2021年08月02日

カップ酒研究所「栃木カップ酒特集」

Writer

いさわゆか
出身は宮城県仙台市、現在は東京都で暮らしています。飲食業への転職をキッカケに日本酒の勉強を始めました。日本酒の味わいはとても幅があって、どんどん世界が広がりますね。 一緒にお気に入りのお酒を見つけていきましょう!

今回のご当地カップ酒特集は栃木県です。日本酒造りにおける最高責任者といえば「杜氏(とうじ)」ですが、全国各地の杜氏集団の中で最も新しいのが栃木県で2006年に発足した「下野(しもつけ)杜氏」です。酒蔵の垣根を越えて蔵人たちが立ち上げた、まさに新時代の杜氏集団!

環境としては、鬼怒川、渡良瀬川、那珂川など多くの川が流れていて、適度なミネラルを含んだ上質な水が手に入るのが特徴です。お米についても、きれいで旨味のある酒造好適米「夢ささら」を開発。昔から受け継がれる技術と現在に至るまでの日々の研究をもとに、どんどんレベルアップしていく栃木県のお酒に目が離せません!

カップ酒それぞれの基本情報

まずは商品について

【門外不出】商品情報

カップ酒_栃木_門外不出

■商品名…門外不出
■直径…5.5cm
■高さ…10cm
■内容量…180ml
■アルコール度…15度
■特定名称…純米吟醸酒
■お米…国産米(精米歩合55%)
淡い黄色の和紙に柔らかいタッチの筆文字で「門外不出」。品格のよさが漂うラベルにうっとり…

【開華】商品情報

カップ酒_栃木_開華

■商品名…開華みがき
■直径…6cm
■高さ…10cm
■内容量…180ml
■アルコール度…17度
■特定名称…特別純米酒 原酒
■お米…国産米(精米歩合59%)
瓶詰めされた同じ銘柄のお酒は紫外線による劣化を防ぐために竹皮で巻かれているそうで、その雰囲気をカップ酒でも味わえるようなラベルになっています!

酒蔵情報について

門外不出【西堀酒造】(栃木県小山市)

カップ酒_栃木_門外不出

画像引用元:西堀酒造WEBサイト

1872年(明治5年)創業。江戸末期に建てられた仕込み蔵などの国登録有形文化財がありつつ、国内唯一「醪」の動きが見える透明な仕込みタンクもある。「一度飲んだら忘れられない味」というコンセプトのもと、伝統的な製法と最先端の新しい試みの両輪で、個性豊かなお酒を醸しています。

代表銘柄は、9割以上が栃木県内で消費されている地酒「門外不出」なのですが、栃木県で栽培されている古代米を100%使用した純米酒「愛米魅(あいまいみー)」など、珍しいものも!地域に根ざした食文化に合う、濃醇旨口タイプのお酒が特徴。挑戦的な酒蔵さんなので、次はどんなお酒が出来るのか…ワクワクします!

西堀酒造
【住所】栃木県小山市大字粟宮1452
【HP】https://nishiborisyuzo.com/
【Instagram】@nishibori.brewery

開華【第一酒造】(栃木県佐野市)

1673年(延宝元年)創業の、栃木県内で一番古い老舗の酒蔵さん。1998年には、すべての銘柄を特定名称酒(原料や製法などに一定の基準があり、それをクリアした高品質の日本酒)に移行し、納得できる価値・明日の活力に繋がるお酒を目指して醸しています。創業当時から農業をしており、蔵元自社水田で田植えから収穫までおこなっています。

また、栃木県で始まった下野杜氏のほか、酒造一級技能士、優れた技術をもつ人だけが認定される「とちぎマイスター」など、頼もしいプロフェッショナルが集合!日本各地だけでなく、アメリカや香港・シンガポールなど海外へもハイレベルなお酒を提供しています。

第一酒造
【住所】栃木県佐野市田島町488
【HP】https://www.sakekaika.co.jp/
【Instagram】@kaikajapan

カップ酒それぞれの楽しみ方

門外不出をそのままで…

カップ酒_栃木_門外不出
ラベルと同じような淡い黄色で、どことなく上品な雰囲気がありますね。カップのままではなくワイングラスに注いでみると、お米の甘みを含んだやさしい吟醸香がしっかりと感じられます。口当たりはやわらかで飲みやすく、低温発酵でじっくり丁寧に醸されてできたコクがほどよくあります。また、フルーティーで適度な酸がスッキリとした味わいをつくり出しています。後味のキレのよさがまたいいのです!

