2022年05月19日

ぐい呑みとは?おちょことの違いは大きさで判断しよう!ぐい呑みの解説とおすすめの選び方

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SYULIP編集部
こんにちは、日本酒に関する情報を発信しているSYULIPです。 日本酒好きメンバーが新しい日本酒の楽しみ方を配信しています。配信する記事はインタビューや自らの体験をベースに一つ一つ丁寧に制作しています。

日本酒を飲む器(うつわ)といえば「ぐい呑み」と「おちょこ」が一般的ですが、どちらからといえばおちょこの方がイメージしやすい人が多いのではないでしょうか。

そこで今回は「ぐい呑み」について、言葉の定義だけでなく、おちょことの違いや、おすすめの選び方を紹介したいとおもいます。

酒器に詳しくなると、お酒の楽しみや美味しさが増すといわれているため、この記事を読むことでより一層、楽しいお酒との付き合い方を学べる内容となっています。

ぐい呑みとは?

ぐい呑み

まずは「ぐい呑み」の言葉の由来から解説していきます。

ぐい呑みとは「ぐいっと呑む」「ぐいっと掴んで呑む」といった語源が由来とされています。

美味しいお酒をぐいっと飲む!なんだか愉快な気持ちにさせてくれる名前ですね。友人や家族でお酒を囲むシーンを連想させられます。

一般的に、ぐい呑みはお猪口よりも深さがあり、全体的に一回り大きいサイズを多く見かけます。おちょこは一口、二口で飲み干せる容器のモノが多いですが、ぐい呑みは50mlから1合(180ml)も入るものまであり、サイズにも幅があります。

おちょことは?

おちょこ

おちょことは、一口や二口で飲み干せる大きさのものが一般的です。日本酒を飲む容器=おちょこと連想する人も多く、おそらく一番身近な酒器ではないでしょうか?

「おちょこ」という名前の由来は、ちょっとしたものを意味する「ちょく」や、飾り気がないことを表現する「直(ちょく)」が転じたなど諸説あります。

青い蛇目(じゃのめ)が描かれたおちょこが有名ですが、こちらは「利き酒用のおちょこ」となっています。利き酒とは日本酒の品質をチェックするために行われている「官能検査」のことです。日本酒を出荷する前や日本酒の品質を評価する鑑評会などで利き酒用のおちょこが使用されています。

これは利き酒の際にお酒の色や透明度を見る為の工夫です。青い蛇目はお酒の状態(外観)を確認するのに適しており、このことから蛇の目猪口とも呼ばれています。

>>関連記事:酒器は自分で作る時代!陶芸でとっくり&おちょこ作り!

ぐい呑み?おちょこ?大きさで判断

ぐい呑みとおちょこ

ぐい呑みとおちょこはどちらもお酒を飲む器ですが、一般的にぐい呑みの方がおちょこよりも一回り大きいです。

具体的に「何cm以上はぐい呑み」といった定義があるわけではありません。ただし「ぐい呑み?おちょこ?」どちらか迷われたときは、一口で飲みきれるかどうかを目安にしてみると良いでしょう。

  • おちょこ:一口で飲み干せるものが多い
  • ぐい呑み:おちょこよりも一回り大きい

ぐい呑みで日本酒の温度を楽しむ

ぐい呑み

つづいては、「ぐい呑み」と「おちょこ」のどちらを使ったら良いのか?について解説していきます。

基本的にはご自身が好きな容器で、好きな日本酒を飲むことが一番だと思いますが、ここではお酒の温度に注目し、ぐい呑みで飲むおすすめの日本酒「純米酒」を紹介します。

純米酒は醸造アルコールを添加せず、米、米麹、水を原料として造られ、お米の旨味やふくよかさを味わえる日本酒です。

ぐい呑みは日本酒の温度変化を楽しむには最適な酒器です。そして純米酒も温度によって香りや味わいが変化します。時間をかけて純米酒の温度変化を楽しんでみてください。お酒を温めるときは「ぬる燗」や「熱燗」がおすすめです。

