【うなぎに合わせたい日本酒】土用の丑の日は日本酒でカンパイ!
土用の丑の日といえば「うなぎ」!夏に食べるうなぎ料理って本当に美味しいですよね!実はうなぎを食べる習慣は古くからあり、万葉集の時代から夏場に栄養価の高いうなぎを食べていたそうです。
そこで今回は夏の風物詩「土用の丑の日」のうなぎに合わせたい日本酒を特集!それぞれのうなぎ料理にぴったりな日本酒を紹介しています。
土用の丑の日ってなに?
土用の丑の日の発祥は諸説ありますが、平賀源内が売り上げ不振のうなぎ屋に「本日土用の丑の日」と張り紙をするようアドバイスして、人気になったから…という説がよく知られています。
夏の土用の丑の日は「う」が付くものを食べると夏負けしないという言い伝えがあります。うどん、瓜、梅干しなどがそれ。うなぎもここからヒントを得たようです。
2021年の夏の土用の丑の日は7月28日(水)。うなぎと日本酒を楽しみましょう!
まずは日本酒のタイプを知ろう!
うなぎに合わせたいお酒を紹介する前に、まずは日本酒のタイプを勉強しましょう!
日本酒の香りや味わいには、原材料、仕込み方法、熟成期間など様々な要因が影響します。まずは、日本酒がもつ香りの要素と味わいの要素を組み合わせ、日本酒を4つのタイプに分類しましょう。
そして、それぞれの特性を理解することで、相性の良い料理を考案することが可能になってきます。
4タイプの日本酒
- 華やかな香りが特徴的!「フルーティータイプ」
- スッキリ!「爽やかタイプ」
- コクと旨味を味わうなら「旨口タイプ」
- 黄金色に輝く!「熟成タイプ」
うなぎの蒲焼きと合わせたい!熟成や旨口タイプの日本酒
うなぎの蒲焼きの濃厚さには「熟成タイプ」が非常に優れた同調を感じることが出来ます。山椒の風味も熟成タイプの日本酒と相性抜群!
「旨口タイプ」の日本酒も濃厚な味わいと同調が期待できる組み合わせです。生酛や山廃造りの日本酒は特におすすめ!
熟成タイプとおすすめの日本酒!
熟成タイプは、長期熟成させた日本酒や古酒(こしゅ)と呼ばれる日本酒のことで、お酒の色は黄金色に輝く貴重なお酒です。
美味しく飲める温度帯
①15℃〜25℃、②35℃前後が適した日本酒の温度と言われています。 熟成している年数によって、あっさりとしたものから、しっかりした味わいの日本酒があり、温度設定はそれぞれ異なります。 しっかりとした味わいになればなるほど、温度設定は高めが良いと言われています。
飲み比べて美味しい熟成酒「古昔の美酒」
日本全国100蔵以上を巡り、原則10年以上熟成させた古酒のみを取り扱う長期熟成ヴィンテージ酒の飲み比べセット。うなぎの蒲焼とぜひ試したい組み合わせです。
旨口タイプとおすすめの日本酒!
旨口タイプは古くから親しまれている王道の日本酒です。一般的には「醇酒(じゅんしゅ)」と呼ばれています。
主に純米酒や生酛といった伝統的な製法で造られ、原料のお米を感じるふくよかな香りと、旨味を感じさせるコクのある味わいが特徴です。
旨口タイプの日本酒
冷やでも温めてもおいしい!
①15℃〜18℃、②40℃〜55℃が適した日本酒の温度と言われています。 旨口タイプは楽しめる温度帯が最も広く、冷やでも温めても美味しいです。温度によって変化する風味も体感してみてください。
うまい!日本酒「大七 純米生酛」
15度前後の常温や、ぬる燗。そしてお好みにより熱燗でも美味しくいただけます。うなぎの美味しさをますます引き立たせる食中酒。おすすめです!
シンプルなうなぎ料理と合わせたい!爽やかタイプの日本酒
夏っぽい清涼感を感じるシンプルでさっぱりしたうなぎ料理はいかがしょうか。そして合わせたい日本酒は清涼感の同調や、うなぎの油分を洗い流す効果がで期待できる「爽やかタイプ」の日本酒。
「爽やかタイプ」と合わせたいうなぎ料理
うなぎの白焼き
うざく(うなぎときゅうりの酢の物)
爽やかタイプとおすすめの日本酒!
一般的に「爽酒(そうしゅ)」と呼ばれており、日本酒のタイプの中で最もスッキリしてシンプルな味わいです。旨みやコクは少なく、香りは穏やかで、吟醸香と呼ばれる「フルーティー」な香りが弱いのが特徴です。料理との相性の幅は広く、特に油っぽい料理を食べた後に飲むと、油脂成分を洗い流すウォッシュ効果が期待できます。
爽やかタイプの日本酒
冷やして飲もう!
冷やして飲むなら5〜15℃が適しています。すっきり爽やかな飲み口、フレッシュな味わいが特徴的なこのタイプは、しっかり冷やす事でより一層特徴を感じることができますよ。
さっぱりしたうなぎ料理に合わせたい日本酒「真澄辛口生一本」
うなぎが名産の長野が生んだ銘酒「真澄」。蒲焼きとも相性が良いと言われていますが、今回はシンプルでさっぱりした料理に合わせて飲んでほしい!
土用の丑の日と日本酒の特集いかがでしたか?食欲が減退しがちな夏に栄養をしっかり補給しながら日本酒ライフを楽しみましょう!