2021年07月25日

【2021上半期】いま熱い!全国のおすすめカップ酒15選を飲んでみた!

Writer

いさわゆか
出身は宮城県仙台市、現在は東京都で暮らしています。飲食業への転職をキッカケに日本酒の勉強を始めました。日本酒の味わいはとても幅があって、どんどん世界が広がりますね。 一緒にお気に入りのお酒を見つけていきましょう!

2021年から始まった企画「カップ酒研究所」で、今までにご紹介したものをまとめてみました!コンビニやスーパーで手軽に買えるものから、ご当地ものまで15本をプレイバック。

”カップ酒の良さって何だろう?”と考えてみたり、“どんな種類があるんだろう?”と振り返ってみたり…皆さんと一緒に、魅力を再発見していきたいと思います!もっと身近に日本酒を〜♪

カップ酒がおすすめの理由

飲みきりサイズで手軽に買える!

ほとんどのカップ酒は180ml〜200mlで、1合くらいの量となっています。瓶での購入だと、スペース的に冷蔵庫での保管が難しかったり、なかなか飲み切れないまま時間が経ってしまうということもありますよね。せっかく美味しい日本酒がどんどん劣化してしまうのはもったいない!

その点、カップ酒ならそのまま飲んでヨシ、お燗にしてヨシ、炭酸などで割ってもヨシ…お好みのアレンジで楽しみながら、最後まで飲みきることができます。また「いろんな種類の日本酒を飲んでみたい!」という方にも、ちょうどいい量です。お試しサイズのカップ酒で好きな銘柄を見つけてみましょう〜

カップ酒の温め方が気になる方はこちらから!

「カップ酒って、見たことはあるけど飲んだことないな…」「古臭い感じがして、オシャレなイメージないんだよね…」そう思っている人が多いのではないでしょうか? 最近のカップ酒は定番からご当地限定まで、ラベルパッケージも味わいもバリエーションがとっても豊富!第1回目は、カップ酒のパイオニア「ワンカップ大関」をご紹介します。 ついにカップ酒の魅力を伝える特集がスタート!色んな日本酒を試してみたい人に、ぜひ手に取っていただきたい日本酒です。 ワンカップ大関の基本情報 商品情報 ■商品名…上撰 ワンカップ大関 ■直径…5.5cm ■高さ…11cm ■内容量…180ml ■アルコール度…15度以上16度未満 ■特定名称…普通酒 裏面を見ると…イラストを発見!遊び心を感じますね!時期によっては、風景の写真や名言が書かれたラベルなども登場します。 ワンカップ大関の酒蔵情報 【大関株式会社】(兵庫県西宮市) 1…

持ち運びに便利なので、外飲みに最適!

日本酒というと、四合瓶(720ml)や一升瓶(1800ml)というイメージが強いのではないでしょうか?重いし…大きいし…飲み切れないし…外飲みに持っていくにはハードルが高い気がしますよね。

でも、片手に収まるカップ酒ならキャンプなどの外飲みでも大活躍!缶ビールやペットボトルと一緒にクーラーボックスにすっぽり仲間入り♪そのまま湯煎しても耐えられるくらいに割れにくい瓶ですし、中身が漏れないようアルミのフタでしっかりと密閉されているので長距離移動でも安心です。

最近キャンプブームが再熱し新たなキャンプの楽しみ方が各種メディアで取り上げられています。キャンプの楽しみ方は人それぞれ。1人で楽しむソロキャンや、大勢でバーベキューをしながら語らったり。 大自然を楽しめるキャンプ場周辺では多くの酒蔵が日本酒を造っています。そこでSYULIPではキャンプ×日本酒×酒蔵見学の特集を企画。第一回目は栃木県の島崎酒造に訪問。自然の恵みを感じながら、その土地の日本酒を楽しめる特集です。 どうくつ酒蔵で長期熟成酒に取り組む島崎酒造 今回訪れた酒蔵は栃木県那須烏山市の「島崎酒造」。主力銘柄は「東力士」。創業二代目が無類の相撲好きだったことで名付けられたそうです。日本酒ファンの間では、洞窟貯蔵や長期熟成酒の酒蔵として有名な蔵元です。 どうくつ酒蔵を探検しよう! 酒蔵がある市内中心部から車で約5分の場所に島崎酒造のどうくつ酒蔵があります。どうくつ酒蔵は一般公開されており電話…

選ぶのが楽しいデザイン&意外と実用的なアイテム!

