日本酒とフランス料理を楽しもう!自宅で作れるフランスの郷土料理とペアリング!
日本酒と世界の料理を楽しもう!今回のテーマは「フランス料理×日本酒」。フランス料理といえば、イタリア同様にワインのイメージが強いですよね!?しかし、近年ではフランスで日本酒コンテストが開催されるほど、フランスで日本酒の需要が高まっている様です。日本酒の輸出量も年々増加しています。
今回は自宅で作れるフランスの郷土料理を2品をご紹介!日本酒×フランス料理を自宅で簡単に体験してみませんか?
『フランス』について少しお勉強しましょう♪
西ヨーロッパ最大の広さを持つ「フランス」
パリの街並み
フランスの正式名は「フランス共和国」。本土の面積だけでも日本の1.5倍あり、西ヨーロッパのなかでも最大の広さです。フランスは国土が広いので、地方によって気候はかなり異なりますが、首都パリの気温は東京に比べて全体的に低め。天気が変わりやすく夏でも冷え込むことがあるので、長袖は必須かも!
フランスのおすすめ観光スポット
世界最大級の美術館「ルーブル美術館」
首都パリにある世界最大級の国立美術館で、世界一来場者が多い美術館として知られています。もともとはフランス王の要塞として建設されましたが、1793年に美術館として開館。モナリザやミロのヴィーナスといった有名な作品がたくさん展示されており、隅々まで見ようとすると丸一日いても足らないほど。
パリといえば…「エッフェル塔」
首都パリのシンボルであるエッフェル塔。1889年にフランス革命100周年を記念して、パリで開催された万国博覧会のために建設されました。食事や買い物が楽しめたり展望台として観光客から人気の場所です。パリの様々な場所からすっとそびえたつ姿を見ることができ、現在では電波塔の役割も担っているため、街のシンボルとして人々に愛されています。
世界遺産の一つ「モンサンミッシェル」
モンサンミッシェルはフランス西海岸に浮かぶ小島、及びその上にそびえる修道院を含めた島全体を指します。ユネスコの世界遺産にも登録されており、一生に一度は行っておきたい世界遺産ランキングで必ず上位に挙がってくる観光スポットです。
日中・夕暮れ・夜で様々な景色が楽しめ、特に大潮の時に見られる孤島の姿は絶景です!島内や対岸にホテルもあるので、ゆっくり楽しむのもいいかもしれませんね♪
フランス料理について
フランス料理とはフランスで発祥したさまざまな食文化の総称のことで、中華料理やトルコ料理と並び世界三大料理と言われています。 中世の頃は明確な作法などは存在せず、大皿に乗せられた料理を手づかみで食べていました。16~17世紀頃にかけてイタリア料理に大きな影響を受け、高度な調理方法やテーブルマナーが伝えられ取り入れられるようになりました。
各地方によって、土地の気候や環境も違うため場所それぞれの特徴が料理にも反映されている様です。例えば…
イルドフランス地方
首都パリ郊外を中心としたフランスの首都圏。フランス全土の料理が集結する場所ではありますが、土地柄森が多く、秋から冬にかけて狩猟が解禁される為野性味あふれるジビエ料理が人気です。
南東地方
肉料理が盛んな食の都リヨンを中心とし、地中海料理が人気のコートダジュール・プロヴァンス地方など、バリエーション豊かな料理が楽しめます。特にプロヴァンス地方では、トマトやオリーブを多く用いたり、独特のハーブを用いる料理が多くあります。
彩り鮮やかなフランス料理「ラタトゥイユ」
ラタトゥイユってなに??
