おしゃれな日本酒の選び方とは?プレゼントにもおすすめな飲み比べセットを紹介
昔ながらの古いイメージがある日本酒。若い人にはちょっと難易度が高そうに感じられることもあるようです 。
そんな日本酒ですが、最近ではラベルや箱のおしゃれなものも多く、男女問わず、幅広い年代から人気がでてきています。
今回はおしゃれな日本酒の人気の理由や選び方を紹介します。
おしゃれな日本酒が人気な理由
見た目も味わいもおしゃれに変化している日本酒。人気の理由を探ります。
贈り物として喜ばれる
年に何度かあるお祝いごとや贈り物の機会。その度に何を贈ろうか悩むことも。
大切な人に贈るなら時間をかけてでも「嬉しい」と感じてもらえる商品を探したいものです。
そんな時に喜ばれるのが日本酒。
日本では古くから、日本酒を神様へのお供え物として、現在でも儀式に使用しています。
このことから、お祝いごとに欠かせない、縁起の良い贈り物となりました。
原料や熟成方法で味わいや香りが変化する、多種多様な日本酒。
最近では若い人にも好まれるようなスパークリング日本酒や、中に果物が入ったスイーツのような飲み口のものも増えています。
栄養価も高く美容にも良い成分が入っているため、女性や日本酒初心者にもおすすめです。
見るだけで気分が上がる
日本酒を選ぶ場合、味や香りも大切ですが、贈り物にするなら見た目にも楽しいものを選びましょう。
一目で気分が上がるデザインの日本酒を贈られるのは嬉しいものです。
中でも変わった形のボトルや可愛いラベル、美しくデザインされた化粧箱に入った日本酒は、見るだけで洗練された気分になれます。
SNSにアップすると思った以上に「いいね!」が付きそう。
おしゃれなデザインボトルは、飲み終わった後も、花瓶などのインテリアとしても使うなど、色々な用途を考えるのも楽しみの一つです。
ラベルにお祝いのメッセージや名前を入れられるサービスもあるので、お部屋に飾ったりして、記念として取っておくと、良い思い出の品になるのではないでしょうか。
おしゃれな日本酒の選び方
ではどのように選べば良いのでしょうか。贈る相手に喜ばれる、おしゃれな日本酒の選び方を紹介します。
日本酒の種類で選ぶ
日本酒にはさまざまな種類があり、タイプやランクで味わいに違いがあります。
代表的なものの中から幾つか解説します。
【吟醸酒】
低温で発酵させる「吟醸造り」という製法で造られた日本酒。
酵母によって生み出されるフルーティーでワインのような「吟醸香」が特徴。
繊細な味わいで「冷や」または「ぬる燗」で飲むのがおすすめ。
また、精米歩合を高め、さらにきめ細かい味わいに造られたものを大吟醸酒という。
【純米酒】
ほとんどの日本酒に添加される醸造アルコールを添加せず、米と米麹のみで造られたお酒。
酒米の芳醇な香りとコクを顕著に感じられる。
【本醸造】
純米酒に近い風味を感じるお酒。醸造アルコールを使って造られる。なめらかで瑞々しくスッキリとした味わい。
【生酒】
一般的に日本酒は醸造後「火入れ」という貯蔵前の品質保持の加熱処理を行い熟成される。
生酒はこの「火入れ」を行わず造られたお酒。
そのため保存期間は短いものの、しぼりたてのフレッシュさを味わえる。口当たりの良い甘口の銘柄が多い。
【原酒】
貯蔵後の日本酒は、アルコール度数を15度前後に調節する「割り水」という加水作業を行う。
原酒はその「割水」を行わないお酒。
加水がされていないためアルコール度数20度前後と高い。濃厚で力強い味わいと旨味を感じられる。
【その他】
シャンパンのようなスパークリング日本酒は、普通の日本酒にくらべアルコール度数も低め。
甘味が感じられる銘柄も多いので女性や日本酒初心者には「飲みやすくて美味しい」と人気です。
その他、澱(おり)を残して造られる濃厚な味わいのにごり酒なども、お酒が好きな人への贈り物におすすめです。
産地で選ぶ
日本列島は縦に長く、それゆえに各地で気候が大きく違い、酒造りに必要な酒米や水、発酵具合も異なります。
大きく分けて、東日本ではさっぱりしてクセの無いクリアな味わいの日本酒が多く、西日本では濃厚で芳醇な味わいのものが多くみられます。
その中から有名どころをいくつか選びました。
- 新潟県