ひとくちに「カップ酒」といっても、瓶の色・形・デザインなどは多種多様!以前は、日常生活に馴染みやすいシンプルかつ分かりやすいものが多かった印象があります。

しかし最近では、お酒が好きな方へのお土産としての需要もあって、ご当地キャラクターをプリントしたものや酒蔵さんの酒造りに対する想いが綴られているものなど、”ジャケ買い”したくなるようなものも多いのです!飲み終わったら、そのままグラスとして使ったり、花瓶やペン立ての代わりにしたり…コレクションとして飾るだけでなく、自分のライフスタイルに合わせた便利アイテムに早変わり♪

カップ酒の選び方

味わいから選んでみよう!

4タイプの日本酒

フルーティータイプ【薫酒(くんしゅ)】・・・大吟醸酒・吟醸酒系

フルーティーな日本酒

果実や花のような自然な甘さを感じる、フルーティーで華やかな香りが特徴です。お酒そのものもクリアな透明感があり、繊細な風味を楽しめるタイプなので、食前酒として飲むのがおすすめですよ。温度としては、少し冷やした状態〜ぬる燗くらいがよいでしょう!

爽やかタイプ【爽酒(そうしゅ)】・・・普通酒・本醸造酒・生酒系

爽やかな日本酒

香りは穏やかで控えめながら、すっきりとした飲み口と清涼感のある味わいが特徴です。新鮮でみずみずしく、さらっと飲めるタイプですね。普通酒や本醸造酒は比較的お値段もリーズナブルで、カップ酒の中では一番多いタイプかもしれません。日本酒ビギナーの皆さんは、まずこちらのタイプから試してみてはいかがでしょうか?

旨口タイプ【醇酒(じゅんしゅ)】・・・純米酒・生酛系

旨口タイプの日本酒

ふくよかで落ち着きのある香り、お米の旨味がしっかりと感じられる味わいが特徴です。甘み・酸味・苦味・コクのバランスがお酒によって全然違うので、色んなものを飲み比べるのも面白いタイプ。お燗にすることでお米の厚みある味わいがグッと広がるので、ひとつのお酒でも温度によって無限の楽しみ方ができますよ!

熟成タイプ【熟酒(じゅくしゅ)】・・・長期熟成酒・古酒系

熟成タイプの日本酒

熟成による深みのある甘い香りと、とろっとした飲み口が特徴です。お値段的には少し高めで、複雑味のある個性的な味わいのお酒が多いタイプ。好みが分かれるところではありますが、お気に入りを見つけたらゆっくりじっくり味わいたくなるような長いお付き合いができるお酒ですね。

一緒に食べる料理から選んでみよう!

お刺身やサラダなら…フルーティータイプ

カップ酒_おつまみ_刺身

フルーティーな日本酒とあわせたいお刺身

魚介類や野菜など、シンプルな食材をあっさりとした味付けで食べるようなお料理に合わせるなら、大吟醸酒・吟醸酒系のお酒がおすすめです。華やかな香りを楽しみつつ、食材の風味も活かしてくれますよ。牡蠣にキュッとレモンをしぼったものや、生春巻きなども相性ヨシです♪

湯豆腐やシュウマイなら…爽やかタイプ

カップ酒_おつまみ_湯豆腐

爽やかな日本酒とあわせたい湯豆腐

お豆腐など、淡白な味の食材をメインにしたお料理には、普通酒・本醸造酒・生酒系がおすすめです。軽快で淡麗な味わいのお酒は色んなお料理に合わせやすく、とっても万能!オンザロックやソーダ割りなど、飲み方に変化をつけてもいいかもしれませんよ。ちょっと小粋に、お蕎麦と合わせるのも個人的には好きな組み合わせです〜!

