京都のおすすめ日本酒5選!赤米、ワイン酵母、元祖にごり酒…京都には面白い日本酒がたくさん!
京都のおすすめ日本酒特集!京都は古くから日本酒造りが盛んな土地で現在でも全国有数の酒処です。今回は歴史ある京都で面白い日本造りをされている酒蔵をピックアップ!京都の日本酒造りの歴史や、ちょっとした豆知識も紹介しています。
京都の日本酒の歴史
歴史的な街並みが有名な京都ですが、日本酒の歴史も非常に古く、その歴史は平安時代まで遡ります。平安時代には既に京都でお酒が造られていましたが、庶民には到底手の届くものではなく、貴族階級の人々だけが消費していました。
鎌倉時代には酒を造って販売する「酒屋」が登場し、室町時代にはようやく庶民の間でも酒が楽しまれるようになります。
明治時代以降に酒造りの機械化や酒質向上が急速に進められ、現在も日本酒の生産量は兵庫県に次いで全国2位を誇っています。
京都の日本酒で知っておきたいポイント
京都にはお酒の神様がいる!
京都市西京区にある日本最古の神社「松尾大社」ではお酒の神様を祀っており、全国の酒造家が醸造安全を祈願して毎年11月に集まります。
日本酒は昔から神社と深い繋がりがあるので、酒蔵巡りの際には近辺の神社をチェックするのもオススメ。
松尾大社で販売されている御朱印帳は日本酒好きにはたまらないデザイン!
京都伏見の女酒
神戸・灘のお酒は男酒と言われるのと対照的に、京都の酒造りで大半を占めている京都伏見のお酒は女酒と呼ばれています。酒造りに軟水を用い、やわらかい口当たりのものが多いことから女酒と呼ばれるようになりました。
うまい!京都の変わり種日本酒
玉川 Time Machine 1712
Time Machine 1712
丹後市に位置する木下酒造の杜氏はイギリス出身のフィリップ・ハーパーさん!外国人として初めて杜氏になっただけではなく、ドキュメンタリー映画「カンパイ!世界が恋する日本酒」にも出演され、日本国内外に日本酒の魅力を発信している方です。
ハーパーさんが醸すお酒は斬新で面白いものがいっぱい。中でも「Time Machine 1712」の味わいは一度飲むと忘れられません。このお酒は江戸時代の製法で醸した超甘口タイプで、通常の日本酒より酸度もアミノ酸度も高めに造られています。
そして、このお酒のペアリングでオススメなのは「バニラアイス」!
日本酒「タイムマシーン1712」とソフトクリーム
Time Machineを少しアイスに垂らすことで、高級感のある複雑な味わいが引き出されます。木下酒造でもタイムマシーンが上にかかったソフトクリームを楽しむことが出来ます。
ティスティングノート
澤屋まつもと 守破離 五百万石
澤屋まつもとの代表銘柄「守破離(しゅはり)」シリーズ。
「守破離」とは…
- 守…伝統を守ること
- 破…守を破り、他で学んだことを実践すること
- 離…守と破を大切に、そこから離れて新境地を造ること
元々は日本の茶道や武道で使われる言葉で、修業における段階を表していますが、松本酒造はこの教えを酒造りに当てはめています。
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京都・祝米 純米大吟醸 にごり酒
写真の左から二番目が増田徳兵衛商店のにごり酒。
今回紹介するにごり酒を醸している増田徳兵衛商店は、1675年創業の京都・伏見で最も古い酒蔵で、にごり酒の発祥蔵です!
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キンシ正宗 特別純米酒 BONITA
京都・伏見のキンシ正宗は、伏見の酒を語るには欠かせない「軟水」を用いた酒造りを行っている酒蔵。
昔酒造りを行っていたキンシ正宗の「堀野記念館」では、かつて酒造りに重要な役割を果たしてきた名水“桃の井”が庭から湧き出ています。
まろやかで柔らかい口当たりの桃の井の名水
今回紹介するのはワイン酵母を使用した「BONITA」。 左がBONITA。隣の金鵄正宗と造りはほぼ同じで、酵母だけが違います。
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赤米酒 伊根満開
海に一番近い酒蔵「向井酒造」が赤米で醸す「伊根満開」。京都伊根町の日本海が目の前に広がる蔵で、女性杜氏の向井久仁子さんがお酒を造っています。
ティスティングノート
京都には個性のある面白い日本酒がたくさんあります。各蔵の特色が全面に出た日本酒を是非お試し下さい!