酒蔵さんのオススメは、雪冷え(5℃)、常温、ぬる燗(40℃)だそうですよ〜
※日本酒の温度についてはこちらをチェック

日本酒に関する「あれが知りたい」、「これも知りたい」特集1回目は、日本酒の美味しい飲み方を10種類ご紹介いたします。 味わいや香り、温度から日本酒を選ぶスタンダードな方法から、一風変わった日本酒の楽しみ方などなど。難しい表現は一切なし!今日から実践でき、知ると日本酒の楽しみ方の幅が広がる内容です。 日本酒の美味しい飲み方〜温度で楽しもう〜 Photo by unsplash 日本酒は冷やしたり温めたりすることで、同じお酒とは思えないほど幅広い味わいを楽しむことができます。 細かく分類すると10種類の呼び名がありますが、大きく3つの種類(①冷やす、②常温、③温める)に分けられます。 温度で異なる日本酒の呼び方 温度による日本酒の呼び名一覧 (1)冷酒で日本酒を楽しもう 一般的に、レストランや居酒屋で「冷酒/れいしゅ」と呼ばれる温度帯です。 温度は5℃〜15℃で、さらに「冷酒」を細かく3つに分…

門外不出と合わせるなら…宮ピクルス

カップ酒_栃木_門外不出

今回のご当地おつまみは、東京ソラマチにあるアンテナショップ「とちまるショップ」にて見つけました。北関東に唯一ある酢蔵のもろみ酢と栃木県の特産品であるかんぴょうや根菜を詰めたピクルスです。

少し甘みのあるピクルスと、丸みのある米の旨味が特徴的な門外不出はバッチリ合います!組み合わせとしては、常温よりも冷酒のほうが好きです。ポリポリ&ゴクゴク…シンプルな素材こそ、お酒の美味しさが引き立ちますね。

開華みがきをそのままで…

カップ酒_栃木_開華

色は、ほんのりと黄色がかっていますがクリアな透明感があります。香りはそれほど強くないですが、少し甘いような熟成されたような穏やかな香りを持っていますね。冷酒で飲んでみると、原酒ならではのビリビリと舌を刺激するような酸と重厚感のある苦みがあり、それが少しずつ、まろやかな旨味として口の中にゆっくりと広がっていきます。入口としてはキリッとした辛さが際立ち、だんだんと角が取れてきて、ふくよかな旨味がふわ〜っと余韻として残っていく…味わいの緩急があってとても面白いです!

開華みがき×カルピス

カップ酒_栃木_開華

原酒でアルコール度数17度の開華をカルピス原液と合わせた、通称「カルピシュ(酒)」にアレンジ!(ネーミングがキャッチーでかわいい!) 氷を入れたグラスに、開華とカルピス原液を8:2の割合で入れて混ぜるだけの簡単レシピです。

最初の一口はカルピスの爽やかな甘さがあってとても飲みやすく、後味には開華の酸味がスーッと通り抜けていくので、ジュースのような甘ったるさがなくて美味しいです。夏は炭酸水をプラスしてもいいかも!

Writer

いさわゆか
出身は宮城県仙台市、現在は東京都で暮らしています。飲食業への転職をキッカケに日本酒の勉強を始めました。日本酒の味わいはとても幅があって、どんどん世界が広がりますね。 一緒にお気に入りのお酒を見つけていきましょう!


RANKING

人気の記事

人気の記事