焼き鳥やピザなら…旨口タイプ

カップ酒_おつまみ_焼鳥

旨口タイプの日本酒とあわせたい焼鳥

お肉や味付けの濃いお料理に合わせるのは、純米酒・生酛系がおすすめです。お米本来の旨みや力強さを感じる味わいのあるお酒との相乗効果で、お互いを引き立たせます!常温〜お燗で飲んでも美味しいお酒が多いタイプなので、夏はバーベキューでお肉と…冬はお燗にしておでんと…和洋中どんなジャンルにもハマってくれます!

豚の角煮や熟成チーズなら…熟成タイプ

カップ酒_おつまみ_熟成チーズ

熟成タイプの日本酒とあわせたい熟成チーズとドライフルーツ

風味や香りが強いお料理や脂がしっかりのったお料理と合わせるなら、長期熟成酒・古酒系がおすすめです。ドライフルーツやスパイス、きのこにも例えられるような熟成感のあるお酒は、ほかにもサバの味噌煮や麻婆豆腐、スパイスカレーなどとも相性がよいです。甘みや香ばしさを楽しむ最高の組み合わせを見つけてみましょう。

カップ酒おすすめ15選

コンビニ&スーパーで買える!定番カップ酒3選

日本酒カップ酒のパイオニア!…ワンカップ大関(兵庫)

ワンカップ大関

こんなお酒です!

誰でも一度は青いラベルのカップ酒を見たことがあるのではないでしょうか?日本初のカップ酒は、このワンカップ大関なんです!穏やかな香りと丸みのある優しい甘さを感じる味わい。余韻として苦味が少し残ります。冷酒でもお燗でも美味しいお酒です。55℃の飛切燗(とびきりかん)にすると、辛さがダイレクトにきてキレッキレ!

ベストマッチなおつまみ!

ワンカップ大関とおつまみ

春なら『菜の花のツナマヨ和え』との組み合わせが最高です!ワンカップ大関のクセのない味わいは、少し苦味のある菜の花とツナマヨのほどよい脂っぽさとも相性が良く、スッキリとまとめあげてくれます♪

酒蔵情報

1960年に完成した『寿蔵』と1953年から稼働している『恒和蔵』の2つの蔵で酒づくりをしています。伝統的な技法と最新の技術をうまく織り交ぜながら“いつ飲んでもおいしいお酒”をつくり続けています。

大関株式会社(兵庫県西宮市)
【住所】兵庫県西宮市今津出在家町4-9
【HP】https://www.ozeki.co.jp/index.html
【Instagram】@ozeki_official

カップ酒としては珍しい!…桃川にごり酒カップ(青森)

カップ酒_青森_桃川にごり酒

こんなお酒です!

にごり酒とは、発酵させた醪(もろみ)を絞る際、あえて粗ごしすることで澱(おり)を残した日本酒のことです。にごり酒のカップ酒はとってもレアなので、見つけたら即買い!?酸味や辛さはほとんどなく、シルキーなのどごしがクセになる1本。まろやかに広がる米の旨味がたまりません!韓国のマッコリが好きな方にはぜひ試してみてほしいですね〜

ベストマッチ!

カップ酒_桃川_リンゴジュース

青森で生まれたこちらのカップ酒は、りんごジュースで割って飲むのもおすすめ!果汁100%のりんごジュースを使うのがポイントです。少しとろっとした口当たりが心地よく、鼻にぬけていくりんごの華やかな香りに癒されます。もっとサッパリしたい方はりんご酢でもOK!

