ギフトにおすすめな日本酒とは?選び方から人気の飲み比べセットを紹介
お中元やお歳暮、身近にいる大切な人へのお祝い事まで、誰かにプレゼントをする機会は決して珍しいことではありません。
ですが、贈る相手の好みが分からず、プレゼントの選択に困ることもあります。そんな時は日本酒がおすすめです。
今回は相手にぴったりの日本酒の選び方から、おすすめの飲み比べセットも紹介します。
日本酒がプレゼントにおすすめな理由
「昔ながらの」というイメージの強かった日本酒ですが、若い方のプレゼントやギフトに選ばれることが多くなってきました。その理由を探ります。
お祝いの場で親しまれている
日本酒の原料であるお米は日本人の主食であり、お神酒として神様に供えられ、神事にも使われてきた親しみ深いもの。
そのため、日本酒は開運や幸福などの意味合いとなり、ハレの日に飲む縁起のよいものとして定着しています。
現在でも、家族や親しい人と、お正月や結婚式などで「祝い酒」として振る舞われている日本酒。
その幸福なイメージから、記念日や就職などの新しい人生の門出にも贈られます。
そんな日本酒は大切な人に「おめでとう」を伝えるのに最適な贈り物といえるでしょう。
高級感のあるおしゃれな見た目
大切な人や大事なお祝い事には、少し特別感のあるものを選びたいもの。日本酒も高級感の溢れるおしゃれな見た目のものが増えてきています。
豪華なラッピングを施した化粧箱や、木目の美しい桐の箱に入った日本酒は、職場の上司や恩師など目上の方への贈り物に最適です。
特別なデザインのボトルや縁起の良い「鶴」や「亀」などを装飾したラベルもおすすめ。
また「名入れサービス」はボトルやラベルに名前やメッセージを入れるサービスです。名入れすることでさらにプレミアム感を演出できます。
用途やどのような相手に贈るかなど、色々と考えながら選ぶのも楽しいものです。
日本酒ギフト選びのポイント
ギフトの多様性が広がりつつある日本酒ですが、どのように選んだら良いのでしょうか。ポイントを解説します。
お酒好きな方には飲み比べセットがおすすめ
「お酒が好きな方には縁起の良い日本酒を」と考えますが、親しい間柄でなければ、相手の好みが分からないことも多いと思います。
そんな時は飲み比べセットを選んでみましょう。たとえばこんな理由があります。
- 複数のお酒がセットされ、さまざまな味わいが楽しめる。
- 小さめのボトルでセットされていることが多く、少量をたしなむ人でも気軽に飲み比べることができる。
- 酒蔵別・銘柄別・種類別と色々な飲み比べのセットを選ぶことができる。
- 一本一本の価格が抑えられていて、費用面においても安く抑えられる。
- 販売店などの日本酒の専門家が厳選してセットを作る事が多く、購入した際の失敗を心配しなくていい。
このように、お酒好きにはもちろん、購入する側にとってもメリットが多い。
飲み比べセットは好みの味わいを見つけたい日本酒初心者にもおすすめです。
おしゃれなパッケージの日本酒
日本酒は味わいだけでなく、パッケージもおしゃれに進化し続けています。いわゆる「ジャケ買い」をしてしまうようなデザインが増加中。
以前のシンプルな一升瓶ではなく、インテリアとして飾れるようなデザイン性の高いオリジナルボトルや、気分が上がるような色とりどりでかわいいラベルは、特に若者に人気。
日本酒選びに迷ったら、おしゃれなデザインを取り入れた日本酒を贈ってみてはいかがでしょうか。
大切な方へは高級な銘柄を選ぶ
大切な方へ贈る日本酒は、特別なものを選びたい。ちょっと奮発して高級な日本酒をと考えるところですが、高級といわれる日本酒にはっきりとした定義のようなものはありません。
金額でいえば、一万円から十万円超えのものまでさまざま。
手間ひまかけて、高級な原料で造られたものはもちろん、期間限定や地域限定、極端に製造数が少なかったり人気のため流通量が少ない場合は、希少価値が出て高値がついていることも多いのです。
贈る相手の好みの銘柄が分かればその中で一番良いものを選んでもよいですし、今まで飲んだことがない銘柄を贈るのも嬉しいサプライズになるでしょう。
高級酒はその希少価値の高さから相手に感謝の気持ちを深く伝えることができます。
初心者でも大丈夫。贈り物に最適な美味しい日本酒の選び方
贈り物に最適で美味しい日本酒の選び方を、初心者にも分かりやすくご紹介します。
日本酒の味わいで選ぶ
