2022年03月02日

【四合瓶とは?】日本酒の四合瓶(720ml)について徹底的に調べました!

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SYULIP編集部
こんにちは、日本酒に関する情報を発信しているSYULIPです。日本酒好きメンバーが新しい日本酒の楽しみ方を配信しています。配信する記事はインタビューや自らの体験をベースに一つ一つの丁寧に制作しております。

日本酒はガラス状のボトルが一般的に使用され、ボトルの容量は「四合瓶(720ml)」と「一升瓶(1800ml)」の2種類が主流です。

今回は四合瓶についての用語解説、サイズ、種類、保存方法などを紹介いたします。

またボトル瓶だけでなく、四合(720ml)入りの紙パックやペットボトルも合わせて紹介しているため、この記事を読むことで四合瓶全般について詳しくなることでしょう。

四合瓶とは??

ここでは四合瓶の容量や読み方、また「なぜ四合瓶が主流になったのか?」歴史的な背景も紹介していきます。

【用語解説】日本酒の四合瓶について

「しごうびん?」「よんごうびん?」読み方に戸惑う人も多いかもしれませんが、どちらも正解の読み方です。一般的には「よんごうびん」と呼ばれている方が多い印象を受けます。

ところで四合ってどれくらいのお酒の量かご存知ですか?「合」とはお酒の量を表す数字だと想像できますが、どれくらいの量かわからないと、お酒を注文する時に迷ってしまいますよね。

「四合瓶」=約720ml

日本酒_四合瓶

まずは一番の疑問である「四合はどれくらいの量か?」

答えは「約720ml」です。

「合(ごう)」や「升(しょう)」の単位は、普段の生活では使わない計量方法です。これは、昔ながらの「尺貫法」と呼ばれる容積を表す単位です。

「尺貫法」とは

日本古来の度量衡法。長さの単位を尺、容積の単位を升、質量の単位を貫とする。明治以降メートル法と併用されてきたが、昭和34年(1959年)原則として廃止され、昭和41年(1966年)以後メートル法に統一された。

関連記事:【徹底解説】日本酒一合はどれくらい?気になるカロリーやアルコール量は?疑問を解決!

【歴史】四合瓶が主流になった背景は?

日本酒といえば「一升瓶(約1,8L)」を想像をされる方も多く、かつては一升瓶が主流でした。

しかし、日本酒を家庭で飲む機会が減少したことや、冷蔵庫での保管のしやすさなどから、四合瓶が市場に流通するようになってきました。

また近年では秋田県の新政酒造や、奈良県の油長酒造など四合瓶のみ販売する酒蔵も出始めてきています。

関連記事:四合瓶専門!浜松町の”ネオ角打ち”「浅野日本酒店」

なぜ四合瓶?五合瓶じゃないの?

さきほど1升瓶は約1.8Lと紹介しました。また1合は180mlのため、1升=10合となります。ここで「なぜ四合瓶が主流で五合瓶ではないのか?」と疑問に感じます。

これには諸説あるようですが、大きく2つの要因が関係しているといわれています。

1つ目は江戸時代に「一盃」という液体の量を表す単位が720ml(四合)だったため、四合瓶が登場したという説です。

2つ目は、消費者が五合よりもお酒の量が少ない四合入りの容器を求めたという説です。

これはお酒の量だったり、冷蔵庫などで保管がしやすい大きさだったため、四合瓶がここまで普及した要因になっているのかもしれません。

四合瓶のサイズ、重さ、種類

つづいては、実際に四合瓶の大きさや重さを計測していきます。

【サイズ】四合瓶の高さは約30cm

日本酒_四合瓶

今回は4種類の四合瓶を購入してサイズを計測してみました。その結果、高さは約30cmで、横幅は約8cmでした。

これくらいの大きさであれば、大型の家庭用冷蔵庫だけでなく、ひとり暮らし用の冷蔵庫のドアポケットにも入るサイズです。日本酒を縦にして冷蔵庫で保管出来るサイズですね。

【重さ】四合瓶は1L紙パックよりも少し重い

日本酒_四合瓶

今回計測した日本酒の四合瓶は4種類です。それぞれの重さの平均は1.2kgとなりました。1L紙パックの重さは約1kgのため、四合瓶は1Lの紙パックよりも少し重いという結果になりました。

【種類】日本酒の四合瓶について

日本酒_四合瓶

甲子秋あがり 純米吟醸

まずは細長い四合瓶のボトルです。全体的にスッキリした印象があり、四合瓶のボトルとしてよく見かけるタイプです。

日本酒_四合瓶

山形正宗 夏ノ純米花火ラベル

さきほどの細長いタイプに比べ背丈は少し低く、ボトルの幅はやや大きめになっています。細長いタイプに比べ、やや高級感を感じるボトルデザインです。

【デザイン】おしゃれな四合瓶

最近はおしゃれなデザインの日本酒ボトルを見かける機会が増えてきました。CDのジャケ買いに近い感覚で、見た目から気に入って購入してみるのも、また違った発見に繋がるかもしれません。