酒蔵情報

1889年(明治22年)に村井酒造店として創業。百石川(ももいしがわ・現在の奥入瀬川)の伏流水を使用していたことから「百」を「桃」に変えて、代表銘柄「桃川」が誕生しました。

桃川株式会社(青森県上北郡)
【住所】青森県上北郡おいらせ町上明堂112
【HP】https://www.momokawa.co.jp/
【Instagram】@sake_momokawa

日本初!生原酒をカップ酒にした…ふなぐち菊水一番しぼり(新潟)

カップ酒_菊水

こんなお酒です!

こちらのカップ酒は、日本初のアルミ缶入り生原酒!今ではいろんなサイズ、スパークリングなどバリエーションが豊富です。スタンダードなこちらはフルーティーな香りとガツンとくるアルコール感が特徴。また、年月を経ることで熟成されてブランデーのような味わいへと変化する面白いお酒です。

ベストマッチ!

秋ナスと豚肉の味噌炒め

秋なら『ナスと豚肉の味噌炒め』との相性抜群です!生原酒ならではのフレッシュで濃厚な味わいと、甘辛い味噌の風味との素晴らしいハーモニー♪スルスルと飲めてしまいますが、アルコール度数は19度と高めなので、お気をつけください!冷酒でも、お料理の温度に合わせて温めて飲んでも美味しいです。

酒蔵情報

1881年(明治14年)創業。「菊水」という名称は『太平記』にある能楽が起源となっていて“菊の水は不老長寿をもたらす”とされたそうです。敷地内には、日本酒や食文化を学べる施設や試験醸造所、庭園などがあります。

菊水酒造株式会社(新潟県新発田市)
【住所】新潟県新発田市島潟750
【HP】https://www.kikusui-sake.com/home/jp/
【Instagram】@kikusui_pr

酒屋さんやアンテナショップで買える!ご当地カップ酒12選

爽やかな香りと少し甘口な味わいのコントラスト…【あぶくま】(福島)

カップ酒_福島_あぶくま

こんなお酒です!

爽やかでスッキリとした香りがあります。味わいはやや甘めですが、余韻は短めでスーッと切れていきます。舌の上に少しピリピリとした感覚がありますが、ほどよい酸味という感じ。精米歩合70%だからなのでしょうか、熟成されたようなコクもあり、飲みごたえ抜群!

ベストマッチ!

黒糖角煮1

カップ酒と同じ福島県田村市にある小さな工場「ハム工房都路」さんで作られている『やまと豚のやわらか黒糖角煮』と合わせてみました。じっくりと時間をかけて煮込まれた角煮は、その名の通り箸でほろほろと崩れてしまうほど柔らか〜い!少し甘めで、主張しすぎない絶妙な濃厚さのあるあぶくまを一緒に飲むと、相乗効果でより美味しくなります。

酒蔵情報

1823年(文政6年)創業。2005年からは杜氏制度をやめて、経営者が自ら製造責任者となって、地元の人達のみで仕込む体制に切り替えました。大量生産するのではなく、小規模ながらも手間暇かけてじっくり仕込んだお酒のほとんどは地元の田村市に出荷されます。

玄葉本店(福島県田村市)
【住所】福島県田村市船引町船引字北町通41

地元名物のためにつくられたこだわりの一杯…【喜多方ラーメン酒】(福島)

カップ酒_福島_喜多方ラーメン

こんなお酒です!

開けてみると、純米酒ならではの柔らかいお米の香りがふわっと広がります。飲み口はすっきりとしていて、主張が強すぎず、後味があまり残らない感じですね。味わいとしては辛口に近いですが、シャープというよりは、余韻が短めでサーっと染み込んでいく感覚!

ベストマッチ!

喜多方ラーメン完成

お酒に合わせる食べ物は…やっぱり喜多方ラーメンですよね。シンプルなのにちゃんと美味しい!あっさりした醤油味のスープが、少し太めのちぢれ麺にからんで最高〜!と、ここで喜多方ラーメン酒を飲んでみると…口に残った脂がスッと流されていき、また次へ箸がのびていきます。さすが、このラーメンのためにつくられたカップ酒でございます!