日本酒の味わいは、甘口と辛口に大別されており、これは日本酒度で表されます。
日本酒のラベルに表記されている「+」•「-」がそれ。
日本酒に含まれる糖度が多ければ「-」で甘口(酸度が+)、酸度が多ければ「+」で辛口(糖度が-)になります。
「甘口」は砂糖のような強い甘みではなく「フルーティーでコクがあり、やさしい口あたり」で穀物を思わせる自然な甘みを感じます。
「辛口」も辛い食べ物のような味わいではなく、甘みが少ないと感じるお酒です。
「キリッとしてキレがあり、のどごしがスッキリした」と表現される飲み口です。
しかし、甘口表記があっても酸味がしっかりしているものもあり、日本酒の味わいの深さは計り知れません。
購入時はラベル表記の確認や、販売店にアドバイスを受けるのもよいでしょう。
日本酒の種類で選ぶ
日本酒は製造工程や原料の加工の違いで種類が分かれます。その中から5種類を解説します。
【純米酒】
酒米、米麹、水だけで造られたお酒。旨みとコク、純粋な酒米の力強い味わいがある。
【本醸造酒】
酒米を3割以上削り、醸造アルコールを添加して造られたお酒。香りが抑えられ、スッキリした口当たりで甘すぎず、料理によく合う。
【吟醸酒】
酒米を4割以上削り、醸造アルコールを添加。低温でゆっくり発酵させて造られる。
フルーティーな香りがあり吟醸香(ぎんじょうこう)と呼ばれる。のどごし滑らかでスッキリ淡麗。
【生酒】
品質を保つため本来行われる、火入れ作業を行わず低温で熟成され造られる。
そのため消費期限が短く冷蔵保存が必要だが、しぼりたてのフレッシュな味わいと甘味が感じられる。
【スパークリング日本酒】
シャンパンのような発泡性のある日本酒。比較的アルコール度数が低く、甘口タイプのものが多い。
口あたりもよく飲みやすいため、女性や日本酒初心者も嬉しいお酒。
価格やサイズを考慮して選ぶ
日本酒はその種類の多さから、価格やサイズも大きく変わります。
相手との関係性や状況も確認して贈りましょう。
親しい人にちょっとした贈りものをするなら1,500円から2,000円前後、家族の誕生日などに少し奮発したいなら、3,000円前後。
結婚式の祝いなど特別な贈り物には5,000円から10,000円以上が相場です。
お酒の代金の他にパッケージや送料が別料金の場合もあるので、その金額も見込んで予算を立てておきます。
また、日本酒は一升瓶(1.8ℓ)と四合瓶(0.72ℓ)が主ですが、飲み比べセットなどでは300ml以下の少量サイズも展開されています。
贈る相手の飲酒量や家族の人数も考慮して選びましょう。
厳選!ギフトにおすすめな日本酒飲み比べセット2選
島根県高津川の日本酒飲み比べセット
島根県は日本酒発祥の地といわれています。
日本酒との繋がりが深い島根県に流れる高津川(たかつがわ)付近には酒蔵が多くあり、清流日本一に選ばれた清水を原料に醸したお酒を造り、酒蔵同士で切磋琢磨しあっています。
その中から3つの酒蔵を厳選した飲み比べセットです。
▼ミニサイズ飲み比べセット
https://syulip.com/products/iwami180
燗とロック|アウトドア日本酒飲み比べセット
透き通った冬の夜空をながめながら燗した日本酒でホカホカ温まったり、ロックにした涼しげな日本酒で夏の暑さの余韻を夕涼みで楽しんだり、ワクワクした気分になれそう。
アウトドア好きに嬉しい「燗」と「ロック」に最適な日本酒2本のセット。おしゃれなボトルはお家で楽しむ時も気分が上がりそう。
▼扶桑鶴(ふそうづる)純米大吟醸・千古乃岩純米吟醸原酒2本セット
https://syulip.com/products/kanrocks
色々な想いを表現できる日本酒ギフト(まとめ)
古くから縁起物として、お祝いの席には欠かせない日本酒。
身近な人へのちょっとしたプレゼントや大切な人へのギフトはもちろん、結婚式など大事なお祝い事にも日本酒は嬉しいものです。
味わいだけでなく、パッケージなども進化し続けている日本酒。さまざまな形で表現できるお祝い事に最適なギフトです。
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SYULIP編集部
日本酒ECサイトを運営しているSYULIP(シュリップ)です。 サケディプロマ、唎酒師、ソムリエ、栄養士などのライターが日本酒の楽しみ方、豆知識、おつまみ記事などを発信しています。