2021年12月18日

吟天 新酒とフレンチの口福ペアリング

Writer

石川 奈津紀
仙台市出身でNHK山形、NHK仙台でキャスターを務めたのち2018年から東京でフリーアナウンサーとして活動。現在はBSテレビ東京の朝の番組「日経モーニングプラスFT」に出演中。 日本酒を健康的に楽しみ、飲みながら痩せる「NOMIYASE」をSNSを中心に発信している。唎酒師。ダイエットプロフェッショナルアドバイザー。

awa酒やスパークリング日本酒など、新たなSAKEを扱う日本酒専門店「吟天(GINTEN)」。その吟天から新たなSAKEが11月18日にリリースされ、新酒のお披露目をかねて開かれたペアリング会に行ってきました。

「吟天」のご紹介

2015年創立の吟天。若い蔵人と次世代の日本酒ファンをつなげ、日本酒の楽しみを後世に伝えることを目標に、和酒セレクトショップ「吟天」を運営。

小売販売に加え、毎月イタリアンやフレンチ、中華といった幅広いジャンルにおけるペアリング食事会の開催や、一流シェフ・料理研究家とYouTubeやインスタグラムでペアリングレシピを提供するなど、料理との相乗効果を重視した活動も展開しています。

吟天の第二弾として2種類のSAKEがリリースされました。(吟天白龍、blancが今回の新発売、水龍は昨年から販売)

吟天白龍 2016 スパークリング

日本酒_吟天白龍 2016 スパークリング

蔵元:陸奥八仙(青森)

5年の眠りから覚めた、スパークリング日本酒

米・麹・水だけを原料に、シャンパンと同じ瓶内二次発酵で造ったスパークリング日本酒。5年間、八戸酒造の蔵に密かに眠っていたビンテージ。穏やかなスパークリング日本酒でありながら、白麹特有のクエン酸によるキリリとした上質な酸味が特徴です。

おすすめペアリング

高級フレンチ・イタリアンのコース料理

GINTEN blanc 2021 純米吟醸

日本酒_GINTEN blanc 2021 純米吟醸

蔵元:陸奥八仙(青森)

ワイン好きを唸らせる、純米吟醸

醸造に白麹を使い、アルコール発酵の過程で生まれるクエン酸が利いた酸味を立たせたドライな純米吟醸。米の白麹を原料にしながら、甘さを感じさせない喉越しの良いサラッとした口当たりで、ワイン好きも満足できる一本です。

おすすめペアリング

魚介を素材にしたフレンチやイタリアンなど

吟天水龍 2018 スパークリング

日本酒_吟天水龍 2018 スパークリング

蔵元:七賢(山梨)

野趣あふれる肉料理に最適な、スパークリング日本酒

米・麹・水だけを原料に、シャンパンと同じ瓶内二次発酵で造ったスパークリング日本酒。ふわりと香る吟醸香とともに、米の甘みときめ細やかな泡立ちが楽しめます。瓶内二次発酵による炭酸の力強さと 3 年熟成の深みのある味わいが特長。

おすすめペアリング

豚肉やジビエの煮込み、鶏肉のロースト

「吟天」のお酒と楽しむフレンチ

乾杯写真

代々木上原の正統派フレンチ「emuN」

今回の新酒と味わうのは、渋谷区・代々木上原の正統派フレンチ料理。笹嶋シェフのお料理に合わせ「吟天」ブランドオーナー小田切さんがペアリングするお酒をチョイスしました。

代々木上原 emuN 笹嶋 伸幸(ささじま のぶゆき)シェフ

emuNシェフ_笹嶋 伸幸さん

五感による知覚を踏まえ、フレンチの伝統に新しい感性をプラスした”温故知新”をテーマにしている。
emuN(エミュ)
【住所】東京都渋谷区西原3-11-9 蜂章ビル3F
【営業時間】火~日 ランチ 11:30~14:30 ディナー 17:30~22:30
【HP】https://emun2010.gorp.jp/

本カマス 海老芋 ビーツ × 吟天白龍

海老芋ビーツ と吟天白龍

合わせるのは5年熟成の「吟天白龍」。ふわっと甘い香り、でも口に含むと酸があり思いのほかさわやかで乾杯酒にぴったり!