酒蔵情報

1717年(享保2年)創業。10代目となる小原公助さんが平成になってから生み出した、醪(もろみ)にクラシック音楽を聴かせながら発酵させた日本酒「蔵粋(くらしっく)」など、常に新しいことに挑戦する、チャレンジ精神が溢れる酒蔵。

小原酒造(福島県喜多方市)
【住所】福島県喜多方市字南町2846
【HP】http://www.oharashuzo.co.jp/

フルーティーな吟醸香とすっきりとした味わい…【王紋】(新潟)

カップ酒_新潟_王紋

こんなお酒です!

純米大吟醸並みの精米歩合50%、長期低温発酵で丁寧に仕込まれたお酒。ぜひワイングラスに移して飲んでいただきたい!穏やかな吟醸香がふんわり広がりますよ。爽やかなりんごのような味わいで、とてもスッキリ。優しいお米の甘みと酸のバランスがとてもよく、いい意味でクセがないので食中酒向きです。中華や洋食などのガツンと系よりも、繊細な味の和食と相性よし。

ベストマッチ!

かんずり

すっきりとした味わいの王紋には、白身魚やイカのお刺身が合うと教えていただき、真鯛のお刺身を選んでみたら大正解。添えてあるのは王道のわさびではなく…新潟生まれの万能調味料「かんずり」です。辛さの中に甘みもあり、真鯛の旨味を引き立てます。

酒蔵情報

1790年(寛政2年)創業。女性が活躍する酒蔵の先駆け的存在。やわらかい甘みとキレのよさを感じるお酒が特徴です。代表銘柄である「王紋」、純米系の「夢」、最近では酸味と甘みを感じやすい味わいに仕上げた低アルコールの「かれん」も若い世代や女性を中心に大人気!

市島酒造(新潟県新発田市)
【住所】新潟県新発田市諏訪町3-1-17
【HP】https://www.ichishima.jp/
【Instagram】@ichishima_sake

透明感のなかにある米の旨味を楽しむ…【雪男】(新潟)

カップ酒_新潟_雪男

こんなお酒です!

少し酸味を感じるような独特な香りがあります。口に含んでみると、柔らかいお米の旨味がしっかりとありつつ、緩やかな酸味も感じました。苦味は少しありますが、後からピリリとした辛さが追いかけてきて、シャープなキレがあってとてもよいです!透明感があって余韻は短めで、”淡麗旨口”という表現がしっくりくる気がしますね。

ベストマッチ!

雪男グレフル

酸味とキレのよさを兼ね備えた雪男には、コンビニでも手に入る冷凍ピンクグレープフルーツを組み合わせてみるのはいかがでしょう?氷の代わりに入れるので、氷が溶けてお酒の味が薄まってしまう心配がありませんよ。レモンやマスカットなど、爽やか系フルーツを入れて、サングリア風にしてみるものいいかも♪

酒蔵情報

1717年(享保2年)創業。日本を代表する豪雪地帯である魚沼地方にある酒蔵さんで、代表銘柄は「鶴齢」。酒造りで大切にしているのは、蔵人や酒米を栽培する「造り手」、酒屋や料理屋などの「売り手」、お酒を飲む「呑み手」の”和合”の精神。

青木酒造(新潟県南魚沼市)
【住所】新潟県南魚沼市塩沢1214
【HP】http://www.kakurei.co.jp/
【Instagram】@yukiotoko1717

山廃仕込みの本格的な味わい…【都美人】(兵庫)

カップ酒_兵庫_都美人

こんなお酒です!

普通酒ながら山廃仕込みということもあり、とても芳醇な味わいに仕上がっています。チリチリと舌先に刺激を感じつつ、喉を通った後にはお米のしっかりとした香りと甘み、そして若干の苦味が残ります。辛口というよりは、円熟された深い味わいのある甘口(旨口)寄りの印象。アルコール度数は16度とやや高め。

ベストマッチ!

