2022年05月11日

日本酒を入れるおちょこの容量は?ぐい呑みとの違いも学ぼう!

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SYULIP編集部
こんにちは、日本酒に関する情報を発信しているSYULIPです。 日本酒好きメンバーが新しい日本酒の楽しみ方を配信しています。配信する記事はインタビューや自らの体験をベースに一つ一つの丁寧に制作しております。

日本酒を飲む酒器の定番といえば「おちょこ(お猪口)」で、酒器とは名前の通り「お酒」の「器(うつわ)」です。

「酒器にこだわるとお酒の楽しさが増す!」ということで、今回は「おちょこ」について解説しながら、その他の酒器との違いや、おちょこを選ぶ3つのポイントを紹介します。

記事を読むことで「おちょこ」について詳しくなり、日本酒の楽しみ方の幅が広がる内容になっています。

おちょことは?

おちょこ

おちょことは、日本酒を飲むときに使用する酒器の一つで、一口で飲み干せる大きさのものが一般的です。おそらく一番身近な酒器ではないでしょうか?

「おちょこ」という名前の由来は、ちょっとしたものを意味する「ちょく」や、飾り気がないことを表現する「直(ちょく)」が転じたなど諸説あります。

おちょこといえば青い蛇目(じゃのめ)が描かれた器を想像すると思いますが、こちらは「利き酒用のおちょこ」だと知っていましたか?

利き酒用のおちょことは?

利き酒用おちょこ

利き酒に用いられる「きき猪口」は内側の底に青い蛇目(じゃのめ)が描かれています。

これは利き酒の際にお酒の色や透明度を見る為の工夫です。青い蛇目はお酒の状態(外観)を確認するのに適しており、このことから蛇の目猪口とも呼ばれています。

容量は30ml〜45mlが一般的

サイズ違いのおちょこ

一合は小さいおちょこで4〜5杯分

おちょこのサイズは30ml〜45mlが一般的です。そして一合は小さいおちょこで4〜5杯分程度です。

ちなみに、おちょこのサイズには勺(しゃく)という単位が使われ、一勺(いっしゃく)は18mlを表します。

「勺」とは 尺貫法の容積の単位。一合の10分の1。約0.018リットル。

おちょこのサイズは様々で、居酒屋や家庭でよく使用されているのは二勺〜二勺半(36ml〜45ml)となります。

おちょこのサイズ「尺貫法」について

「勺(しゃく)」や「合(ごう)」の単位は、普段の生活では使わない計量方法です。これは、昔ながらの「尺貫法」と呼ばれる容積を表す単位。

「尺貫法」とは、日本古来の度量衡法。長さの単位を尺、容積の単位を升、質量の単位を貫とする。明治以降メートル法と併用されてきたが、昭和34年(1959)原則として廃止され、昭和41年(1966)以後メートル法に統一された。

日本酒業界は「尺貫法」の数え方が文化として残っている数少ない業界です。

ただし、ボトルに表記されている液体の容量は「cc・L(リットル)」で表示することが一般的です。

おちょことぐい呑みの違いは?

ぐい呑み

ぐい呑みもおちょこ同様にお酒を飲む容器です。ぐい呑みは「ぐいっと呑む」「ぐいっと掴んで呑む」といった語源が由来とされています。

お猪口よりも深さがあり、全体的に一回り大きいサイズを多く見かけ、50ml前後から1合(180ml)も入るものまで、サイズには幅があります。

日本酒をぐいぐいと楽しみたいときにぴったりな容器で、陶磁器のものからガラス製・木製など様々な種類があります。

平盃も覚えておこう!

平盃

平盃は、おちょこやぐい呑みよりもグラスの口径が大きい酒器です。

口径が大きく開いているため、ワイングラスやおちょこのように、お酒の香りを閉じ込めません。

お酒を飲むときも確度を必要とせず、スムーズにお酒を口に運ぶことができます。口の中全体でお酒の味わいを楽しむ事ができます。

日本酒を注ぐ酒器は?

