2021年07月01日

京都のおすすめ日本酒5選!赤米、ワイン酵母、元祖にごり酒…京都には面白い日本酒がたくさん!

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蔵ほりっくのぞみ
2019年に日本酒に惚れて以来、暇があれば酒蔵をめぐる生活を送っている。 2020年に日本ソムリエ協会のSakeDiploma、世界最大のワイン教育機関が実施するWSET Sake Level3を取得し、現在はInstagramを中心に日本酒知識を発信中。 同時に日本酒愛好団体「Sake Me Up」を立ち上げ、酒蔵ツアーや日本酒ティスティングイベントも企画。夢は世界中の酒蔵を訪問すること。

京都のおすすめ日本酒特集!京都は古くから日本酒造りが盛んな土地で現在でも全国有数の酒処です。今回は歴史ある京都で面白い日本造りをされている酒蔵をピックアップ!京都の日本酒造りの歴史や、ちょっとした豆知識も紹介しています。

京都の日本酒の歴史

歴史的な街並みが有名な京都ですが、日本酒の歴史も非常に古く、その歴史は平安時代まで遡ります。平安時代には既に京都でお酒が造られていましたが、庶民には到底手の届くものではなく、貴族階級の人々だけが消費していました。

鎌倉時代には酒を造って販売する「酒屋」が登場し、室町時代にはようやく庶民の間でも酒が楽しまれるようになります。

明治時代以降に酒造りの機械化や酒質向上が急速に進められ、現在も日本酒の生産量は兵庫県に次いで全国2位を誇っています。

京都の日本酒で知っておきたいポイント

京都にはお酒の神様がいる!

京都市西京区にある日本最古の神社「松尾大社」ではお酒の神様を祀っており、全国の酒造家が醸造安全を祈願して毎年11月に集まります。
京都の日本酒

日本酒は昔から神社と深い繋がりがあるので、酒蔵巡りの際には近辺の神社をチェックするのもオススメ。

京都の日本酒_御朱印

松尾大社で販売されている御朱印帳は日本酒好きにはたまらないデザイン!

京都伏見の女酒

神戸・灘のお酒は男酒と言われるのと対照的に、京都の酒造りで大半を占めている京都伏見のお酒は女酒と呼ばれています。酒造りに軟水を用い、やわらかい口当たりのものが多いことから女酒と呼ばれるようになりました。

うまい!京都の変わり種日本酒

玉川 Time Machine 1712

京都の日本酒_Time Machine

Time Machine 1712

丹後市に位置する木下酒造の杜氏はイギリス出身のフィリップ・ハーパーさん!外国人として初めて杜氏になっただけではなく、ドキュメンタリー映画「カンパイ!世界が恋する日本酒」にも出演され、日本国内外に日本酒の魅力を発信している方です。

ハーパーさんが醸すお酒は斬新で面白いものがいっぱい。中でも「Time Machine 1712」の味わいは一度飲むと忘れられません。このお酒は江戸時代の製法で醸した超甘口タイプで、通常の日本酒より酸度もアミノ酸度も高めに造られています。

そして、このお酒のペアリングでオススメなのは「バニラアイス」!

京都の日本酒と一緒に食べたい

日本酒「タイムマシーン1712」とソフトクリーム

Time Machineを少しアイスに垂らすことで、高級感のある複雑な味わいが引き出されます。木下酒造でもタイムマシーンが上にかかったソフトクリームを楽しむことが出来ます。

ティスティングノート
黄金に輝くこのお酒の味わいを一言で表すなら「みたらし団子」。非常に濃厚で、一口含むと香ばしい醤油やはちみつ、ドライフルーツなど色んな味わいが一気に押し寄せます。日本酒には珍しい味わいですが、一度飲むとクセになります。