擬人化すると「ゆるふわ系女子だと思って話してみたら、意外とキリっとしっかりした女性だった」…という印象。お料理を口に入れたあとに白龍を口に運ぶとなんとも幸せな瞬間が訪れます。少しいぶしたカマスの燻製の香りで、しゅわしゅわした白龍がすすみます。

鱸(すずき) 春菊 きのこ × GINTEN blanc

鱸 春菊きのこのフレンチとGINTEN blanc

新商品の「GINTEN blanc」は日本酒とは思えぬレモンのような酸味。日本酒だと多少の甘さがありますが、酸が強くキレが良い!青魚や酢飯とも合いそうな一本です。

「フレンチに合わせたい」とお願いしてつくっているお酒だけあって、鱸のポワレととっても合います。ワインっぽさはあれど、本質的な香りは日本酒。そのバランスが、メインのお魚の味わいを邪魔せず受け入れてくれます。

蝦夷鹿 和栗 × 吟天水龍

蝦夷鹿和栗のフレンチと吟天水龍

もとはフレッシュなお料理に合う味わいに仕上がったお酒を、3年熟成することでフレンチに合うよう仕上げた一本。

ジビエというと赤ワイン…と結びつけがちですが、その考えを覆してくれます。ジビエの濃さと赤ワインソースに負けないのは、3年熟成させたからこその味わい。古酒の感じがあるけれど、後味すっきり。キリっとしていながらもしっかり旨みを感じられるお酒が、お肉のおいしさを引き立ててくれます。

吟天シリーズ含めた日本酒6種

吟天シリーズ含め6種のお酒とペアリングを楽しみました

口福なひとときを、吟天とともに

「吟天」ブランドオーナー 小田切 崇 さん

吟天ブランドオーナー_小田切さん

唎酒師。長年、蔵元での酒造り体験や自身で日本酒会を主催。造り手である酒蔵の想いに魅了される度に、この感動をともにしたいという日本酒への想いが募り、30 年勤めたIBMを退職。日本酒を後世に残すため「吟天」の取り組みをスタート。現在は日本酒のペアリングを、飲み手目線で日本のみならず世界へ向けて発信し続ける。

どのペアリングも新たな出会いで、驚きと発見ばかり。「『吟天』を、日本の様々な地域の蔵元と、ペアリングに適した日本酒とコラボレーションしたい。地域地産(テロワール)にこだわったブランドにしたい。」そんな想いを持つ小田切さんに、お話をうかがいました。

石川

吟天のおいしさはもちろん、フレンチにすべて日本酒というのに驚きました。なかなかない体験ですね。

吟天ブランドオーナー_小田切さん
小田切さん

フレンチにすべて日本酒を合わせることはほとんどありません。でも日本酒の懐の深さは、フレンチにはもちろん、イタリ アンや中華にも合うのです。「吟天」は、日本をはじめ世界の幅広い食材、料理と合う美味しい日本酒を提供するとともに、フレンチ、イタリアン、中華、和食のシェフに認められることで、日本酒を高級ワインに肩を並べるお酒にしたいと考えています。

吟天3種の日本酒

石川

今回の新酒はもちろん、「吟天」で扱うほかのお酒もフレンチにとても合いますよね。特に2年熟成の「栄光冨士 ゼブラ」がお料理とマッチしてとてもおいしかったです!

黒鶏フォアグラ と 栄光冨士ゼブラのペアリング

黒鶏 フォアグラ × 栄光冨士 ゼブラ

吟天ブランドオーナー_小田切さん
小田切さん

2019年ものを熟成させる試みをしており、フレンチに合わせるために吟天でマイナス6度で2年寝かせたものなんです。できたてのフレッシュなものより、まろやかになり合わせられる料理の幅が広がります。

たしかに、フォアグラの濃厚さと2年熟成のまったり感がとてもよく合います。濃厚なフォアグラに負けない、上品だけれどしっかりとした味わいの熟成は小田切さんの手腕なんですね。楽しんでほしいという想いが溢れています。

石川

きょうは日本酒の新たな世界を体感した気がします。

吟天ブランドオーナー_小田切さん
小田切さん

このような会で体験してもらうことで、20代~30代の若い層にも日本酒の新たな楽しみかたに触れてほしいですし、美味しい日本酒の存在価値をさらに高めていきたい。そんな思いから、定期的にSAKEペアリングの会も開催しています。実際、日本酒を飲む層は5%といわれているので、残りの95%にアプローチできたら。「吟天」とともに、新しい口福の扉を開いていきたいです。

吟天日本酒_集合写真

”日本酒=和食”のイメージを覆すペアリングの数々に、日本酒の懐の深さ、幅広さを改めて感じました。クリスマスや年末年始の特別なひとときに、大切なひとと味わってみてはいかがでしょうか。

※お求めはこちらから。
吟天オンラインショップ:https://ginten.tokyo/
※SAKEペアリング会の参加希望者はこちらまで。
https://www.facebook.com/groups/119317992152149

Writer

石川 奈津紀
仙台市出身でNHK山形、NHK仙台でキャスターを務めたのち2018年から東京でフリーアナウンサーとして活動。現在はBSテレビ東京の朝の番組「日経モーニングプラスFT」に出演中。 日本酒を健康的に楽しみ、飲みながら痩せる「NOMIYASE」をSNSを中心に発信している。唎酒師。ダイエットプロフェッショナルアドバイザー。


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