2021年12月20日

【おやまゆの日本酒おつまみVol.15】ほっと安らぐ樽酒で楽しむ冬のブリしゃぶ

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おやまゆ
日本酒おつまみ研究家。 日本酒をもっとに気軽に楽しく!そんな思いで日本酒に合う簡単おつまみを日々研究しています。 (インスタグラム:@oyamayu0802) 2020年8月には東北酒蔵めぐりを実施し、11の酒蔵さんを取材し、各地の酒造りについて学ぶ。 現在、インフィニット酒スクールにて、日本酒の味覚について専門的に学び、日本酒のペアリングをより深く追求している。

こんにちは!おやまゆです。

日本酒をもっと気軽に美味しく飲んで欲しい!そんな思いから、日本酒ペアリングおつまみを紹介するこちらの連載。

前回は白麹仕込みの残草蓬莱に合わせて、しめ鯖とカッテージチーズレモンのペアリングおつまみをご紹介しました!爽やかな酸味でさっぱりとしたペアリングです。見た目もオシャレなので、クリスマスディナーなどにぴったり。ぜひ試してみてください。

こんにちは!おやまゆです。 日本酒をもっと気軽に美味しく飲んで欲しい!そんな思いから、日本酒ペアリングおつまみを紹介するこちらの連載。前回は牡蠣のオイル漬けをご紹介しました。 オイルに漬け込んだ牡蠣は日が経つごとに旨味がぎゅ〜っと凝縮して、美味しくなります。そこへ旨口のお酒を燗にして合わせれば、もうそれだけで最高の晩酌になります。牡蠣が旬のこの時期にぜひ試してみてくださいね! https://syulip.com/drink-fun/sake_pairing_vol13/ 12月になり、もう2021年も残すところあとわずかですね。みなさんは2021年を振り返ってどんな一年でしたか? 私はコロナ禍でなかなか外出もできず不自由なことが多かったですが、おうち飲みの頻度が増えた一年でした。カメラロールを見返しながら、この一年で飲んだ日本酒を辿ってみるのも面白いかもしれませんね! こうして振り返ると…

ところで突然ですが、みなさんは「樽酒」を飲んだことはありますか?

たくさんの樽酒

現代ではあまり馴染みのない樽酒ですが、鏡開きなどおめでたい行事の時に飲んだことがあるという方もいるかもしれませんね。でも実は、樽酒はそういった特別な時でなくても楽しむことができます。さらに樽酒には樽酒ならではの美味しさがあります。

今回は樽酒の魅力をお伝えしながら、樽酒をもっと楽しむための今が旬のおつまみをご紹介したいと思います。これを読めばきっと樽酒に興味が湧くはず。ぜひ最後までみていってくださいね!

樽酒って何??

樽酒とは、その名の通り樽に詰められた日本酒のことです。現代では日本酒は瓶に詰められて保存されていますが、江戸時代は木製の樽に詰められるのが主流でした。

樽酒の歴史

時代が変わり樽で保存される日本酒はほどんどなくなりましたが、鏡開きなどの行事で欠かせない存在として樽酒は現在も残っています。普段はあまり飲むことがないかもしれませんが、樽酒には木樽による心地よい木の香りがあり、なんとも落ち着く飲み心地を楽しめます。これが樽酒の最大の魅力ですね!

樽酒といえば菊正宗!「樽酒 伝承生酛造り」

菊正宗の樽酒 伝承生酛造り

樽酒といえば、菊正宗の樽酒が有名ですね。ということで今回は、菊正宗の「樽酒 伝承生酛造り」をご紹介します。菊正宗の酒樽には吉野杉が使用されており、この吉野杉の板を手作業で一枚一枚組み上げて樽を作っているそうです。

釘や接着剤を一切使わず、板を組み合わせるだけで樽を作っていると知ると驚きです。当然、少しでも隙間が出来てしまうとお酒が漏れてしまいますから、熟練だけがなせる職人技ですね。

菊正宗樽酒

画像引用元:菊正宗酒造WEBサイトより

今回の日本酒は、一般家庭用に木樽で保存されたお酒を出荷時に瓶に移し替えたものです。よくスーパーにも置いてあるので、見たことあるという方も多いのではないでしょうか?

