【おやまゆの日本酒おつまみVol.14】 酸味一体!しめ鯖とカッテージチーズレモン
こんにちは!おやまゆです。
日本酒をもっと気軽に美味しく飲んで欲しい!そんな思いから、日本酒ペアリングおつまみを紹介するこちらの連載。前回は牡蠣のオイル漬けをご紹介しました。
オイルに漬け込んだ牡蠣は日が経つごとに旨味がぎゅ〜っと凝縮して、美味しくなります。そこへ旨口のお酒を燗にして合わせれば、もうそれだけで最高の晩酌になります。牡蠣が旬のこの時期にぜひ試してみてくださいね!
>>関連記事:【おやまゆの日本酒おつまみVol.13】濃厚コクうま!牡蠣のオイル漬けと燗酒で至福の晩酌
12月になり、もう2021年も残すところあとわずかですね。みなさんは2021年を振り返ってどんな一年でしたか? 私はコロナ禍でなかなか外出もできず不自由なことが多かったですが、おうち飲みの頻度が増えた一年でした。カメラロールを見返しながら、この一年で飲んだ日本酒を辿ってみるのも面白いかもしれませんね!
こうして振り返ると、自分の好きな日本酒の傾向が見えてきました。私は甘さと酸味がしっかりとあり、ジューシーな味わいの日本酒が好きな傾向にあるようです。そこで今回は私好みの日本酒と、それにぴったりなペアリングおつまみをご紹介します。 今回のおつまみは見た目も華やかなので、これからのクリスマスやホームパーティーで喜ばれること間違いなし。ぜひ最後までご覧ください!
甘さと酸味が絶妙!おやまゆのイチオシ日本酒
ペアリングする日本酒「残草蓬莱(ざるそうほうらい)」
■酒蔵:大矢孝酒造(神奈川県)
今回の日本酒は神奈川県、大矢孝酒造さんの『残草蓬莱』を紹介します。残草は「ざんそう」ではなく、「ざるそう」と読みます。このお酒の特徴はズバリ「白麹仕込み」にあります。通常、白麹は焼酎に使用される麹なのですが、これをあえて日本酒に使用しています。白麹はクエン酸を多く生成するため、白麹を使用した日本酒は酸度が高く、スッキリした味わいになるのです。
酸味と甘味を楽しめる「白麹仕込みの日本酒」
有名な銘柄でいうと、新政の麻亜猫が白麹も使用して日本酒を仕込んでいます。白麹を使用した日本酒はそう多くはありませんが、酸味がはっきりと感じられる日本酒がお好みの方はぜひ「白麹」をキーワードに探してみるといいかもしれませんね。
今回ご紹介する残草蓬莱も白麹仕込みらしく、レモンをキュッと絞ったかのような爽やかな酸味と程よい甘さが口いっぱいに広がります!こういう酸味と甘味があってジューシなお酒が私は大好きなんですよね〜。そしてこちらは少し熟成があり旨味も乗っているので、料理との相性もいいはず!
では次に、この残草蓬莱にバッチリ合うおつまみをご紹介します。
レモンを使ったペアリングおつまみ「しめ鯖とカッテージチーズレモン」
残草蓬莱のクエン酸に着目し、同じくクエン酸が含まれるレモンを使ったペアリングおつまみ、その名も「しめ鯖とカッテージチーズレモン」をご紹介します!
普段は脇役の存在のレモンを主役にした、見た目も華やかなおつまみです。火も使わず、材料を切って10分でできる簡単レシピなので、料理が苦手な方でも心配なく作れますよ。では、早速作り方をご紹介します。
しめ鯖とカッテージチーズレモンの材料(作りやすい分量)
レモン・・・1個
カッテージチーズ・・・1パック
オリーブオイル・・・適量
ブラックペッパー・・・適量
ディルorチャービル・・・適量 (あれば)
しめ鯖とカッテージチーズレモンの作り方
①しめ鯖はパックから取り出してキッチンペーパーで余計な水分を拭き取り、食べたい量だけそぎ切りにします。
切るときの目安の厚さは1mm程度。
②レモンは種を取り、鯖と同じ分量をできる限り薄い輪切りにします。
こちらも切るときの目安は厚さは1mm程度。
③平たいお皿にレモンとしめ鯖を交互に重なるように並べ、真ん中にカッテージチーズをお好みの量盛り付けます。
④仕上げにブラックペッパーをふり、オリーブオイルをひと回しかけたら完成!
あればディルやチャービルを散らすと見た目が鮮やかになります。
食べるときは、カッテージチーズをしめ鯖とレモンに包んでパクッと一口でいただきます。斬新な組み合わせなので、本当に美味しいの?!と不安になってしまいますが、意外や意外!これがまた絶妙な味なんです。
一口食べると、レモンの爽やかな酸味としめ鯖、カッテージチーズのそれぞれの酸味が重なり、よく合います。しめ鯖とカッテージチーズのコクもプラスされ、味に奥行きが生まれて、美味しいです。しめ鯖の臭みが苦手という方もレモンとカッテージチーズと一緒に食ベることで、しめ鯖の臭みが緩和され、食べやすくなりますよ。
日本酒「残草蓬莱」とのペアリングポイント
今回は、残草蓬莱とレモンに含まれるクエン酸に着目した「同調ペアリング」です。同じ味や成分で合わせることで、味にまとまりが出てより美味しく感じます。おつまみ自体が酸味主体ですが、さらに残草蓬莱の甘酸っぱさで口の中がさっぱりと爽やかになります。
ちょこっとアレンジ
今回は軽い口当たりにしたかったので、カッテージチーズを使用しましたが、クリームチーズもオススメです。クリームチーズを使用するとより濃厚な味になり、これもまた美味しいです。
いかがでしたか?今回は白麹仕込みの残草蓬莱とレモンで、クエン酸をテーマにしたペアリングおつまみをご紹介しました!味もさることながら、見た目も華やかでオシャレなのがいいですよね。
これからの時期、おうちで過ごすクリスマスやホームパーティーで作れば喜ばれること間違いなしのレシピです。作り方もとても簡単なので、この機会にぜひ試してみてくださいね。