初めてのお酒を飲む人に伝えたい、お酒初心者のためのおすすめな飲み方

20歳になり社会人になると、お酒を飲む機会がやってきます。

お酒は飲むと楽しい気分になれますが、飲み方を間違えると健康を害するだけではなく、人に迷惑をかけてしまいます。

そんな初めてお酒を飲む人に伝えたい、お酒初心者のためのおすすめの飲み方を解説していきます。

まずは酔いのメカニズムを理解しておこう

初めてのお酒

お酒の酔いの進み方には個人差があり、まずは自分の酔いの傾向を知ることが大切です。酔いの基本的なメカニズムから知っておきましょう。

体内にアルコールが入ると、胃の中で20%ほど、小腸の中で80%ほど吸収され、血液に溶け込んでいきます。

このような、血液中に含まれるアルコールを血中アルコールといい、その濃度を血中アルコール濃度と呼びます。

血中のアルコールは、肝臓で分解されますが、すぐには分解されず、心臓を経由して全身を巡り、やがて脳に到達します。

アルコールが脳を麻痺させることで、いわゆる酔った状態になります。

少量ならアルコールは、楽しい気分やリラックスさせてくれる効果があります。

ですが、限界を超えた量のアルコールを身体に入れてしまうと、運動機能の麻痺や意識障害を起こしてしまうなど、とても危険な状態になってしまいます。

参考サイト:厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol-summaries/a-02

参考サイト:キリンホールディングス株式会社
https://www.kirinholdings.com/jp/impact/alcohol/0_1/risk/mechanism/

