2022年02月10日

「さかづき?さかずき?」「盃?杯?」読み方と意味の解説!日本酒を楽しむ豆知識

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SYULIP編集部
こんにちは、日本酒に関する情報を発信しているSYULIPです。日本酒好きメンバーが新しい日本酒の楽しみ方を配信しています。配信する記事はインタビューや自らの体験をベースに一つ一つの丁寧に制作しております。
さかづき?さかずき?盃?杯?

どれが正しい言葉か普段の生活で迷われたことはありませんか?

日本酒に関連する用語解説として、今回は酒器「盃(さかずき)」について、日本酒専門WEBメディアを運営している私達が解説していきます。

平仮名読みは「さかずき」が正しい?

まずは漢字の読み方から確認していきましょう。

語源は諸説あるようですが読み方は「さかずき」が正しいです。

そしてさかずきの漢字は「盃、杯、酒坏」。日本酒業界では「盃」が一般的に使用され、「杯」は優勝杯などで使用される漢字です。

「酒坏」はほとんど目にすることがないため、「盃、杯」の2つの漢字について詳しく解説していきます。

酒器では「盃」を一般的に使用

まずは「盃」から確認していきましょう

盃を辞書で引いてみると、

酒を飲むのに使う小さな器。多くが、口が朝顔状の形に開いたものをいう。盃(さかずき)は、主に日本酒を飲むために用いる器。

朝顔状の他にも、盃にはいろいろな形が存在しています。皆さんがよく目にする「おちょこ」は丸みを帯びた小型の容器です。

朝顔形の盃

朝顔形とは、平盃や小鉢を横から見ると「朝顔」の形に見えるようす。

「杯」について

つづいて「杯」を辞書で引いてみると、

①優勝した際に渡されるもの – 優勝杯(ゆうしょうはい、優勝カップ)、賞杯、トロフィーなど。
②授与される競争 – 「-杯(はい)」で使用される。
③盃のこと – 可杯(べくはい)など

優勝杯やトロフィーなど、競技会や大会で勝利した時に授与されるものを連想することが多いです。

あとは、数える時に「杯」を使用したり、「乾杯」とか「賜杯」と書くときは「杯」を使います。

お酒の器|代表的な「盃」3選

漢字や平仮名読みについて理解が深まったところで、つづいては「さかずき」の代表的な器を紹介していきます。

平盃(平杯)

盃_平盃

平盃は口径が大きく開いているため、ワイングラスや、おちょこのように、お酒の香りを閉じ込めません。

お酒を飲むときも確度を必要とせず、スムーズにお酒を口に運ぶことができます。口の中全体でお酒の味わいを楽しむ事ができるので、王道の盃の一つといえます。

おちょこ(猪口)

盃_おちょこ

お猪口は、日本酒を飲むときに使用する酒器の一つで、一口で飲み干せる大きさのものが一般的です。おそらく一番身近な酒器ではないでしょうか?

利き酒に用いられるきき猪口は、内側の底に青い蛇目(じゃのめ)が描かれています。

これは利き酒の際に、酒の色や透明度を見る為の工夫である。このことから蛇の目猪口とも呼ばれています。

ぐい呑み

盃_ぐい呑み

ぐい呑みは「ぐいっと呑む」「ぐいっと掴んで呑む」といった語源が由来とされ、なんだか楽しい気分にさせてくれる名前ですね。

お猪口よりも深さがあり、全体的に一回り大きいサイズを多く見かけます。日本酒をぐいぐいと楽しみたいときにぴったりな容器で、陶磁器のものからガラス製・木製など様々な種類があります。

杯事(さかずきごと)について

杯事

神道の結婚式や、映画、ドラマで杯事(さかずきごと)のシーンを見かけることがあります。こちらについても気になったので、杯事についても辞書で引いてみると、

血縁の無い人間関係を確認し、強固にするためにも行われる。このため、盃を「絆」の意味で用いることもある。上下関係や席次を前提とする結縁の杯事では、上位者が先に口にした盃を、下位者が頂いて口にする慣わしがある。その後、飲み干した盃を下位者がそのまま拝領し懐に入れる作法もある。

盃を「絆」の意味で使用していることが理解できると、「盃をもらう」や「盃を返す」という表現も理解が深まりますね。

さかずきのまとめ

盃(さかずき)についての解説はいかがでしたか?最後に今回紹介した内容をまとめました。

  • 平仮名読みは「さかずき」が正しい
  • 「さかずき」とは主に日本酒を飲むために用いる(小さな)器
  • 漢字は「盃」を使用するのが一般的
  • 平盃(平杯)、おちょこ(猪口)、ぐい呑みなどが盃の代表的な器

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