2021年05月14日

富山県のおすすめ日本酒5銘柄!大好きな地元のお酒を紹介します

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ゆり
羽根屋の煌火をきっかけに日本酒にはまり始めたのが今から約3年前。 地元のみならず、県外の日本酒も知るうちに日本酒の世界にどっぷりはまっていきました。訪れた土地で地元の方からお勧めの銘柄を聞き、その地域の旬物と日本酒を愉しむのが大好きです。 Instagramでは飲んで美味しかった日本酒を紹介していますが、その日本酒にまつわる歴史や背景など情報を必ず添えて投稿しています。色々知りながら飲む日本酒は何倍も美味しく、とっても楽しく感じますよ。 Instagram:@sakenomiyurichan.toyama

1分でわかる富山の日本酒の特徴

豊富な自然が作り出す日本酒

富山の自然

海と山に囲まれた自然豊かな土地、富山県。県の南側に位置する立山連峰をはじめとする北アルプスは降雪量が多く、積もった大量の雪は“雪のダム”となり、季節を問わず水温の低い清冽な水が豊富に流れる環境です。

これはあまり知られていませんが、富山県の主な一級河川は世界でも有数の急流河川です。急流ゆえ川にとっては途中で汚染される間がなく、酸素による新陳代謝も活発で水は常に綺麗な状態。また、富山県の地形は全国的にも珍しい複合扇状地が広がる地形で、県内各地で美味しい湧水が湧くことでも有名です。名水百選に選ばれる数としては熊本県と並び全国で最も多い県となっています。

日本酒の仕込み水

富山県の清冽な水

富山県の水は綺麗かつまろやかで、仕込み水として各蔵が地元の美味しい水を沢山使用しています。いわゆる淡麗辛口と分類される富山県の日本酒ですが、その水から作られる日本酒は淡麗辛口ながらもどこかふくよかで深みがある味わいと言われ、日本海の海の幸ととても相性が良いのも富山県の日本酒の特徴です。

酒造好適米の使用割合が非常に高い

富山の酒米

富山県の日本酒は酒造好適米の山田錦と五百万石が主に使用されています。その使用割合は全国平均の20%に比べ、なんと80%を超えるそうです。

酒造好適米の栽培は手間もコストもかかり、高度な技術を持った専業農家でなければ安定的な栽培は望めません。

能登杜氏と越後杜氏

富山の杜氏集団

酒造り技能集団のトップポジションである「杜氏」。富山県の酒蔵では石川県の「能登杜氏」と新潟県の「越後杜氏」が主体となっています。一般的に能登は「濃厚で華やか」、越後は「淡麗辛口」と個性の特徴があります。

今推したい!富山のおすすめ日本酒

富美菊酒造 羽根屋 煌火(きらび)純米吟醸 生原酒

羽根屋 煌火 純米吟醸 生原酒

日本酒のおすすめポイント

  • フランスで開催される日本酒コンクールKURA MASTER 2020純米酒部門で金賞を受賞した世界にも認められた羽根屋・煌火。
  • 羽根屋ブランドを全国区に押し上げた、火付け役と呼べる銘柄です。現在首都圏でブレイク中なので、ひょっとしたら近所のお店でもこの煌火が飲めるかもしれませんね。
飲んだ瞬間、間違いなく虜になるお酒です。私はこのお酒がきっかけで日本酒好きになりました。フレッシュかつ口いっぱいに広がる日本酒の美味しさをぜひ味わってほしいです。

一緒に食べたい料理「ズワイガニ」

日本酒おつまみ ズワイガニ

富美菊酒造について「豆知識①」

かつては時代に合わせ安価で大量生産型の日本酒を製造していた富美菊酒造。現在の蔵元杜氏がそれまでの作り方に疑問を持ち「全てを大吟醸のように醸す」と決意。羽根屋シリーズは少量生産ながらも情熱を込め丁寧に作られています。

富美菊酒造について「豆知識②」

羽根屋シリーズのラベルの文字は石川県旧門前町出身の小泉景鶴さんが書いたもので、その力強く洗練された書体が使用されています。

羽根屋のラベルはお酒のイメージごとにデザインや文字色を変え、新商品ごとにどれも素敵なデザインで、ついついジャケ買いしたくなります!

富美菊酒造 羽根屋 翼 純米大吟醸

羽根屋 翼 純米大吟醸

日本酒のおすすめポイント

  • 煌火が精米歩合60%に対し、翼は50%。お米はどちらも富山県南砺市産の五百万石なのですが、こうも味が違うのかと驚かされます。
  • 国内外で数々の賞を受賞した「羽根屋 翼」。JALのファーストクラスラウンジに提供されたお酒としても有名です。ぜひワイングラスで愉しんで頂きたい銘柄。
芳醇で美しいという言葉が似合うお酒です。翼という名のごとく、澄んだ空にフワフワと浮かんでいくような気分に。

一緒に食べたい料理「クリームチーズの味噌漬け」

クリームチーズ味噌漬け

富美菊酒造について「豆知識③」

「出来る限りクリアで雑味のない日本酒にしたい」という思いから、洗米作業はなんと10kg単位で丁寧にやっているとのこと。年間を通してフレッシュなお酒を造り続ける「四季醸造」を採用。気温や湿度の微妙な変化をキャッチし、分析を重ね、仕込み方法を決めていると聞きました。蔵人さんの「命と向き合っています」という言葉がとても印象的です。

