多いのは大きなメリット。相手の好みのお酒が分かれば、それに合わせて選んであげることができるのがよいところです。

そのために事前にリサーチしておくと、その場でも飲んでからも喜ばれるでしょう。相手方とは長い付き合いになるわけですから、後々の印象も良好です。

また日本酒は飲まないけれどビールは飲む、甘口ではなく辛口が好き、といった味わいの好みも把握できます。両親同士でリサーチするのは難しいですから、事前に結婚する当人同士で話し合っておきましょう。

お酒以外に喜ばれる手土産

結婚式手土産

お酒以外にも印象がよく、好まれる手土産があります。定番品ではありますが、印象を決める大切なものとして選んでみましょう。

縁起物

おめでたい席にふさわしい、縁起物が一番のおすすめです。紅白のものや、水引きの美しいもの、松竹梅のものなど、華やかさや伝統的な文様が選びやすいでしょう。と聞くと和風になりがちですが、模様や飾りなどに配慮すれば問題ありません。

菓子折り

食べてなくなるものがよいとされています。好き嫌いがあまりなく、贈り物として特別感があり、包装も美しいお菓子がおすすめ。好みを聞いておくとさらによいでしょう。地元の銘菓などが選びやすく、伝統感もあって好印象です。

避けたい品物

顔合わせはご縁が結ばれる場です。結婚式のタブーと同じように「切れる」「割れる」「壊れる」ことにまつわるものは避けたほうがよいとされています。お菓子でもホールケーキやロールケーキなどは、小さく切らなくてはならないので避けましょう。棒状の大きなカステラや羊羹も同様です。

ただしバームクーヘンは「末永く幸せを重ねる」という意味がつけられているので、縁起物だとされています。どれも高級品が多く伝統のお菓子でもあるため、個包装であれば問題はありません。

カステラや羊羹であっても、小さく個包装されているものを選びましょう。ただし割れてしまうおせんべいは避けて。お酒類はその点で問題ないものといえます。

また日持ちしないものもNG。食品は相手のペースで食べてもらえるものがよいとされています。そしてかさばるものや、持ちにくい包装のものもNGです。遠方から会場へ来る場合はなおさら気を付け、持ちやすさなども考えて選びましょう。

何を選ぶにしてもNGとなるのが、相手方の食品アレルギーにあたるものです。あらかじめリサーチし、失敗しないようにしておきましょう。

【予算】手土産の相場は3000~5000円

結婚式手土産

価格帯はかなり迷うポイントではないでしょうか。しかし個人の感覚で考えてしまうと、家によって大きく離れてしまい、バランスが取れないことに。当人同士が事前に話し合って、両家で金額感を揃えておくことが必須といえます。

最近では3000~5000円程度が相場となっています。もらう側としても受け取りやすく、カジュアルな場であっても高級すぎない価格感がよいとされているためです。高価であればあるほどよい、高級感があったほうがよい、ブランドものがよい、ということではなく、場を乱さず相手に負担を感じさせないものを選ぶのが無難です。

【どうやって】手土産の渡し方

結婚式手土産

当日、慣れない場所で初めての方をおもてなしするとなると、手土産はいつどのタイミングで渡せばよいのか分からなくなってしまうもの。バタバタせずにスムーズに渡せて、手土産が話題のひとつになるよう、上手に渡しましょう。

手土産をいつ渡す?

食事をするお店なら、個室に入って挨拶が終わったタイミングがベスト。一度挨拶をしているので、その後の話題になるように、スムーズにつなげて。あげたものでももらったものでもよいので、中身に触れて会話を始めてみるとよいでしょう。料理に手を付ける前に渡してしまうのが、バタバタせずに済みます。

誰が渡すのが良い?

手土産を用意したのは結婚する当人でも、本来は家同士で交換するもの。手土産は親同士が渡すものだとされています。父親同士や母親同士がスムーズですが、そうでなくても、親同士であれば問題ありません。そのためにも、子が用意したものは事前に両親へ預けて、中身を話しておきましょう。

のしや風呂敷は必要?

のしは、フォーマルな場においては基本的に必要だと考えましょう。のしには「内のし」と「外のし」がありますが、見えるように「外のし」を使用してください。

水引きの模様は紅白の結び切りを選びます。そして表書きは「寿」か「御挨拶」とし、水引き下部に名前を入れます。お店にどのようなのしか尋ねられるので、事情を話し任せてもよいでしょう。

贈り物として購入する場合は、品物と予備の紙袋を入れてもらい、お店の紙袋で渡されることがほとんど。このような紙袋でももちろん可能ですが、さらにフォーマル感を出す場合は、風呂敷を用意しておきましょう。渡し方もシミュレーションしておくと安心です。

まとめ

両家の顔合わせに、手土産は必須です。上手に手土産を選ぶ大きなポイントは、この2つです。

1.縁起の良いもの

2.相手の好みのもの

そして、アレルギーにあたらないもの、冷凍品や持ちにくいものなど、取り扱いが難しいものは避けて、相手が負担にならないものを選びましょう。

一度きりのおめでたい場面では、相手方に喜んでもらえる手土産を渡したいと思うもの。特に自分自身や両親の評価にも関わるかもしれない大事な場面です。お相手の両親にも喜んでもらい、今後の結婚生活のためにも、よい関係を築いていくきっかけとなるよう、手土産は上手に選びましょう。

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