米どころといわれ、良質な酒米が生産されている。新潟は酒蔵の数も全国で1番多く「久保田」をはじめ有名な銘柄が多く造られる生産地。軟水から生み出される、キリリとした味わいのやや酸味のある「淡麗辛口」が特徴。 - 長野県
新潟のお隣、長野県も全国2位の酒蔵数を誇る。 面積の広い長野県は、気候も風土も違う4つの地域に分けられている。そのため、全体的には甘口傾向にあるが、各地域によって味わいに変化がみられる。 - 兵庫県
硬水が特徴の酒どころ。最高級の酒米「山田錦」で造られる日本酒は「灘の酒(なだのさけ)」として有名。キリリとして酸味が強い「濃厚辛口」。「男酒」と呼ばれるキレの良い味わいが特徴。 - 京都府
「男酒」とならび「女酒」と呼ばれるのは、京都の「伏見酒(ふしみさけ)」。上質で豊富な伏水(ふしみず)から醸されるお酒は、優しく滑らかな味わいで、まさに女性をイメージさせる。
北海道から沖縄まで、産地によってさまざまな特徴のある日本酒。
贈る際は、相手が好む風味をもった産地の情報をリサーチしてみるのも、喜ばれる選び方です。
化粧箱や木箱で選ぶ
ギフトとして相手に日本酒を喜んでもらうには、包装にもこだわりたいもの。
高級感あふれる木箱に入れられた日本酒は、お世話になった目上の方への贈答用にはうってつけです。
重厚感がある見た目は、贈る相手に感謝の気持がより深く伝わることでしょう。
美しい包装やデザインの化粧箱もプレミア感があり喜ばれます。
特別な日本酒を大切な人に贈る時は、インパクトのある嬉しい演出となるでしょう。
飲み比べセットもおすすめ
種類と味わいの多様さが楽しめる日本酒。
日本酒関連のサイトでは、有名ブランド銘柄を販売しています。
評価ランキングの高い、こだわりの1本を購入するのも良い選択です。
しかし、「日本酒を贈りたいけど相手の好みが分からない」という時は銘柄選びに迷ってしまいます。
そんな時は、蔵元のお酒が厳選されている飲み比べセットを選んでみてはどうでしょう。
特に女性や、少量をたしなみたい人にぴったりの小さめサイズが多いので、負担なく飲み比べできます。
飲み比べセットは、好みの風味を探したり、新しい味わいを発見できる楽しいお酒のギフト。
おしゃれでかわいいデザインの小瓶も増えており、贈りものには最適です。
プレゼントにおすすめの日本酒飲み比べセット
見た目もおしゃれで、さまざまな味わいが楽しめる日本酒飲み比べセットを、大切な人へ贈ってみましょう。
島根県高津川の日本酒飲み比べセット
日本酒発祥の地として、古くは古事記に記されている島根県。
歴史ある島根県の高津川(たかつがわ)は、全国一級河川に幾度も選ばれた日本一の清流です。
そんな高津川沿いには、その清流を原料とする酒蔵が多くあり、味わいを競っています。
その中から酒蔵を厳選し、3つの銘柄をセットにした飲み比べギフトです。
キュートな色彩のラベルと涼しげでかわいいボトルは、各蔵の味わいの違いを少しずつ楽しめる容量です。
▼千古乃岩純米吟醸原酒・華泉(かせん)純米大吟醸・初陣(ういじん)純米吟醸のセット
https://syulip.com/products/iwami180
燗とロック|アウトドア日本酒飲み比べセット
キャンプやバーベキューで楽しんだあとは、お酒を傾けてゆっくりとくつろぎたくなります。
寒い季節は日本酒を「燗」にしてじっくりと、暑く開放的な季節には冷たく涼しげに氷を入れた日本酒を「ロック」で飲んでみては。
アウトドアでもおしゃれに大人の時間を楽しみましょう。
「燗」と「ロック」それぞれ相性ぴったりの、日本酒2本の飲み比べセットです。
白と黒の銘柄別にデザインされたボトルはさらに気分が上がります。アウトドアを始める前にお家でトライしてみるのも良いでしょう。
▼扶桑鶴(ふそうづる)純米大吟醸・千古乃岩純米吟醸原酒のセット
https://syulip.com/products/kanrocks
おしゃれな美味しい日本酒を見つけよう
おしゃれな見た目が増えてきた日本酒。
飲みやすい銘柄も多く、普段あまり日本酒を飲まない女性や、日本酒初心者も楽しめます。
気持ちを込めて贈る日本酒は、想いを超えて相手を笑顔にしてくれます。
Profile
SYULIP編集部
日本酒ECサイトを運営しているSYULIP(シュリップ)です。 サケディプロマ、唎酒師、ソムリエ、栄養士などのライターが日本酒の楽しみ方、豆知識、おつまみ記事などを発信しています。