富美菊酒造について「豆知識④」

特約店制度により、富美菊酒造のお酒を販売している酒屋さんは県内でも限られています。その理由はラインナップに生酒が多いため、鮮度管理がしっかりされている販売店を通して飲み手に100%の状態で届けたいという思いから。日本酒愛好家を思いやる心遣いがお酒にもあらわれているような気がします。

林酒造場 黒部峡 純米吟醸 富の香 生酒

黒部峡 純米吟醸 富の香

日本酒のおすすめポイント

  • 富山県で開発された酒造好適米・富の香を100%使用した日本酒。華やかな香りとほどよい甘みと酸味のバランスが良くとても美味しいです!
  • 若き杜氏・林秀樹氏の処女作と言われている銘柄。林氏が醸す自身の名前を取った限定流通酒「林」も、酒米違いで楽しめ現在人気急上昇中の日本酒です。今富山県内で最も注目されている若手杜氏と言われています。
毎年人気の新酒なので、店頭に出るや否や売り切れ必至の銘柄です。

一緒に食べたい料理「ブリのカマ焼き」

日本酒おつまみ ぶりのカマ焼き

林酒造場について「豆知識①」

寛永三年(1626年)創業、約400年を誇る富山県最古の酒蔵です。富山県と新潟県の境目に位置し、近くにはヒスイ海岸があり自然と美味しい水に恵まれた環境にあります。

林酒造場について「豆知識②」

令和2年全国新酒鑑評会・金沢国税局新酒鑑評会連続受賞と、輝かしい成績を残されています。県内最年少杜氏・林秀樹氏は、造る量よりも品質のこだわりを重視し、丁寧なお酒造りをされています。

清都酒造場 勝駒 純米

勝駒 純米

日本酒のおすすめポイント

  • 富山県の鉄板の日本酒といえば「勝駒」。その中でもこの純米酒が一番勝駒らしいと言われています。飲み口は優しく、米の甘みが広がります。と間もなくスッと切れる。シンプルに美味しい!
  • 純米酒なのに精米歩合が50%。お米は五百万石を使用。五百万石で醸す頂点の日本酒と称されています。
少量生産なので手に入れるのは難しいですが、富山県内の居酒屋で飲める場所はいくつもあります。ぜひ勝駒を飲みに富山にいらしてください!

一緒に食べたい料理「たけのこの昆布締め」

たけのこの昆布締め

清都酒造場について「豆知識①」

明治39年創業。日露戦争の戦勝を記念して勝駒と名付けたという。「少人数による手作りの酒、品質重視・嘘のない酒造り」をモットーに、総製造量300石ほど、小さな蔵でコツコツと造っています。

清都酒造場について「豆知識②」

清都酒造三代目の清都康介氏が吟醸酒造りへ方向転換したのは今から約30年前。兵庫県産山田錦で醸す大吟醸と純米吟醸、富山県産五百万石で醸す純米酒と本醸造が代表的な商品で、酵母は金沢酵母のみとシンプルです。

美酒を作り続ける清都酒造の日本酒は、富山県のみならず全国の日本酒ファンを唸らせる人気の銘柄となっています。

銀盤酒造 銀盤 播州50 純米大吟醸

銀盤 播州50

日本酒のおすすめポイント

  • 山田錦を贅沢に使用し精米歩合50%まで磨いた大吟醸酒。のど越しが良く、雑味がありません。後味がスッキリとした、THE淡麗辛口の美味しい日本酒。
  • 冷酒・常温・熱燗どれでも美味しいです!お好みの飲み方でゆっくり味わってほしい一本です。
なんといっても純米大吟醸なのに価格が安い!どんな料理にも合い、自宅で毎日飲みたくなる、飽きの来ないお酒です。

一緒に食べたい料理「ホタルイカの素干し」

日本酒おつまみ ホタルイカの素干し

銀盤酒造について「豆知識①」

完全コンピューター管理し、看板商品に酒造好適米の山田錦や五百万石をふんだんに使用しながらも低価格で販売しています。お店に並べると「翌朝には残らない」と評判の日本酒。

銀盤酒造について「豆知識②」

黒部川扇状地の豊富な伏流水に恵まれた土地に位置しています。日本酒の銀盤が中心銘柄ですが、古酒、米焼酎、梅酒などのリキュールのほか、料理酒、みりん、オリゴ糖、酒粕製品など日本酒以外の製品も積極的に販売しています。

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ゆり
羽根屋の煌火をきっかけに日本酒にはまり始めたのが今から約3年前。 地元のみならず、県外の日本酒も知るうちに日本酒の世界にどっぷりはまっていきました。訪れた土地で地元の方からお勧めの銘柄を聞き、その地域の旬物と日本酒を愉しむのが大好きです。 Instagramでは飲んで美味しかった日本酒を紹介していますが、その日本酒にまつわる歴史や背景など情報を必ず添えて投稿しています。色々知りながら飲む日本酒は何倍も美味しく、とっても楽しく感じますよ。 Instagram:@sakenomiyurichan.toyama


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