蓋を開け香りを嗅ぐと杉の優しい香りが立ち込めます。一口飲むと、生酛らしい味のコクとキレの良さが気持ちいいお酒です。このままでも十分美味しいのですが、これはぜひ燗にしたい!燗にすることで、より香りが引き立ち美味しくなるはず。

熱燗についてはこちらをチェック

では次に、樽酒のお燗に合わせたこれからの寒い時期に食べたい絶品レシピをご紹介します。

樽酒の美味しさを2倍楽しむためのペアリングレシピ

樽酒の木の香りに着目し、それと非常に相性がいい「だし」の香りを合わせることでペアリングの完成度を近づけます。そこで、「だし」をベースにして今が旬のブリしゃぶを作ってみました。

だしの香りで樽酒とペアリング「冬のブリしゃぶ」

冬のブリしゃぶの材料(2人分)

樽酒にあわせる冬のぶりしゃぶ材料

A鰹と昆布の合わせだし・・・600ml (顆粒だしの素で代用可)
A薄口醤油・・・大さじ1
Aみりん・・・大さじ1
塩・・・ひとつまみ
ブリ(しゃぶしゃぶ用)・・・2人前
ネギ・・・10cm分
人参・・・1/3本
水菜・・・1/2束
しめじ・・・1/4株
ゆず・・・1個 ※あれば

冬のブリしゃぶの作り方

①人参は短冊切り、ネギは縦に細切り、水菜は5cmの長さに切る。しめじはガクをとり、ほぐしておく。

樽酒にあわせる冬のぶりしゃぶ工程1野菜を切る

②鍋にAを入れて火にかける。つゆを味見をして、塩を適量加えて味を調整する。

樽酒にあわせる冬のぶりしゃぶ工程2だしづくり

今回はつゆまで食べるしゃぶしゃぶにしたいので、あまりしょっぱくならないようにします。

③沸騰したら野菜を加える。野菜に軽く火が通ったらブリをつゆにくぐらせ、野菜と一緒に食べる。お好みでゆずの皮を削ると爽やかな香りになってより一層美味しくいただけます。

樽酒にあわせる冬のぶりしゃぶ工程4ぶりをくぐらせる

おやまゆさん
冬のこの時期だけ味わえるブリしゃぶは最高に美味しいですよね。今回は鰹と昆布の合わせ出汁を使用し、だしごといただける鍋のようなブリしゃぶにしてみました。脂の乗ったブリと優しい味のだしが体に染み渡ります。つゆが残ったら、雑炊にしても美味しく食べられますよ。

樽酒 伝承生酛造りとのペアリングポイント

樽酒にあわせる冬のぶりしゃぶ

おやまゆさん
だしが効いたブリしゃぶと吉野杉の香りの樽酒。この二つが合わさると、誰もがほっと安らぐペアリングに。日本人でよかった〜と思える心地よさを感じられます。樽酒を燗にすれば、脂の乗ったブリとより馴染み、口の中で美味しい余韻がぐーっと伸びます。冬の寒い日にちょっとだけ贅沢をして、ぜひ試してみていただきたいペアリングです。

いかがでしたか?樽酒の魅力が少しは伝わったでしょうか?樽酒を飲んだことがない方も、ぜひこの機会に一度味わってみてはいかがでしょうか?樽酒の木香にきっと癒されるはずです。

今回はブリしゃぶをご紹介しましたが、樽酒はだしが効いた料理全般に合うと思うので、ぜひいろんな料理と合わせて楽しんでみてくださいね。

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おやまゆ
日本酒おつまみ研究家。 日本酒をもっとに気軽に楽しく!そんな思いで日本酒に合う簡単おつまみを日々研究しています。 (インスタグラム:@oyamayu0802) 2020年8月には東北酒蔵めぐりを実施し、11の酒蔵さんを取材し、各地の酒造りについて学ぶ。 現在、インフィニット酒スクールにて、日本酒の味覚について専門的に学び、日本酒のペアリングをより深く追求している。


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