ラタトゥイユはフランス語で「Ratatouille」。フランス語のトゥイエ「touiller」には「混ぜる」という意味があり、かき混ぜながら煮込む料理とされています。先程紹介したフランス南部プロヴァンス地方の郷土料理です。ナスやズッキーニなどの夏野菜をオリーブオイルで炒め、トマトなどと一緒に煮込むのが基本のレシピです。
材料を切ってグツグツ煮込みましょう
ナス 1本
玉ねぎ 1/2個
マッシュルーム 3個
ズッキーニ 1/2本
パプリカ 1個
厚切りベーコン 80g
塩コショウ
トマト缶 1缶
コンソメ 2個
オリーブオイル 適量
ニンニク 1かけ
バジル 適量
この手順でやればまちがいなし
①野菜を2cm角にすべて切る。
ナスは切ったら水にさらし、あく抜きをしましょう。
②ベーコンも2cm角に切る
③鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて熱し、香りが出たらベーコンと玉ねぎを入れる。
④玉ねぎが透きとおってきたら、野菜とマッシュルームを入れて炒める。
⑤ある程度火が通ったら、トマト缶・コンソメを加える。
⑥煮立ったら弱火にし、30分程煮る。
時々かき混ぜましょう。
⑦塩コショウで味を調え、盛り付けバジルをかけたら完成。
今回は熱々のまま食べましたが、冷やして冷製ラタトゥイユとしても美味しいです。夏にはいいかも♪
のび~るマッシュポテト「アリゴ」
アリゴってなに??
アリゴはフランス中南部に位置するオーヴェルニュ地方の郷土料理です。じゃがいもにチーズを合わせた、お餅のように長く伸びるマッシュポテトのこと。オーヴェルニュ地方は自然が多く、山や牧草地が広がっていており、チーズ作りが盛んです。本場フランスでは「トム・フレッシュ」というチーズを使用してアリゴを作るのが一般的ですが、手に入りにくい場合はモッツアレラチーズやチェダーを使用してOK。
今回はモッツアレラチーズととろけるチーズを組み合わせたレシピです。
粘りが出るまでよくかき混ぜるのがコツです!
じゃがいも 2~3個
モッツアレラチーズ 150g
ピザ用チーズ 50g
ニンニク 1かけ
バター 20g
牛乳 50ml
塩コショウ 適量
バケット 好きなだけ
ウィンナー 好きなだけ
ミニトマト 好きなだけ
ブロッコリー 好きなだけ
この手順でやればまちがいなし
①じゃがいもは皮をむき、1口大にして耐熱ボウルに入れて6~8分加熱。
②①を熱いうちにつぶす。
滑らかに仕上げるために、良くつぶしましょう。
③ブロッコリーは先にゆで、ウィンナーは軽く焼き目をつけておく。バケットは切って焼いておきましょう。
④鍋にバターとニンニクを入れて、弱火で炒め香りが出てきたら牛乳を加える。
⑤牛乳が温まったら、チーズを入れてよく溶かす。
⑥②のマッシュポテトを加え、粘りが出るまで良く混ぜ、塩コショウで味を調える。
⑦③の具材やミニトマトと一緒に飾り完成。
冷めてしまったら、伸びなくなってしまうので、もう一度温めましょう。また、一緒に盛り付ける具材はなんでもOK。好きな具材を付けて召し上がれ♪
フランス料理と一緒に飲んだ日本酒
天明 槽しぼり純米吟醸本生~みどりの天明~
■アルコール度数:16度
■精米歩合 :55%
ふわっと花のような香りと共に口に含むと、マスカットのような甘味とお米の旨味が口いっぱいに広がります。ピリッとした酸味も感じられて全体的にバランスが良いお酒でした♪アリゴ片手に進む進む…!
曙酒造のブランド「天明」は、旨味・甘味・酸味のバランスを考えられ、『透明感=丁寧な酒造り』を心がけて大切に造られています。新商品も続々と登場しているため、様々な日本酒を飲んでみたくなります!
こちらはハート天明。自らの蔵も被災し大変な状況の中、酒造りを再開し、この年「ハート天明」を発売。売上の一部を義援金としてあしなが育英会東日本大震災津波遺児基金に寄付。家族を失ったにもかかわらず避難所で一生懸命お手伝いをする子の特集を見たのが、ハート天明を立ち上げるきっかけだったため、子供達の未来が少しでも明るくなるようにと願いを込めて10年ぶりにリリースされました。