2021年07月16日

カップ酒研究所「鳥取カップ酒特集」

Writer

いさわゆか
出身は宮城県仙台市、現在は東京都で暮らしています。飲食業への転職をキッカケに日本酒の勉強を始めました。日本酒の味わいはとても幅があって、どんどん世界が広がりますね。 一緒にお気に入りのお酒を見つけていきましょう!

今回のご当地カップ酒特集は鳥取県です。実は、鳥取で生産される日本酒の3分の1は純米酒という“純米酒王国・鳥取県”。中国山地で数百年かけて濾過された豊かな雪解け水、鳥取県原産の幻の酒造好適米「強力」などを使って醸されたお酒の特徴は濃醇辛口!飲みごたえがありつつ、軟水で仕込まれたお酒なのですっきりとした味わいに仕上がっています。また、日本海で採れる魚介類と相性のよい食中酒が多いのも魅力ですね。
酒蔵さんごとの個性がわかりやすい純米酒を飲み比べてみましょう〜!

カップ酒それぞれの基本情報

まずは商品について

【諏訪泉】商品情報

鳥取カップ酒_諏訪泉

■商品名…諏訪泉 うさぎカップ
■直径…6.5cm
■高さ…10cm
■内容量…180ml
■アルコール度…15度以上16度未満
■特定名称…純米酒
■お米…国産米(精米歩合70%)
ラベルに描かれている黄色くて大きな満月のまわりをぴょんぴょんと踊るように飛び跳ねているのは、因幡の白兎なのでしょうか?

【小雪】商品情報

鳥取カップ酒_小雪

■商品名…小雪
■直径…6.5cm
■高さ…9.5cm
■内容量…180ml
■アルコール度…15度以上16度未満
■特定名称…純米にごり酒
■お米…国産米
真っ白いラベルに、伯耆大山と大山醸造場のイラストが描かれています。

酒蔵情報について

諏訪泉【諏訪酒造】(鳥取県八頭郡)

1859年(安政6年)創業。もともとは参勤交代の宿場町だったこの地で旅館業をしていましたが、造り酒屋へ転向。日本酒造りを題材とした漫画『夏子の酒』をテレビドラマ化した際は、こちらの酒蔵さんが舞台となりました!

原料米のほとんどに鳥取県産の酒造好適米「玉栄」を使用しています。大きな粒で、独特の風味のある酒米です。仕込みや洗瓶に使用している水は、超軟水で口当たりのいい千代川(せんだいがわ)の伏流水。自家井戸で汲み上げるお水に一切手を加えることなく使用しています。大切にしているのは“天のない酒造り”…これで完成・最高というものはなく、日々努力を重ねなければならないという向上心が込められた言葉です。

諏訪酒造
【住所】鳥取県八頭郡智頭町大字智頭451
【HP】http://suwaizumi.jp/

小雪【久米桜酒造】(鳥取県西伯郡)

1856年(安政3年)創業。1985年にはより良い環境を求めて、醸造場を標高300mの澄んだ空気に包まれた大山(だいせん)山麓に移転しました。

仕込みには、平成の名水百選にも選ばれた「地蔵滝の泉」を使用。ほんのり甘みがあって、すっきりとした口当たりの名水が支えとなっています。お米は地元で育てられる山田錦が中心となっています。また「八郷(やごう)酒造りの会」というものを主催していて、日本酒好きの方を対象に田植えから稲刈り、そして酒造りまで体験できる活動を通して、地域を盛り上げています!

久米桜酒造
【住所】鳥取県西伯郡伯耆町丸山1740-50
【HP】http://g-beer.jp/kumezakura/

カップ酒それぞれの楽しみ方

諏訪泉をそのままで…

鳥取カップ酒_諏訪泉

まずは色ですが、特徴的な山吹色…というか黄金色のような艶やかさがあります。カップ酒では珍しいのでは!?古酒のようでもありますが、カップへの記載は「純米酒」のみとなっています。開けてみると、やはり香りも熟成感がしっかりとありますね。味わいとしては酸味もありつつ、コクと旨味がだいぶ強い印象です。口当たりはとてもまろやか。飲み込んだあとに、じんわりと苦みが広がりますが、その後の余韻はお米の甘みがゆっくりと続いていく感じです。

人肌燗〜ぬる燗(35〜40℃)にすると、味わいと香りが広がりを増して、違った顔が見えてきますよ

諏訪泉×バニラアイス

鳥取カップ酒_諏訪泉アレンジ

熟成された芳醇な味わいの諏訪泉をバニラアイスにかけてみました!独特な風味のあるブランデーやラム酒をアイスにかけて食べるというのは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?それを日本酒で試してみたら…大正解でした!最初に諏訪泉の濃厚な香りと強い旨味が鼻に抜けて、あとからバニラアイスがマイルドにまとめてくれます。

今回はバニラ味を選びましたが、チョコレート味にしても美味しいと思います♩

小雪をそのままで…

鳥取カップ酒_小雪

香りは少しツンとした酸っぱさを感じます。上澄みだけを飲んでみると、強めの酸とピリッと効いてくる辛さが印象的。カップに沈んでいる澱(おり)は、だいたい1cmくらいです。全体をかき混ぜてみるとシルキーな口当たりに変化するのが、にごり酒の楽しみの1つですね。澱そのものは多くないので、舌触りが気になったり飲みにくさを感じるということは全くありませんよ。苦みはほとんどなく、丸みのあるお米の旨味もありながら、でも甘さは控えめなので食中酒に向いていると思います。

小雪と合わせるなら…とうふちくわ

鳥取カップ酒_とうふちくわ

今回の鳥取県ご当地おつまみは、新橋にあるアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」で見つけました。とうふちくわとは、鳥取県東部で食べられている郷土料理で、豆腐と魚肉のすり身を練って蒸したちくわです。しょうがやわさび醤油をつければ、それだけで立派なお酒のアテになりますよ。

にごり酒ならではの滑らかな口当たり、優しい味わいとの相性はぴったり!また、小雪が持つ酸が魚の風味を引き立ててくれますよ♪

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いさわゆか
出身は宮城県仙台市、現在は東京都で暮らしています。飲食業への転職をキッカケに日本酒の勉強を始めました。日本酒の味わいはとても幅があって、どんどん世界が広がりますね。 一緒にお気に入りのお酒を見つけていきましょう!


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