兵庫カップ酒_都美人

どっしり感のある都美人には、兵庫県産のいかなごを使用したくぎ煮をセレクト。毎年2月下旬〜3月初旬にいかなご漁が解禁され、その限られた期間に水揚げされた新鮮なものを砂糖や醤油、生姜などで甘辛く煮詰めたものがくぎ煮です。深い味わいのお酒には、濃いめの味付けをされたおつまみがピッタリ!

酒蔵情報

昭和20年、淡路島の南部にあった10軒の蔵が合併して誕生。地元農家と協力して合鴨農法で酒米を有機栽培したり、全国でも稀な「天秤しぼり」というテコの原理でお酒を圧搾する手法を用いたり、”昔ながら”を大事にしながら、現代人が楽しめるお酒を醸しています!

都美人酒造(兵庫県南あわじ市)
【住所】兵庫県南あわじ市榎列西川247
【HP】https://www.miyakobijin.co.jp/
【Instagram】@miyakobijin

伝統的な手造りで雑味のない旨さ…【奥播磨】(兵庫)

カップ酒_兵庫_奥播磨

こんなお酒です!

外観としてはやや黄色がかっていて、少し濁っている感じ。フタを開けてみると熟成されたようなコクのある香りがします。一口飲んでみると、お米(兵庫県産、兵庫夢錦)の旨味がしっかり広がります。じんわりとした苦味もありますが、後味としてはふくよかな甘みの方が強い印象。冷酒も美味しいですが、45度くらいのお燗にすると辛さも引き立ってきて美味しい!

ベストマッチ!

兵庫カップ酒_奥播磨

寒い冬には、『だし割り』がおすすめ。奥播磨(90ml)とお水を1:1の割合でカップに入れ、そこに白だしを大さじ1。1分ほど電子レンジで加熱したら完成です。お吸い物のようにスルスル飲めてしまう…ご飯のシメにぴったりなアレンジです!

酒蔵情報

1884年(明治17年)創業以来、家訓である「手造りに秀でる技はなし」を守り続け、米と米麹を原料とした純米酒のみを醸しています。1年間に製造できるのは600石(一升瓶に換算すると6万本)のみ。手造りによる伝統の酒造りを守るため、奥播磨が手に入るお店も限られています。

下村酒造店(兵庫県姫路市)
【住所】兵庫県姫路市安富町安志957
【HP】https://okuharima.jp/
【Instagram】@okuharima_official

古酒のような熟成感とまろやかな口当たり…【諏訪泉】(鳥取)

カップ酒_鳥取_諏訪泉

こんなお酒です!

色は黄金色のような艶やかさ。カップ酒では珍しいのでは!?古酒のようでもありますが、カップへの記載は「純米酒」のみ。香りも熟成感がしっかりとありますね。味わいとしては酸味もありつつ、コクと旨味がだいぶ強い印象です。口当たりはとてもまろやか。じんわりと苦みが広がり、その後の余韻はお米の甘みがゆっくりと続いていく感じです。人肌燗〜ぬる燗(35〜40℃)にすると、味わいと香りが広がりを増します。

ベストマッチ!

鳥取カップ酒_諏訪泉アレンジ

熟成された芳醇な味わいの諏訪泉をバニラアイスに…。独特な風味のあるブランデーやラム酒をアイスにかけると美味しいですが、日本酒でも美味しくなりました!最初に諏訪泉の濃厚な香りと強い旨味が鼻に抜けて、あとからバニラアイスがマイルドにまとめてくれます。今回はバニラ味を選びましたが、チョコレート味にしても美味しいはず!

酒蔵情報

1859年(安政6年)創業。もともとは参勤交代の宿場町だったこの地で旅館業をしていましたが、造り酒屋へ転向。日本酒造りを題材とした漫画『夏子の酒』をテレビドラマ化した際は、こちら酒蔵さんが舞台となりました!