ぐい呑みの歴史を知ると理解が深まる

茶事で使用するぐい呑み

現在では、おちょこ同様に酒器の一つとして使用されているぐい呑みですが、初めからお酒を飲む容器として使用されていたわけではありません。

昔は、茶事で珍味を入れる器として使用されていました。そして、食べ終わった後の空き容器にお酒を入れて飲んだことが、ぐい呑みの始まりになったといわれています。

食事の突き出しや向付で出される料理も小ぶりなお皿に出てきますよね。どことなく、ぐい呑みと形が似ているような印象を受けます。

お酒を飲むための容器ではなく、お酒を楽しむ器として浸透していったぐい呑み。器の大きさだけでなく、歴史的な背景も知るとより理解が深まります。

ぐい呑みを選ぶ3つのポイント

最後にぐい呑みを選ぶ3つのポイント「材質」「大きさ」「デザイン・形」を解説していきます。

材質から選ぶ

ぐい呑み

ぐい呑みを選ぶときの一つ目のポイントは「材質」です。材質によってお酒の熱の伝わり方や、お酒の味わいに変化があるためです。

一般的によく見かける陶器製のぐい呑みは、全体的に厚みがあるのが特徴です。熱の伝わり方が低く、冷やした状態でも温めた日本酒どちらでも楽しめます。

錫製のぐい呑みは熱伝導率が高く、酒がまろやかな味になるといわれています。ぐい呑みを持った手からも冷たさを感じることができるため、暑い時期や、清涼感を演出したいときなどにはぴったりです。

ガラス製のぐい呑みは、見た目が涼しく色鮮やかなデザインも多く、冷たい日本酒を飲む時にぴったりです。最近では耐熱ガラス製のぐい呑みも販売されています。

大きさから選ぶ

ぐい呑み

ぐい呑みのサイズに迷った時は、普段どれくらい日本酒を飲むかを基準に選んでみてください。少しずつ日本酒を楽しみたい方は小さいサイズのぐい呑みが向いていますし、たくさんお酒を飲まれる方は思い切って大きいサイズのぐい呑みも良いかもしれません。

また、小さいサイズのぐい呑みの方が、温度の影響を受けにくいです。そのため冷酒を飲まれるシーンが多い場合は、小さいサイズのぐい呑みを購入してみてはいかがでしょうか。

デザイン・形から選ぶ

ぐい呑み

気に入った形やデザインからぐい呑みを選ぶ方が多いと思いますが、ぐい呑みの形によって日本酒の風味の感じ方も変わってきます。

例えば飲み口が狭い酒器(小さめな形状)はすっきりと感じやすいですし、逆に飲み口が広いと香りが立ち上りやすく、濃厚に感じられます。

熱燗のキレを楽しむんだりするときは飲み口が狭い酒器を選んだり、少し熟成感のある濃厚な純米酒を楽しむ際には大きめの飲み口を選ぶと、日本酒の特性を楽しみやすいです。

お椀型のぐい呑みは、日本酒の香りや味わいをしっかりを楽しみたい時に選ぶと良いですし、より香りを感じたい時はラッパ型のぐい呑みもおすすめです。

まとめ

今回は「ぐい呑み」について解説しながら、おちょことの違いや、ぐい呑みの歴史についても紹介しました。ぐい呑みを選ぶ3つのポイントも参考にしてみてください。最後にこの記事のまとめを紹介します。

  • ぐい呑みは「ぐいっと呑む」「ぐいっと掴んで呑む」といった語源が由来とされています。
  • ぐい呑みはお猪口よりも深さがあり、全体的に一回り大きいサイズが多い。
  • 「ぐい呑み」か「おちょこ」か迷ったときは一口で飲みきれるかどうかを目安にしてみると良いでしょう。おちょこは「一口で飲み干せる」、ぐい呑みは「おちょこよりも一回り大きい」。
  • ぐい呑みを選ぶ3つのポイントは「材質」「大きさ」「デザイン・形」です。

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