日本酒を入れる容器として「おちょこ」や「ぐい呑み」を紹介しましたが、ここからは代表的な日本酒を注ぐ酒器を3つ紹介します。

徳利(とっくり)

徳利一合

首がキュッと細くなって下部が膨らんだ容器。名前の由来は諸説あるようですが、お酒を注いだときの「とくりとくり」という音から「とっくり」と付けられたと言われています。居酒屋でよく見かける酒器の一つですね。常温や温めた日本酒を注ぐ酒器として使用されることが一般的ですが、ガラス製の徳利は冷酒を提供する時に使用されています。

片口

片口とはお酒を注ぐための注ぎ口が付いている酒器です。口径が大きいのでお酒の香りを堪能でき、日本酒を存分に楽しむことができるのも魅力のひとつです。冷えた日本酒を注ぐ時に使用される事が多く、日本酒を冷酒で頼む時に酒器にも意識を向けてみると楽しみが増えますよ。

ちろり

ちろり

容器ごとお湯の中に入れて温めるお燗用の酒器のことです。すずや銅など金属で作られており、日本酒を全体的に温め、燗酒をまろやかにしてくれる効果もあります。日本酒にこだわっているお店や熱燗専門店でよく見かける酒器ですね。

おちょこを選ぶ3つのポイント

最後におちょこを選ぶ3つのポイント「材質」「容量」「形」を解説していきます。

材質から選ぶ

冷酒

おちょこを選ぶときの一つ目のポイントは「材質」です。材質によってお酒の熱の伝わり方や、お酒の味わいに変化があるためです。

一般的によく見かける陶器製のおちょこは、全体的に厚みがあるのが特徴です。熱の伝わり方が低く、冷やした状態でも温めた日本酒どちらでも楽しめる万能なおちょこです。

錫製のおちょこは熱伝導率が高く、酒がまろやかな味になるといわれています。おちょこを持った手からも冷たさを感じることができるため、暑い時期や、清涼感を演出したいときなどにはぴったりなおちょこです。

ガラス製のおちょこは、見た目が涼しく色鮮やかなデザインも多く、冷たい日本酒を飲む時にぴったりです。最近では耐熱ガラス製のおちょこも販売されています。

容量から選ぶ

サイズ違いのおちょこ

おちょこのサイズは様々ですが、居酒屋や家庭でよく使用されているのは二勺〜二勺半(36ml〜45ml)です。だいたい一合だと4〜5杯分程度です。

おちょこのサイズに迷った時は、普段どれくらい日本酒を飲むかを基準に選んでみてください。少しずつ日本酒を楽しみたい方は小さいサイズのおちょこが向いていますし、たくさんお酒を飲まれる方は思い切って一合入りのおちょこも良いかもしれません。

また、小さいサイズのおちょこの方が、温度の影響を受けにくく、冷酒や熱燗を飲むシーンには適しています。

形から選ぶ

おちょこ

気に入った形やデザインからおちょこを選ぶ方が多いと思いますが、おちょこの形によって日本酒の風味の感じ方も変わってきます。

例えば飲み口が狭いおちょこ(小さめな形状)はすっきりと感じやすいですし、逆に飲み口が広いと香りが立ち上りやすく、濃厚に感じられます。

熱燗のキレを楽しむんだりするときは飲み口が狭いおちょこを選んだり、少し熟成感のある濃厚な純米酒を楽しむ際には大きめの飲み口を選ぶと、日本酒の特性を楽しみやすいです。

お椀型のおちょこは、日本酒の香りや味わいをしっかりを楽しみたい時に選ぶと良いですし、より香りを感じたい時はラッパ型のおちょこもおすすめです。

まとめ

今回は「おちょこ」について解説しながら、その他の酒器との違いや、おちょこを選ぶ3つのポイントを解説しました。最後にこの記事のまとめを紹介します。

  • おちょことは、日本酒を飲むときに使用する酒器の一つで、一口で飲み干せる大きさのものが一般的です。
  • おちょこのサイズは30ml〜45mlが主流で、一合の日本酒を注ぐと4〜5杯分程度です。
  • おちょこを選ぶ3つのポイントは「材質」「容量」「形」です。

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SYULIP編集部
こんにちは、日本酒に関する情報を発信しているSYULIPです。 日本酒好きメンバーが新しい日本酒の楽しみ方を配信しています。配信する記事はインタビューや自らの体験をベースに一つ一つの丁寧に制作しております。


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