諏訪酒造(鳥取県八頭郡)
【住所】鳥取県八頭郡智頭町大字智頭451
【HP】http://suwaizumi.jp/

シルキーなのどごし&しっかりとした酸を楽しむ…【小雪】(鳥取)

カップ酒_鳥取_小雪

こんなお酒です!

少しツンとした酸っぱい香り。上澄みだけを飲んでみると、強めの酸とピリッと効いてくる辛さが印象的です。カップに沈んでいる澱(おり)は、だいたい1cmくらい。全体をかき混ぜてみるとシルキーな口当たりに変化するのが、にごり酒の楽しみの1つ!澱そのものは多くないので、舌触りが気になったり飲みにくさを感じるということは全くありません。苦みはほとんどなく、丸みのあるお米の旨味もありながら、でも甘さは控えめなので食中酒向き♪

ベストマッチ!

鳥取カップ酒_とうふちくわ

美味しい組み合わせは、鳥取県東部で食べられている郷土料理【とうふちくわ】。豆腐と魚肉のすり身を練って蒸したちくわです。しょうがやわさび醤油をつければ、それだけで立派なお酒のアテになりますよ。にごり酒ならではの滑らかな口当たり、優しい味わいとの相性はぴったり!また、小雪が持つ酸が魚の風味を引き立ててくれます。

酒蔵情報

1856年(安政3年)創業。1985年にはより良い環境を求めて、醸造場を標高300mの澄んだ空気に包まれた大山(だいせん)山麓に移転。「八郷(やごう)酒造りの会」というものを主催していて、日本酒好きの方を対象に田植えから稲刈り、そして酒造りまで体験できる活動を通して、地域を盛り上げています。

久米桜酒造(鳥取県西伯郡)
【住所】鳥取県西伯郡伯耆町丸山1740-50
【HP】http://g-beer.jp/kumezakura/

ふくよかな米の旨味とキレのよさの絶妙なバランス…【土佐鶴】(高知)

カップ酒_高知_土佐鶴

こんなお酒です!

ふくよかな香りがふわ〜っと漂います。口当たりとしては滑らかで、丸みのある米の旨味の中に、ピリッとした酸が効いてきて、その味わいの変化がとても楽しいです!どちらかというと少し辛口寄りのタイプ。酒蔵さんおすすめの飲み方は45〜50℃のお燗。純米酒ならではのコクが、より際立ったように感じられました。さらに辛さも鮮明になって、飲みごたえもアップ!

ベストマッチ!

高知カップ酒_おつまみ_かつお

袋を開けてそのまま丸かじりできる『姫かつおスティック』!私が選んだのは、しょうゆ味とピリ辛味。ほかにも塩レモンやにんにくなど、種類も豊富!土佐鶴は味わいがしっかりしているので、濃い味付けの料理と一緒に飲んでも負けることなく、むしろ相乗効果で美味しくなります!

酒蔵情報

1773年(安永2年)創業。辛口な味わいの中にも澄んだ旨味があり、“酔い心地がよい”のが特徴です。王道の日本酒はもちろん、宇宙育ちの高知県産酵母を使った世界初の純米吟醸酒「夢追い酒 土佐宇宙酒」なるものも!

土佐鶴酒造(高知県安芸郡)
【住所】高知県安芸郡安田町安田1586
【HP】https://tosatsuru.co.jp/
【Instagram】@tosatsuru

華やかな香りと心地よい甘さのある余韻が続く…【南】(高知)

カップ酒_高知_南

こんなお酒です!

洋梨のようなフルーティーで華やかな吟醸香。お米の旨味をしっかり感じられる芳醇な味わいで、少し甘めな印象ですね。ただ、甘さの中にもキリッとした辛さがあって、じんわりとした酸と甘みが余韻として心地よく残ってくれます。アルコール度数は17度と少し高めなので、炭酸水で割って楽しむのもアリ。甘さと辛さの絶妙なバランスをぜひ楽しんでいただきたいです!

ベストマッチ!