初めてお酒を飲む時の注意点

初めてのお酒

お酒によるトラブルを避けるため、自分の身体に合う適量と正しい飲み方を知っておきましょう。
楽しい反面トラブルもある、だから注意点を抑えておきたい。

適正飲酒量を知っておく

人によって適正飲酒量はそれぞれ異なります。

ほんの少しのお酒を飲んだだけで酔ってしまう人もいれば、どれだけ飲んでも変化が見られない人など、体質によってさまざま。

自分の許容量を超えて飲酒してしまうと、立ちあがれなくなったり具合が悪くなったりと、周囲の人に迷惑をかけてしまうこともあります。

初めてお酒を飲む時には、ゆっくり無理なく、身体と相談しながら飲むことが大切です。

また、体質によりアルコールのアレルギーがある場合もあります。前もってアルコールパッチテストを受け、アレルギーのチェックをしておくのもよいでしょう。

アルコール度数が5%より高いお酒は避ける

初めてお酒を飲む場面では、アルコール度数の高いお酒は避けた方がよいでしょう。

なぜなら、血中アルコール度数が急激に上がり、悪酔いや急性アルコール中毒のリスクが高まってしまうからです。

飲みなれないうちは、アルコール度数が5%までのお酒で少しずつ試していくのがおすすめ。

自分のアルコール許容量がつめるようになってから、アルコール度数が高いお酒にチャレンジしてみましょう。

空腹の状態では飲まない

悪酔いを防ぐためには、空腹の状態でお酒を飲まないことが大切です。

液体であるアルコールは、体内で消化をする必要がなく、吸収のスピードが早まるので悪酔いをしやすくなります。

このため、アルコールの吸収速度を遅らせるようなおつまみを食べておくのも良い方法です。

たとえば、胃に膜を張る揚げ物や乳製品などのメニューが効果的となります。

水をお酒と同じくらい飲む

お酒を飲む際には、お酒と同じ量の水を飲むことで、悪酔いを防止することができます。

水を飲むことにより、体内のアルコール濃度を下げることができるからです。

ウイスキーやブランデーなどの強い洋酒を楽しむ際にも「チェイサー」と呼ばれる水をお酒と共に飲むことがあります。

日本酒にも「和らぎ水」といって水を一緒に飲むことにより体内のアルコール濃度を下げて、身体に負担をかけ過ぎない楽しみ方があります。

お酒を飲みなれないうちは、アルコール度数が低いお酒であっても、お酒と一緒に水を飲む習慣をつけましょう。

一気飲み・大量飲みをしない

一気飲み、大量飲みは、してはならない危険な飲み方です。

あまりの危険さに禁止しているお店もあるほど。

一気飲みや大量飲みをすると、血中のアルコール濃度が急激に上がり、身体の許容を超えると急性アルコール中毒になってしまいます。

急性アルコール中毒になってしまうと、救急車で搬送され病院で処置が必要となり、最悪の場合は死亡事故になってしまうことも。

アルコールの許容量が分からない、初めてお酒を飲む場面では、人から勧められても決して一気飲み、大量飲みをしてはいけません。

初めてのお酒を選ぶときの3つのポイント

初めてのお酒

初めてのお酒を選ぶとき、種類が豊富でどれにしようか迷ってしまうこともあります。楽しくお酒を飲むために大切なポイントを抑えておきましょう。

アルコール度数の低いお酒を選ぶ

アルコール度数が高いお酒は、特に酔いやすいので、お酒初心者はなるべく避けた方がよいでしょう。

アルコール度数が高いお酒は、ツンとした香りと、アルコール独特の「カーッ」とくるような刺激的な口当たりがあり、飲みにくさを感じやすく、お酒への苦手意識ができてしまうこともあります。

アルコール度数が低いお酒なら、酔うスピードも緩やかで、香りや口当たりに独特の刺激が少なくお酒初心者にもおすすめ。

ジュースに近い甘めのお酒を選ぶ

香りや甘味があるお酒は、アルコール独特の刺激を和らげてくれるので、初めてのお酒にピッタリ。

アルコール度数が低くても、苦味を感じやすいビールなどは、お酒そのもののクセに飲みにくさを感じる場合があります。

そのため、お酒初心者はジュースに近い甘めのお酒を選ぶと飲みやすいでしょう。

冷えたお酒を選ぶ

アルコールは温度によって気化しやすいため、温かいお酒や常温のお酒だとツンとくる独特な香りに飲みにくさを感じやすくなります。

逆に冷えたお酒なら、アルコールが気化しにくく、独特の刺激臭が抑えられます。

口当たりの感じが良く飲みやすくなるので、冷えたお酒を選ぶとよいでしょう。

飲酒初心者にオススメな飲みやすいお酒

初めてのお酒

現在では、お酒の専門店に行かなくてもコンビニやスーパーで気軽にお酒を購入することができます。

そんな中でも、飲酒初心者にオススメの、飲みやすいお酒を紹介します。

サントリー「ほろよい」シリーズ

サントリーから発売されている「ほろよい」シリーズは、アルコール度数が3%と低く、飲みやすいお酒の定番ともいえるチューハイです。

味もカシスオレンジやコーラなどバリエーションも豊富。アルコールの匂いが気にならず、ジュースのような口当たりを楽しむことができます。

スーパーやコンビニで簡単に入手できる気軽さもおすすめのポイント。

キリン「氷結」シリーズ

キリンから発売されている「氷結」シリーズは、みずみずしい果実感とスッキリとした飲み口が特徴。

「氷結」シリーズといえば、アルコール度数9%のストロング系が有名ですが、3%から5%のアルコール度数が低いものもラインナップにあります。

フレーバーは、オレンジやレモンなどの柑橘系から、ウメやパイナップルなど果実系が充実しており本格的なチューハイの味が楽しめます。

こちらもスーパーやコンビニで手軽に購入することができます。

日本酒も実は初心者におすすめ

日本酒は度数が高いお酒ですが、お茶やコーヒーなどソフトドリンクで割ってアルコール度数を下げると飲みやすくなり初心者にもおすすめです。

また、割らずにそのままでも飲みやすい日本酒もあります。夏酒といわれるジャンルは、爽快な香りと軽い飲み口で、初心者にも人気の日本酒です。

飲みやすい日本酒の場合は、和らぎ水をはさみながらゆっくり飲みます。

居酒屋などの飲食店でも少量ずつ提供されることが多いので、飲むペースをゆっくりにしやすく初心者向けともいえるでしょう。

初めてのお酒を楽しいものにするために(まとめ)

初めてお酒を飲む人に伝えたい、お酒初心者のためのおすすめな飲み方について解説してきました。

お酒は身近なものでありながら、飲み方を間違えてしまうと非常に危険なものでもあります。

ですが、正しい飲み方ができれば、お酒でしか味わえない素晴らしい世界を楽しむことができます。

自分の適正飲酒量をつかみながら、ほどよくお酒との付き合いを楽しんでいきましょう。

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