木下酒造
【住所】京都府京丹後市久美浜町甲山1512
【電話番号】0772-82-0071
【HP】公式サイト

澤屋まつもと 守破離 五百万石

京都の日本酒_澤屋まつもと

澤屋まつもとの代表銘柄「守破離(しゅはり)」シリーズ。

「守破離」とは…

  • 守…伝統を守ること
  • 破…守を破り、他で学んだことを実践すること
  • 離…守と破を大切に、そこから離れて新境地を造ること

元々は日本の茶道や武道で使われる言葉で、修業における段階を表していますが、松本酒造はこの教えを酒造りに当てはめています。

ティスティングノート
香りはリンゴやメロンなど吟醸を思わせる香りを僅かに感じます。一口飲むとプチプチとしたきめ細やかな炭酸が広がり、さわやかな酸味がすーっと口の中に馴染んでいきます。非常に透明感のあるお酒で、テクスチャーが重くないので、前菜に合わせることが出来そうです。


京都の日本酒_澤屋まつもと

「近代化産業遺産群」に認定された松本酒造の酒蔵と赤いレンガの倉庫。

松本酒造
【住所】京都府京都市伏見区横大路三栖大黒町7
【電話番号】075-611-1238
【HP】公式サイト

京都・祝米 純米大吟醸 にごり酒

京都の日本酒_京都・祝米

写真の左から二番目が増田徳兵衛商店のにごり酒。

今回紹介するにごり酒を醸している増田徳兵衛商店は、1675年創業の京都・伏見で最も古い酒蔵で、にごり酒の発祥蔵です!

ティスティングノート
非常に洗練されたフレッシュなにごり酒。香りには乳製品やフルーツを感じ、発酵から生まれる繊細な炭酸は全体をシャープに引き締めてくれます。甘すぎず気品あふれる完成された味わいのにごり酒は、発祥蔵としての風格を漂わせます。

増田徳兵衛商店
【住所】京都府京都市伏見区下鳥羽長田町135
【電話番号】0120-333-632
【HP】公式サイト

キンシ正宗 特別純米酒 BONITA

京都・伏見のキンシ正宗は、伏見の酒を語るには欠かせない「軟水」を用いた酒造りを行っている酒蔵。

昔酒造りを行っていたキンシ正宗の「堀野記念館」では、かつて酒造りに重要な役割を果たしてきた名水“桃の井”が庭から湧き出ています。

京都の日本酒

まろやかで柔らかい口当たりの桃の井の名水

今回紹介するのはワイン酵母を使用した「BONITA」。

京都の日本酒_BONITA

左がBONITA。隣の金鵄正宗と造りはほぼ同じで、酵母だけが違います。

ティスティングノート
ワイン酵母から生まれる軽快な酸味が心地よく、フルーティで華やかな白ワインを連想させる日本酒です。ペアリングのオススメはお肉料理で、酸味がお肉のうまみと調和してくれます。
キンシ正宗
【住所】京都市伏見区紙子屋町554-1
【電話番号】075-611-5201
【HP】公式サイト

赤米酒 伊根満開

京都の日本酒_伊根満開

海に一番近い酒蔵「向井酒造」が赤米で醸す「伊根満開」。京都伊根町の日本海が目の前に広がる蔵で、女性杜氏の向井久仁子さんがお酒を造っています。

ティスティングノート
ラベルがなかなか渋いデザインで香りもフルーツというより穀物っぽさを感じますが、見た目に反して味は甘酸っぱくてフルーティ!ローズヒップやハイビスカスの花のような少し渋さのあるキレの良い酸が印象的。
熱燗にして飲むと苦みが抑えられ、ますます大人のローズヒップティー。ホットワイン感もあって面白いです!ポリフェノールも含んでいるので、美容にも良いかも⁉

向井酒造
【住所】京都府与謝郡伊根町平田67
【電話番号】0772-32-0003
【HP】公式サイト

京都には個性のある面白い日本酒がたくさんあります。各蔵の特色が全面に出た日本酒を是非お試し下さい!

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蔵ほりっくのぞみ
2019年に日本酒に惚れて以来、暇があれば酒蔵をめぐる生活を送っている。 2020年に日本ソムリエ協会のSakeDiploma、世界最大のワイン教育機関が実施するWSET Sake Level3を取得し、現在はInstagramを中心に日本酒知識を発信中。 同時に日本酒愛好団体「Sake Me Up」を立ち上げ、酒蔵ツアーや日本酒ティスティングイベントも企画。夢は世界中の酒蔵を訪問すること。


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