高知カップ酒_南のアレンジ

高知県香北町の森の『青しそとゆずのシロップ』と日本酒を1:3の割合で混ぜるだけの簡単レシピ。青しその清涼感、ゆずの甘酸っぱさ、そして南が持つ甘みのある旨さ…この3つが見事にマッチします!お好みで、細かく刻んだ青しそやゆずの皮を仕上げにふりかけても美味しいですよ〜

酒蔵情報

1869年(明治2年)創業。地元で多く流通している「玉の井」のほか、1998年には新ブランド「南」が誕生。首都圏への進出という狙いもあり、蔵元自ら東京のイベントに足を運んで酒販店やお客さんと交流しながら完成させました。

南酒造場(高知県安芸郡)
【住所】高知県安芸郡安田町安田1875

厚みのある米の味わいをじっくりと感じる…【万齢】(佐賀)

カップ酒_佐賀_万齢

こんなお酒です!

冷酒で飲んでみると、ひとくち飲んだ瞬間のどっしりとした旨味がとても特徴的。厚みを感じる米の味わいがあるのですが飲みにくさは全然なくて、すっきりとしています。酸味もわりと強く感じられて、これがキレのよさに繋がっているのかなと思います。甘さは控えめで、苦味もそんなにない気がします。

ベストマッチ!

佐賀カップ酒_万齢_緑茶

万齢と緑茶を1:1の割合にしてつくる【緑茶割り】。ほどよいお酒感とお茶の渋みが絶妙なバランスになって美味しかったです。ポイントとしては、”濃い味”ではない普通の緑茶を使うこと。このアレンジは、お燗にした万齢を温かい緑茶で割るのもおすすめ。夏は冷やして、冬は温かくして…1年中いつでも楽しめますよ♪

酒蔵情報

江戸時代末期の創業。1990年、時代の変化とともに需要が減少したことにより酒造りを休止しましたが、7代目である小松大祐さんが再建のために脱サラして復活!日本酒のほかに純米焼酎「おおち」や「飲むみりん」なども造っています。

小松酒造(佐賀県唐津市)
【住所】佐賀県唐津市相知町千束1489
【HP】https://www.manrei.jp/

フレッシュ感&清涼感でさらっと飲める…【天吹】(佐賀)

カップ酒_佐賀_天吹

こんなお酒です!

透明感のあるゴールドっぽいきれいな色。お酒本来の旨味を残すために、なるべく濾過を控えているそうですよ。香りは穏やかですが、フレッシュで少し甘酸っぱいようにも感じます。飲んでみると、青っぽいというか緑っぽいというか…すっきりとした清涼感と引き締まった味わい。口当たりが滑らかで、さらっと飲める辛口タイプのお酒。酒蔵さんのおすすめ温度は、5〜15℃、20〜25℃!

ベストマッチ!

佐賀カップ酒_天吹おつまみ
有明海で育った旨味と口どけのよさが自慢の『焼き海苔』と、コリコリ食感の珍味『海茸(うみたけ)の粕漬け』は酒好きにはたまりません!天吹が辛口な味わいなので、ちょっとクセのある珍味系のおつまみとも相性ヨシですよ〜。酒粕のコクのある風味と天吹のスパッとキレの良い後味…どちらも止まらない!

酒蔵情報

創業は元禄年間(1688〜1704 年)。通常の酒造りには清酒もろみから分離された清酒酵母を使用しますが、「天吹」では花から分離された花酵母を使用。オシロイバナやマリーゴールドなど、出したい香りに合わせて個性豊かな花酵母を巧みに使い分けます。

天吹酒造(佐賀県三養基郡)
【住所】佐賀県三養基郡みやき町東尾2894
【HP】https://www.amabuki.co.jp/
【Twitter】@amabukikinosita

Writer

いさわゆか
出身は宮城県仙台市、現在は東京都で暮らしています。飲食業への転職をキッカケに日本酒の勉強を始めました。日本酒の味わいはとても幅があって、どんどん世界が広がりますね。 一緒にお気に入りのお酒を見つけていきましょう!


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