日本酒_四合瓶

「髙澤酒造場「曙」シリーズ

曙シリーズの「大吟醸」は日本パッケージデザイン大賞2019アルコール部門で金賞を受賞。今回購入したのは曙シリーズの「純米吟醸」。ボトルデザインは同じくとってもおしゃれです。

立山連峰の稜線に昇る太陽をデザインした、シンプルで清らかな白いラベルです。

日本酒_四合瓶

「Ohmine Junmai 3grain」

斬新かつ個性的なボトル。瓶の真ん中には日本酒の原料である米粒がデザインされています。

3粒は純米酒、2粒は純米吟醸、そして1粒は純米大吟醸を表しているとってもおしゃれな日本酒ボトル。一般消費者へ視覚的にアプローチする狙いから、この象徴的なデザインを採用したそうです。

四合瓶の保管方法

四合瓶が家庭用の日本酒として主流になった背景には冷蔵庫での保管のしやすさが関係していると解説致しました。そこで小さめの家庭用冷蔵庫へ四合瓶を入れ、何本冷蔵庫に入るか検証してみました。

四合瓶は冷蔵庫のドアポケットへ

日本酒_四合瓶

冷蔵庫の種類にもよりますが、4本〜5本は冷蔵庫内側のドアポケットに収納することができます。

私の場合ドアポケットには日本酒だけでなく牛乳やその他の飲料も保存しているため、通常は1本〜2本の日本酒をストックし、飲みきったら新しいお酒を買いに行くことが多いです。

こうして考えてみると、一般的な家庭で四合瓶の人気が高まった理由に納得できます。

四合瓶だけじゃない!紙パックやペットボトルも?

日本酒を入れる容器は「瓶」が主流ですが、実は紙パックやペットボトルの720ml入り(四合)もあるってご存知でしたか?ここでは手軽にインターネットで購入できる四合入りの紙パックとペットボトルを紹介します。

【紙パック】松竹梅 天 「宝酒造」

スーパーやコンビニで見かけることが多い紙パック入りの日本酒。小さいサイズや2Lの紙パック酒が主流ですが720ml(四合)も販売されています。

今回紹介するのは京都府の宝酒造が販売している「松竹梅 天 」。アルコール度数が13〜14度と一般的な日本酒に比べ低いですが、まろやかなコクと後味のキレが特徴のお酒となり、食事と一緒に楽しみたいお酒です。

【ペットボトル】愛宕の桜 純米大吟醸


ペットボトルは酸化や風味の劣化の恐れから、これまで日本酒には適さない容器とされてきましたが、その常識を打ち破る商品が2017年に発売されました。

色や味わいの変化が一般的な茶色の瓶と同等という性能を実現しながら、ボトルの軽さも魅力的です。

リユースできる四合瓶

日本酒_四合瓶

日本酒の四合瓶は環境にも配慮された製品であるとご存知でしたか?四合瓶にはリターナブル瓶(R瓶)という種類があり、綺麗に洗うことで再利用可能な瓶となっています。

日本では100年以上も昔から一升瓶などを回収洗浄し再利用するリユースの歴史があります。リターナル瓶は購入した酒屋へ返却することで、しっかりリユースに回されることに繋がります。

日本酒の瓶だけでなくビール瓶なども同様に引き取ってもらえるため、環境を少し意識した消費活動に繋がりそうですね。

四合瓶とワインボトルの違いは?

日本では日本酒だけでなくワインにおいても720ml入りのボトルを多く見かけます。これはすでにワインが日本に入ってきた時点で、四合瓶が市場に流通していたことが関係しているといわれています。

【ワイン】海外では750mlが主流

いっぽう、海外に目を向けると720mlではなく750mlが一般的に使用されています。機会があれば海外でワインを購入される際に内容量を確認してみてください。

WAKAZE

海外で醸造される日本酒に目を向けると720mlではなく750mlで製造されていることも確認できました。瓶のリユースなどを考慮すると、現地で流通しているボトルの大きさに合わせた方がエコですよね。

四合瓶のまとめ

今回は日本酒のボトル「四合瓶」について、用語の解説や、大きさ、種類などを解説しながら、冷蔵庫での保管方法について紹介してきました。

またリユースできる四合瓶や海外のボトルとの比較などを紹介した内容のため、四合瓶について理解度が深まったのではないでしょうか。最後にこの記事のまとめとして、四合瓶についてのまとめを紹介します。

  • 四合瓶の容量は「約720ml」
  • 四合瓶の高さは約30cm、重さ1.2キロで1Lの紙パックよりも少し大きい&重い
  • 四合瓶は冷蔵庫のドアポケットに入る大きさ
  • リユースできる四合瓶は環境負荷が少ない容器の一つ
  • 海外では750mlがスタンダード

四合瓶の特集いかがでしたか??日本だけでなく海外のお酒と見比べたりしながら、味わいだけでなく日本酒の文化も楽しんでみてください。

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