神奈川県中沢酒造の日本酒と小田原の名産品を使った日本酒おつまみでおうち居酒屋気分
東京からロマンスカーで1時間ちょっとで行ける観光地「小田原」。古くから城下町、東海道の宿場町として栄え、今でも多くの観光客が訪れる街です。最近では『minaka小田原』という食事や足湯、宿泊ができる観光スポットもオープンしているので、サクッと遊びに訪れたいですね!
今回は、そんな小田原の魅力と名産品を使った日本酒おつまみ、そして小田原から30分程の場所にある中沢酒造で購入した日本酒を合わせて一緒にご紹介していきます。
神奈川県小田原市について
小田原市は神奈川県西部に位置し、箱根に連なる山地や黒潮の流れる相模湾に面していて、気温は温暖で年平均16度前後。雨の量も平均年間2,000mm前後と多く、果樹栽培や平野部では豊富な水を利用した稲作が営まれています。
小田原市の花:梅と、小田原市の鳥:コアジサシ
小田原市の名産品
小田原かまぼこ
小田原かまぼこは江戸時代後期、相模湾のオキギスという魚を原料とし板にすり身を扇形に盛りつけ「板かまぼこ」を完成させ全国に広まっていきました。さらに小田原蒲鉾は参勤交代で箱根路を通る大名にも賞味されたため、職人さんたちが技術力を向上させていき、より高級な味わいへと変化し、その美味しさが人々の口伝えでさらに広まっていきました。
今では、グチなどの魚と良質な水を原料に、肌ツヤよくきめ細かく弾力ある歯ごたえの、小田原かまぼこが作られています。
ひもの
小田原のひものは、江戸時代に入って地元で獲れるあじ・かますを開き干しにして保存食として売ったのが始まりとされています。新鮮な魚だけに、過度に塩味を付けることなく、素材の味を生かしていくのが「小田原ひもの」の特徴です。今では四季折々の魚で年間を通じて美味しいひものを生産しています。
ご当地グルメ「小田原おでん」
町おこしの一環として誕生した「小田原おでん」。先程ご紹介した通りかまぼこが名産品である小田原市では、かまぼこの素材と地元の食材を組合せたオリジナルのおでん種が入っているのが特徴。また、からしではなく梅みそをつけて食べるのも特徴の一つです。
小田原おでんを広げるイベントとして小田原おでんサミットが毎年開催されており、屋台で小田原おでんが食べられるほか「おでん種コンテスト」等も開催されています。
小田原市のおすすめ観光スポット
難攻不落の城「小田原城」
小田原城が初めて築かれたのは15世紀中頃のことと考えられています。1500年頃、3代当主北条氏の時代には「難攻不落、無敵の城」といわれ、上杉謙信や武田信玄の攻撃に耐えたといわれています。当時のお城は明治時代に解体されたため、現在のお城は昭和に入って城址公園として整備され復元されたものです。
天守閣ではお城の紹介や美術工芸品の展示をおこなっています。また城址公園の中では四季折々の花や植物が楽しめるほか、子供が楽しめるNINJA館などもあるため家族みんなで訪れてほしいです。
35000本の梅「曽我の梅林」
市の花にもなっている梅は、小田原市の様々な場所で見られますが、圧巻なのは35000本の梅が咲き誇る「曽我の梅林」。毎年梅まつりも開かれ、多くの方が来場します。近くで見る梅ももちろん綺麗ですが、高台から見下ろす梅はまさにピンクの絨毯がひかれているかの様!晴れているときに富士山も一緒に見ることができます。
例年2月~3月頃にかけて見頃となり、梅まつりでは露店やカフェなども開かれるようです。今年はコロナの影響で縮小しての開催だったようなので、来年以降はいつも通り開かれるといいですね♪
かまぼこや干物ももちろん名産ですが、梅製品も名産品なんです。梅干しはもちろん、梅味噌や梅ジャムなど梅を使った様々な商品があるので、是非ご賞味あれ♪ ちなみに今回は梅干しを使ったおつまみもあります!お楽しみに♪
夏に食べたい!さっぱり「アジの干物南蛮漬け」
干物を簡単アレンジ
アジの干物南蛮漬けの材料
アジの干物 2枚
ピーマン 1個
人参 1/2本
玉ねぎ 1/2個
片栗粉 適量
★醤油 大さじ5
★お酢 大さじ5
★砂糖 大さじ3
★鷹の爪 少々
サラダ油 適量(少し多め)
この手順でやればまちがいなし
①ピーマン・人参・玉ねぎを千切りにする。
②耐熱ボウルに★を混ぜ合わせ、そこへ①を入れレンジで2分~3分温める。
③アジの頭を切り落とし、半身ずつに分けぜいごを取り除き、片栗粉をまぶす。
④フライパンに油をひき、両面をこんがり焼く。
アジの干物は身の部分から先に焼きましょう。
⑤④と②を合わせ、冷蔵庫で30分程漬ける。
⑥お皿に盛り付けて完成。
切って和えるだけ「かまぼことオクラの梅マヨ和え」
名産品かまぼこ&梅干しを使用した簡単おつまみ
かまぼことオクラの梅マヨ和えの材料
かまぼこ 150g程度
梅干し 大粒2個
おくら 6~7本
大葉 5枚
★マヨネーズ 大さじ2
★めんつゆ 大さじ1
この手順でやればまちがいなし
①オクラは板ずりして洗い、ヘタを切り落とし、斜めに切る。
板ずりとは、まな板の上にオクラを置き塩をかけて、コロコロ転がすことです。これで表面についている細かな産毛を取ることができます。
②①を耐熱ボウルに入れて、ラップをしてレンジで1分半~2分程温める。
③かまぼこは1.5cm角くらいにきり、大葉は千切りにする。
④梅干しは種を取り、包丁でたたく。
⑤ボウルに④と★を入れて混ぜ合わせる。 ⑥⑤に②と③を入れてよく混ぜあわせ、お皿に盛り付けて完成。
中沢酒造株式会社で購入した日本酒
松みどり純米吟醸S.tokyo
■精米歩合 :55%
■アルコール度数:14度以上15度未満
香りは甘酸っぱいフルーツのよう。口に含むとマスカットのような香りが広がります。とてもまろやかで、ほんのりした甘味が広がりました。
ワイングラスでおいしい日本酒アワード2021金賞受賞
2021年4月にワイングラスでおいしい日本酒アワード2021プレミアム純米部門において、「松みどり純米吟醸S.tokyo」が金賞を受賞しました。こちらの日本酒を醸造する際に使われる清酒酵母は、現存する清酒酵母の中で2番目に古い幻の酵母です。
眠り続けてきた酵母を奇跡的に復活させ、日本酒ビギナーの方が飲みやすいお酒に仕上がりました。今回は小田原の名産品とあわせましたが、中沢酒造さんいわくお肉料理とも良く合う日本酒だそうです♪