
メガネの、メガネによる、メガネのための日本酒と映画
大ヒットした「かもめ食堂」の荻上直子監督が、のどかな海辺の町を舞台に描くスローライフ・ムービー。
タイトル通り出演する役者は全員めがねをかけていますが、「めがね」に意味は無く、ドラマも起きず、最初から最後までゆったりと流れる時間。
心地よい音楽、落ち着いた映像を見ていると、いつの間にか自分もその世界に入り込んで、南の島で一緒にたそがれの時間を過ごしているかのような感覚に見舞われる映画です。
さて、今回ご紹介する日本酒は、映画「めがね」にちなんで選びました。
その名も「メガネ専用」です。蔵人が全員メガネ着用だったことから発売された奇跡の日本酒。
それでは、特集『映画と日本酒のおもひで』お楽しみにください。メガネ男子&メガネ女子必見です。
目次
恋に落ちた!映画「めがね」のキャッチコピー
映画「めがね」のキャッチコピー。「何が自由か、知っている。」
何もない小さな浜辺の町は、都会の喧騒に生きる人からすれば「不自由」で「不便」だと感じるでしょう。
しかし、そんな場所にこそ本当の「自由」が隠れているのかもしれません。
映画「めがね」のあらすじと予告編
映画の舞台「与論島」
映画の舞台「与論島」は鹿児島県の最南端に位置し、天気が良ければ沖縄の最北端辺戸岬が見える島です。
■与論島の場所
・鹿児島から約1時間15分(飛行機)
・沖縄から約40分(飛行機)
「めがね」を観ながら「メガネ専用」を飲もう
「メガネ専用」は萩野酒造が毎年9月中旬〜下旬頃に発売する限定の日本酒です。
「日本酒の日」であり「メガネの日」でもある10月1日にちなみ名付けられた奇跡の一本。
映画のテーマや雰囲気と萩野酒造のお酒造りのこだわりや思いに、共通点が感じられる「めがね」と「メガネ専用」。今年も飲んでみたい日本酒の1つです。
日本酒「メガネ専用」の詳細情報
■おすすめの飲み方:冷酒・ロック
■アルコール度数:16%
■発売日:9月中旬〜下旬頃
蔵元「萩野酒造」のお酒造りのコンセプト
目指す日本酒のすがた
萩野酒造のお酒造りへの思いは、ワイングラスで飲まれるような日本酒ではなく、そっと生活の一部に溶け込んでいながらも、お酒を造っている人の気持ちや技術が詰まった「上質な普段着」を目指しているそうです。
「肩肘張らずに気軽に日本酒を楽しもうよ。」 そんな言葉が聞こえてきそうな日本酒ですね。
お米を感じる日本酒
萩野酒造は宮城県と岩手県の県境で日本酒を造っています。蔵の周りは山と田んぼに囲まれ、自然水が湧き出る恵まれた環境です。
自然の恵みを生かし、良いお米と良いお水を使った萩野酒造の日本酒は、太陽と田んぼの恵み、お米の旨みを感じることができます。
■萩野酒造
アクセス:仙台駅から車で約1時間30分
萩野酒造の日本酒銘柄
萩の鶴
萩野酒造がある栗原市金成有壁(かんなりありかべ)はその昔「萩の村」と呼ばれていたことに、「萩の鶴」は由来します。
萩の鶴しぼりたて純米生原酒
Source of photo : 萩野酒造 Web site
・2020年12月発売。酒造年度最初の新酒です。
・フレッシュで爽やかな、しぼりたてならではの風味が楽しめる一本です。
日輪田
伝統製法である「山廃造り」に特化した「日輪田(ひわた)」ブランドが誕生。
「日輪田」とは古代神に捧げる穀物を育てた丸い田んぼのことで、日本酒造りのコンセプトである「お日様と田んぼの恵みを皆で輪になって楽しんでほしい」という意味が込められています。
日輪田山廃純米大吟醸
Source of photo : 萩野酒造 Web site
・IWC2020 宮城・純米大吟醸トロフィー受賞
・IWC 2020 ゴールドメダル獲得
映画「めがね」が気になるあなたにおすすめの映画
かもめ食堂
フィンランドのヘルシンキにオープンした小さな食堂を舞台に、3人の日本人女性とフィンランドの人々の穏やかで温かい日常を描いた作品。見ているだけでとても幸せな気分になれる映画です。
リトル・フォレスト
映画の舞台は、東北の小さな集落・小森。自ら作物を育て、野山で採ってきた季節の食材で日々の食事を作ります。自給自足の生活を営む姿がたくましく、登場する料理がどれも美味しそうな映画です。
映画「めがね」の舞台、鹿児島の日本酒ランキング
SYULIPユーザーが選ぶ、鹿児島県の日本酒ランキング。焼酎文化が浸透している鹿児島ですが、日本酒を造っている酒造もあります。鹿児島の地酒を飲んでみたいですね。
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